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ブックマーク / sto-2.que.jp (23)

  • 角川文庫の『赤毛のアン』の表紙を吉野朔実が描いている - 第弐齋藤

    Comments:1 はやし(哲) 08-07-09 (水) 14:07 http://www.asahi-net.or.jp/~wf9r-tngc/otouto.html でタニグチさんが紹介してますが、「の雑誌」の連載(をまとめた)で、この表紙を描いた経緯に触れてます。 Comment Form Name (必須) Mail address (非公開) (必須) URI Remember personal info Yes No Commentスタイル指定用の一部の HTMLタグが使用できます。 Add Your Comment Trackbacks:0 Trackback URL for this entry http://sto-2.que.jp/archives/98/trackback Listed below are links to webl

  • 松本仁一『カラシニコフ』が文庫になっとる。 - 第弐齋藤

    おお、松仁一『カラシニコフ』が両方とも文庫になっとる。21世紀的に必読だな。特に伊藤計劃の『虐殺器官』とか『MGS』とか冲方丁の『シュピーゲル』シリーズとか、そのへんが好きな人は道義的義務として読んでおくべきだと思う(マジで)。つまり、我々が好きな絵空事たちは何を前提として成り立っているのか、というお話だから。 松仁一『カラシニコフ I』 [Amazon] 松仁一『カラシニコフ II』 [Amazon] —- あとこのへんも義務。 デーヴ・グロスマン『戦争における「人殺し」の心理学』 [Amazon] P.W.シンガー『戦争請負会社』 [Amazon] P.W.シンガー『子ども兵の戦争』 [Amazon] 伊勢崎賢治『武装解除 -紛争屋が見た世界』 [Amazon] Popularity: 11 %関連記事このサイトを介してよく売れた 2008年07月分まとめ2008年06月に読ん

  • ジョン・ロンスン『実録・アメリカ超能力部隊』

    ジョン・ロンスン『実録・アメリカ超能力部隊』 [bk1][amazon] やべぇちょい読みするつもりだったけど止まらなくなった。 ジョン・ロンスン『実録・アメリカ超能力部隊』 [bk1][amazon] 超面白い。 超能力……しかもテレポートとか、テレパシーとか、サイコキネシスとか、心霊治療とか「それなんて『超人ロック』?」級のやつ……をガチで戦争に利用しようというトチ狂った陸軍将軍の話がいきなり始まってガッツポーズ。 その後も、米軍は超能力を使える兵士<ジェダイ>を作ろうとしてた、とか、その成果で見つめるだけで山羊を殺した邪眼使いがいましたよ、とか、ユリ・ゲラーはアメリカのスパイ、とか、小羊のような「象徴的な動物」を抱きかかえて「現地の音楽と平和の言葉」を奏でつつ「きらきらと光る瞳」で人々にあいさつし敵を「自発的に抱擁する」という「世界を楽園へとみちびくことがアメリカの役目」『第一地球大

  • 小川隆章『フューチャー・イズ・ワイルド コミック版―驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界』

    小川隆章『フューチャー・イズ・ワイルド コミック版―驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界』 [bk1][amazon] そう! 俺が読みたかったのはコレ! 小川隆章『フューチャー・イズ・ワイルド コミック版』 [bk1][amazon] がすごい面白かった 。 人類が地球上から消え去った500万年後、1億年後(!)、2億年後(!!)の超遠未来の地球を舞台に、そこに暮らしている、科学的根拠に基づいて空想された未来生物たちの生態がドラマチックに描かれる。 『フューチャー・イズ・ワイルド』も悪くはなかったが想像力にCGが追いついていない感じがしたのね。 けど、これは良い。 人の手による精緻な画、読む者の理想と夢想と想像によって細部はカンペキに補完されうる。 そして感情を移入することができるドラマ。 良い、凄く良い。 俺が読みたかったのはまさしくコレだ! 俺が見たかったのはこういう絵面だ! まるで

  • 仁木英之『僕僕先生』

    第18回日ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。 あ〜そうなんだ、日ファンタジーノベル大賞受賞作、どれどれ? と思ってAmazonの評見たら 内容(「MARC」データベースより) 退屈している暇はない! 不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人“僕僕”と、まだ生きる意味を知らない弱気なニート青年“王弁”が、5色の雲と駿馬を走らせ、天地陰陽を駆け抜ける! 美少女仙人ミーツニート青年? それなんてエロゲ? とか思ってたらまだ甘かった。 「名乗っておかねばなるまい。姓は僕、名も僕、字はそうだな、野人とでもしておくか」 「僕僕?」 真面目な顔をしてからかわれているのかと彼はあっけにとられる。 「ボクにとって名前など何の意味もない。目の前にいるキミがボクのことを認識するのに何か特別な名前が必要か?」 「え? は、はあ……」 ボクときた。 僕僕先生「ボクっ娘」ですよ。 いや、タイトルで僕っ

  • 第弐齋藤 土踏まず日記 : 皆川ゆか『評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡』

    皆川ゆか『評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡』 上下巻 [bk1][amazon][bk1][amazon] 「評伝シャア・アズナブル」面白かった。 作中にあった出来事は基的にすべて事実(この場合は「史実」か)と看做す、というスタンスは『すごい科学で守ります!』に近しい。 愛と知性がそれを可能にする。 「評伝」の名に偽りはなく、歴史ノンフィクションの形をとったフィクションとして十二分に楽しめた。 しかし、それよりも、『機動戦士ガンダム』シリーズを統括する作品論、評論、批評としての価値が高いように思われる。 こちらのほうは、シャアを一人の個人として捉え、さらにそれをトミノフスキー監督の抱えたルサンチマンと結びつける「しろはた」=田透の芸風に近しい。が、皆川ゆかのそれのほうが硬度、錬度、鋭度において数段優れている。 なぜならば、田の評論が、芸風として、大いなる先達たち、宗教者

  • 芝村裕吏/アルファ・システム『Aの魔法陣リプレイブック 式神の魔法陣編』

    芝村裕吏/アルファ・システム『Aの魔法陣リプレイブック 式神の魔法陣編』 [bk1][amazon] いかん『Aの魔法陣リプレイブック』が死ぬほど面白い。 テーブルトークRPGのリプレイを読みながら、腹が痛くなるほど笑ったのは初めてだ。 『Aの魔法陣』とは芝村裕吏(『ガンパレード・マーチ』! 『絢爛舞踏祭』!)がデザインしたテーブルトークRPGルール。 リプレイってのはじっさいのプレイを元に、それを芝居の脚のように文章に書き起こした読み物です。 で、このリプレイが面白いのなんの。 曰く「エースゲーマー」たちによるプレイらしく、おいおい「エース」ってなんだよ、どうせまた芝村流の気の利いたハッタリだろうと思ってたら、これがホントに凄かったんで驚いた。 ルールもろくすっぽ知らない人間が、素で「凄い」と思える、まさしく「曲芸」。 それを成し得るのは完全に不可能に思える状況を、ゴゾリゴゾリと切り

  • 第弐齋藤 土踏まず日記 : スーザン・A・クランシー『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』

    スーザン・A・クランシー『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』 [bk1][amazon] スーザン・A・クランシー『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』を読む。 タイトルが「誘拐されたと思うのか」なのがミソ。 宇宙人による誘拐=エイリアン・アブダクションそのものには否定的立場をとりながら(……まぁ、著者自身は肯定者・ビリーバーではない、わりかし常識的な科学者ですから……)ではなぜ、人はそんな突拍子もない主張をしうるのか、という人間心理の問題に切り込んでいくわけです。 エイリアンに誘拐されたと主張する人々のヘンさ・奇矯さに対して、できる限り冷静に、その生の声に迫ろう、という姿勢が大変興味深い。 (ご苦労なさってます! ごく控えめに言っても!) 著者、スーザン・A・クランシーの冷静さとヒネたユーモアのセンス、そのバランスが絶妙で、文章読んでいて笑っちゃうんだよな。 例えばこんな感

    stella_nf
    stella_nf 2006/09/19
    謝れ! D&DプレイヤーとプログラマーとSFマニアとトレッキーに謝れ!(w>スーザン に同意
  • 「なに読んでるの? 長門さん」−第11話『射手座の日』

    アニメ『涼宮ハルヒの憂』に登場する読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。 では第11話『射手座の日』から。 長門有希、ノイマン型電子計算機の楽しさを識る。 今回は洋書。 そのせいか表紙は大々的に映る。 「STARP…」までは読み取れるか。 えー「STARP…」……「STARP…」……。 「STARPLEX」! Robert J. Sawyer! ロバート・J・ソウヤーの「スタープレックス」! その北米版ですね。 99年にハヤカワ文庫SFから邦訳もでてます。 Aamzonの評を参考にするに、スタートレックみたいな宇宙冒険SFですってよ!

  • 「なに読んでるの? 長門さん」−第9話『サムデイ イン ザ レイン』

    アニメ『涼宮ハルヒの憂』に登場する読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。 では第9話 『サムデイ イン ザ レイン』から。 初のTVアニメオリジナルエピソード。 長門有希、部室でを読む。 今回は書名が見え見えなので超簡単。 一冊目が阿部和重『グランド・フィナーレ』。 二冊目が綿矢りさ『蹴りたい背中』。 阿部和重『グランド・フィナーレ』が第132回芥川賞受賞作。 綿矢りさ『蹴りたい背中』が第130回芥川賞受賞作。 長門さん的には芥川賞受賞作祭りが行われていたご様子。 第131回芥川賞受賞作、モブ・ノリオ『介護入門』が抜けているので、この二冊のあいだにあったのかも知れない。

  • 本を積んでいたら、かもしてるやつを見つける

    Excerpt: 第弐齋藤 土踏まず日記で石川雅之『もやしもん』の3巻でかもし中のやつ発見!とあったので、我が家にある『もやしもん』をチェック。下から、1巻、2巻、3巻(特装版)です。1巻ではまだかもされてませんが、2巻と3巻はしっかりかもされてます。 BlogName: StarChartLog Date: 2006/05/28 09:22:40

    stella_nf
    stella_nf 2006/05/27
    特装版で確認
  • 「なに読んでるの? 長門さん」−第8話『孤島症候群』

    アニメ『涼宮ハルヒの憂』に登場する読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。 では第8話『孤島症候群(後編)』から。 前編の回想シーン。 これはピーター・アントニイ『衣装戸棚の女』。 いただいたコメントによればこれも文脈に沿った選択である、とのこと。

  • 「なに読んでるの? 長門さん」−第7話『ミステリックサイン』

    アニメ『涼宮ハルヒの憂』に登場する読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。 では第7話『ミステリックサイン』から。 神林長平『膚の下』。「はだえのした」。 『あなたの魂に安らぎあれ 』、『帝王の殻』に続く「火星三部作」の完結編。 神林長平『膚の下』は、人間と機械(人造人間、人工知能、機械人……非人類知性?)とのコミュニケーションをテーマに書かれた作品(このテーマを神林長平は書き続けてきた、と言った方がいいかもしれないが)。 『涼宮ハルヒの憂』と神林長平『膚の下』を両方読んでいる人が見れば「なるほど」と思うセレクションかもしれない。 キョンのあのモノローグを背景に、ここで長門さんに『膚の下』を読ませる。 う〜ん、わかってるなぁ。 いや、単純に感嘆しよう。 なんつう美しいシーンだ。

  • 「なに読んでるの? 長門さん」−第6話『孤島症候群』

    アニメ『涼宮ハルヒの憂』に登場する読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。 では第6話『孤島症候群(前編)』から。 長門有希、海へ行く。 書名が窺えるので簡単ですね。 ピーター・アントニイ『衣装戸棚の女』。 今回はSOS団の合宿なので文庫です。

  • 「なに読んでるの? 長門さん」−第5話『涼宮ハルヒの憂鬱 III 』

    アニメ『涼宮ハルヒの憂』に登場する読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。 では第5話『涼宮ハルヒの憂 III 』から。 長門有希、図書館へ行く。 長門有希の読みぶりをふら〜っとした歩調で表すこと見事。(原作どおり) 今回も書名が判別できない。 というか、表紙が白い以外わからないが、書名があることだけは窺える。 実在する書籍だろう。 原作に当たろう。 なんだか難しい名前の外国人が著者の哲学書を大切そうに抱える長門を急かして駅前に戻って来た俺たちを、三人は三者三様の反応で出迎えてくれた。 「難しい名前の外国人が著者の哲学書」という明記があり、そして表紙が白く、長門有希の100冊の中に含まれている。 ここまで絞り込まれたならば簡単だ。 ドイツの哲学者、ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの代表的著作『精神現象学』。 その長谷川宏訳であろう、と推

  • 第弐齋藤 土踏まず日記 : 「なに読んでるの? 長門さん」-第4話『涼宮ハルヒの退屈』

    アニメ『涼宮ハルヒの憂』に登場する読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。 では第4話『涼宮ハルヒの退屈』から。 今回は難しい! 拡大しても書名が読めない! ので、表紙で判断するしかないのだが……さすがに俺の記憶にはなかったので某所にてお伺いをたててみたところ笠井潔『哲学者の密室』ではないか? とご教示いただいた。 (ありがとうございます。) e-NOVELSのこちらのURI(http://www.so-net.ne.jp/e-novels/aut/k001/bkk001-15.html)にて書影が確認できる。 間違いない。 笠井潔『哲学者の密室』。 いま入手しやすいのは創元推理文庫版かしら。 『バイバイ、エンジェル』『サマー・アポカリプス』『薔薇の女』に続く「矢吹駆シリーズ」の第4作目だ。 1992年刊のハードカバー版をわざわざひっぱりだしてくるなんて……

  • 「なに読んでるの? 長門さん」−第3話『涼宮ハルヒの憂鬱 II 』

    アニメ『涼宮ハルヒの憂』に登場する読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。 では第3話『涼宮ハルヒの憂 II 』から。 これも簡単。 サイモン・シン『暗号解読』。 暗号技術が人類の歴史の中でどのように発展してきたか、いかに重要な役割を果たしてきたか、そしていまの私たちの生活にどれだけ深く関わっているか、その背景にあるドラマとロマンとを語る名著であります。 イイねぇ。

  • 「なに読んでるの? 長門さん」―第2話『涼宮ハルヒの憂鬱 I 』

    アニメ『涼宮ハルヒの憂』に登場する読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。 まずは放送第2話『涼宮ハルヒの憂 I 』から。 これは簡単。 第2話『涼宮ハルヒの憂 I 』で読んでいたのはダン・シモンズ『ハイペリオンの没落』のハードカバー版。 <ハイペリオン>二部作の完結編。 文庫ではなくハードカバーであるのが彼女の出来ているところ。 だからこのあとキョンに貸したのは<ハイペリオン>二部作の第一作目。 ダン・シモンズ『ハイペリオン』となる。 ちなみに原作『涼宮ハルヒの憂』での描写はこう。 睡眠薬みたいな名前のカタカナがゴシック体で踊っていた。SFか何かの小説らしい 次は 相も変わらず長門有希は定位置で土星のマイナー衛星が落ちたとかどうしたとかいうタイトルのハードカバーを読み続け、 原作どおりに『ハイペリオン』を読ませるアニメ制作者の心意気こそ見事!

  • YouTubeにおける『涼宮ハルヒの憂鬱』MAD映像まとめ

    YouTubeにおける『涼宮ハルヒの憂』MAD映像をまとめる。 MAD映像の常として著作権法を完璧に無視しているかも知れぬ。 鑑賞は自己責任においてどうぞ。 まずはここから。 MAD映像との親和性の高さは自主制作映画特有のアナーキズムにも通じるからか。 SOS団による自主制作映画「朝比奈ミクルの冒険 Episode 00」オープニングテーマ「恋のミクル伝説」 YouTube - anime Asahina Mikuru no Bouken OP http://www.youtube.com/watch?v=zDCjo9U0agk そしてエンディング系。 エンディング・テーマ『ハレ晴レユカイ』。 YouTube - Suzumiya Haruhi no yuuutu --ending  dance Large http://www.youtube.com/watch?v=qHfYM

  • 夏の読書感想文秒殺コンクール 2003

    読書感想文秒殺」で検索をかけてきた君。 君、最高。 君が読書感想文を秒殺してやりたい気持ちはよくわかる。 痛いほどわかる。 たしかにあれだ。 自分がを読んだ感想を、他人から(しかも教師とかいう野蛮人に)強要されるのは「お前の魂を寄越せ」と言われているに等しい、デリカシーをまったく欠いた悪魔的な行為だ。 おし。 おいちゃんにまかしとき。 というわけで。 「夏の読書感想文秒殺コンクール 2003」を開催します。 えー。 言っちまえば「読書感想文」を書きましょうよ、ってことです。 しかも、読書感想文なんて書きたくないなぁ、と思っている中高生がそれを原稿用紙に書き写せばそのまま提出できるようなやつ。 だって、夏だし。 夏休み終わっちゃうし。 以下、参加規定。 レギュレーション。 「読書感想文なんて書きたくないなぁ、と思っている中高生がそれを原稿用紙に書き写せばそのまま提出できること」を

    stella_nf
    stella_nf 2005/08/11
    一昨年やりました