運動能力を助ける食品成分が増えている 身体ロコモーション機能維持のため、骨格筋量を増進する働きが期待される食品成分を含む製品はすでに販売されており、分岐鎖アミノ酸を豊富に含有した製品やタンパク質消化・吸収を上昇させる処理をした乳タンパク質を主成分とした製品などが挙げられます。 また、高濃度の多価不飽和脂肪酸(EPA/DHA)摂取、ビタミンD摂取、唐辛子成分のカプサイシン摂取が筋量増強に結びつくと報告されており、これらの成分を含む機能性食品の登場も予想されます。 私たちが発見した柑橘成分のリモノイド類(ノミリン、オバキュノン)、あるいは複数のトリテルペン類(オレアノール酸、ベツリン酸等)には骨格筋において筋タンパク質合成を促進する効果があります。加齢に伴い十分な運動を継続できなくなったときに、筋量維持のために「運動をする」のではなく、種々の機能性食品を摂り、「運動を食べる」ことが現実化しつつ
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