日本にたったひとりだけ存在している渋滞予報士。その仕事は、「渋滞を予報する」だけではないようです。 たったひとりの“渋滞予報士” 今年もお盆渋滞が始まりました。渋滞を避ける唯一の方法は、NEXCOや日本道路交通情報センターが発表している「渋滞予報カレンダー」を見て、渋滞する時間帯を避けて走ること。渋滞の専門家である私(清水草一)も、これ以外に方法はないと常に推奨しています。裏技はないのです。 ところでその「渋滞予報カレンダー」を作っている人として、たびたびマスコミに登場するのが、日本にひとりしかいないという渋滞予報士です。 渋滞予報士はNEXCO東日本社内の名称で、正式な資格ではありませんが、2007(平成19)年からメディアに登場。2年後の2009(平成21)年から、リーマンショックへの緊急経済対策として「高速上限1000円」が始まり、渋滞が爆発的に増加したことで、一気に注目を集めるよう