コンゴ、ウガンダ、ガーナ、ブルキナファソ、コートジボワール……アフリカ各国で著者が出会ったのは、なんと日本の新宗教を信じる現地住民たちだった。統一教会、創価学会、真如苑、崇教真光、幸福の科学、ラエリアン・ムーブメント、天理教などを信じる彼らの生活や思い、現地での実像や人気の理由に迫る、唯一無二のルポ。その後の情報を追記し、新章を増補。 解説 安田峰俊 カバーイラスト 太田マリコ カバーデザイン 中村道高(tetome) まえがき 第1章 ラエリアン・ムーブメント 「科学は宗教に代わる」/ラエリアンとの出会い/テレパシー交信/モットーは「強制 しないこと」/ラエリアンはフリーセックス団体か?(アフリカでの事例)/「他者を 愛する前に自分自身を愛さなければいけない」/ラエルのアフリカ賛美/どうしてラエ リアンになったのか/ラエリアンに魅せられるアフリカ的な理由 第2章 幸福の科学 東大卒、元商
長年「インターネット上で最も正体不明の楽曲」として扱われてきた曲の出自が解明されて、曲を作った人物がその証拠もあると名乗りを上げている。 長年、インターネット上では1980年代中盤にドイツのラジオ番組で録音されたニュー・ウェーヴの楽曲についてその出自を解明しようとする試みが行われてきた。2007年にリディアと名乗る人物がオンライン・フォーラムにアップした楽曲は兄のダリウスがカセットテープで録音したものとなっていた。 出だしの歌詞から“Like the Wind”と呼ばれてきたこの曲はインターネットにおける謎として扱われるようになり、YouTubeの動画や「The Mysterious Song」というサブレディットでも解明の試みが行われるようになっていた。 しかし、11月4日にレディットのコミュニティで「Marijn1412」という人物はこの曲はドイツのバンド、FEXによる“Subways
村八分はロックンロールの魂を掴んでいた――久保田麻琴が魅力を語る!! 71年から73年にかけてのわずかな活動期間にもかかわらず、日本のロック黎明期にその名を刻んだバンド、村八分。ヴォーカルの柴田和志(通称チャー坊)とギターの山口冨士夫を二枚看板とする彼らは、ローリング・ストーンズばりの危険な香り漂うロックンロールを鳴らし、解散後もカルト的な人気を獲得した。先頃『一九七三年一月 京都大学西部講堂』『三田祭 1972』という村八分の貴重音源がアナログ化されて話題となったが、このたび最初期のスタジオ録音と71年7月のライヴ音源をまとめた『1971(くたびれて/ぶっつぶせ!!)』がアナログ・リリース。ジャケットには村八分結成前、サンフランシスコのアパートで撮影されたチャー坊の未公開写真が使用され、前2作同様、久保田麻琴がリマスタリングを施した。村八分と同時期に裸のラリーズのメンバーとして活動し、当
制作から50年を経て、 アメリカで、そして日本で初の劇場公開 2022年デジタル修復版 監督:ロバート・マンスーリス 出演ミュージシャン:B.B.キング バディ・ガイ ジュニア・ウェルズ ルーズヴェルト・サイクス ロバート・ピート・ウィリアムズ マンス・リプスカム ブッカ・ホワイト ソニー・テリー ブラウニー・マギー ファリー・ルイス ジミー・ストリーター 出演俳優:ローランド・サンチェス オニケ・リー アメリア・コルテス ウィリアム・L・エヴァンス 1973年(2022年2K修復版)/フランス/英語/88分/1:1.33/字幕:福永詩乃 /英題:THE BLUES UNDER THE SKIN/原題:LE BLUES ENTRE LES DENTS /©︎1973-2022 NEYRAC FILMS 配給:オンリー・ハーツ 協力:ブルース&ソウル・レコーズ 今 祥枝 ライター/編集者 絵
11月3日はタワーレコード渋谷店地下のCUTUP STUDIOで面影ラッキーホールのライブ。 Only Love Hurtsにバンド名を改名して、2018年頃までは割とライブを開催していたのですが、2019年11月のライブを最後に、フロントマンaCKyの難聴とかバンドメンバーの急逝とかコロナとかいろいろあって、その後ぱったりと活動の話を聞かなくなり。 それがこの8月、インディーズ期の1stアルバム「メロ」のアナログ再発のニュースが入ってきて、それは、と思っていたんですが、9月11日の仕事中に友人からLINEからDMからSMSまで、ありとあらゆるツールでもって連絡が入りました。 「11月3日、『メロ』再現ライブ開催決定」。 5年ぶり、しかも「メロ」の再現。ドキドキしながら昼休みにチケット押さえたのですが、夕方には完売。ギリギリセーフ。ありがとう友。 「メロ」は特別なアルバムなんです。 思春期
いや、タイトルの通り、いま、台湾からの翻訳マンガがひじょうに面白いことになっているので紹介しようという趣旨の記事なのですが、じつはほんの何日か前までぼくはその事実をまったく気づいていなかったので、あまり偉そうに「え、知らないの? 情弱乙www」とかドヤれないんですよねー。 まあ、ふつう知らないし、そもそも想像だにしないよね、台湾マンガがここまで面白いということは。 「ここまで」ってどこまでだよ、と思うかもしれませんが、ほんとに面白いんです、台湾のマンガ。もちろん、日本で翻訳され出版されている作品はその市場のなかの「トップ・オブ・トップ」、限られた最高傑作の一群なのだろうとは思うけれど、それにしてもめちゃくちゃ出来が良い。 ぼくはBLから百合まで出ているものをひと通り読んでみましたが、なんというかふつう、翻訳ものに付きまとうはずの「何かちょっと違うな」という「違和感」が皆無なんですよね。 映
試合の内容の是非というよりは、後世に残した影響の強さを重視して選出しました。 力道山vs木村政彦 1954年12月22日 蔵前国技館『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』でもお馴染みだが「プロレスとは何か」を深淵の底に落とした試合である。この試合の真実に関しては諸説あるが、ともかく力道山が木村をシュートで潰したことは単純に眼前の事実である。「プロレスとは八百長ではなかったのか?」日本プロレス史における「プロレスとは何か」という問いへの解答がこの一戦で全て分からなくなってしまい、今もその謎が解けたとは言い難い。また、当時のプロレス界は柔道出身が多かったものの、木村がこのような形で潰されたため、もし木村が勝っていたら今のプロレス界は柔道の系譜がもっと強くなってまるで違う別物に変わっていた可能性が高い。当時の日本の強さの象徴といえば柔道であり、その柔道をプロレスが上回ったのだから当時の衝撃た
東京都内に住む在日韓国人3世の金正則さん(70)がX(旧ツイッター)上で差別的投稿を繰り返されたとして、高校の同窓生に損害賠償を求めた「在日の金くん」訴訟。9月に入り、被告側から投稿は「差別に当たらない」と主張する書面が提出された。焦点となるのは、特定の国籍や人種を犯罪と結び付ける「犯罪者みなし」のとらえ方だ。(山田雄之)
「特にリサーチなどはしていません。私達なりのイメージで、日本文化や昭和のテイストに浸食されたアメリカを描きたかったので」 『昭和米国物語』のクリエイティブディレクターを務める羅翔宇氏はこのように語る。今年1月に公開されたトレーラーを見たことのある人なら、この発言には多少なりとも驚きが伴うはずだ。本作は中国の開発スタジオNEKCOM Gamesによるゲームで、舞台は日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカという架空の設定。鯉のぼりや地蔵に彩られたアメリカ。自由の女神が着物を身に纏い、ゴールデン・ゲート・ブリッジ(金門橋)には「金」と書かれた大提灯がぶら下がっている。 昭和の風味が詰まった看板やチラシ。平成3年=昭和66年に登場した大事MANブラザーズバンドの名曲「それが大事」をテーマ曲に選んでいるところも含めて、日本や昭和の文化を熟知したクリエイターによるゲームという印象を受けたのは私
世紀末の 「昭和アメリカ」 昭和66年、アメリカは経済的優位に立った日本にそのほとんどの領土を買われてしまった。 それと同時に起きた移民潮流による文化浸食は瞬く間にアメリカ大陸全域に及んだ。 アメリカ、かつて世界の頂点にして中心と呼ばれたトップ国家、 いまや日本の経済および文化的植民地となってしまった。 二つの異なる文化の急速融合、矛盾や衝突はあれど、時がたつにつれて段々と人々に受け入れられるようになった。 たとえそれが想像だにしなかったものだとしても。 死から蘇った少女 新作アクション映画のオーディションのため、 スタンドマンだった19歳の蝶子は妹とともにかつてハリウッドと呼ばれた新横浜へとやってきた。 映画スターになるという夢を胸に空港に到着した蝶子。 しかし、黒装束の人たちの襲撃に遭い、殺され、死体を郊外の荒野に埋められた。 妹も行方不明に... 蝶子の夢はここで終わりを告げることに
もしも年号が昭和のままで、日本がアメリカを文化的植民地下に置いていたら?というユニークな舞台設定が特徴の『昭和米国物語』。そんな本作の新たなゲームプレイや発売時期が明らかとなる第2弾PVを先行公開! 第1弾PVからも様々な日本パロディが見られたが、今回もアニメ・漫画・特撮・ホビー・音楽・アダルトビデオと各方面から大量のパロディが確認できる。視聴の際はいつでも一時停止できるように構えておくといいかもしれない。 ■ゲーム概要 対応機種:PS5/PC 発売時期:2025年 ジャンル:世紀末ロマンRPG 公式サイト:https://showaamericanstory.com/jp/ ――――――――――― IGN JAPAN : http://jp.ign.com/ Twitter : https://twitter.com/IGNJapan Facebook : https://w
富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の2つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて本論の一部を連載します。 今回からはシリーズ「『イデオン』で獲得したテーマ」。その後の作品にも通底するものはなにか。全3回です。(バナーデザイン:山田和寛(nipponia)) 『ガンダム』との違い 『伝説巨神イデオン』は『ガンダム』放送終了直後の、1980年5月から放送が始まった。富野はこの『イデオン』で『ガンダム』以上に作劇に踏み込んでいく。また現時点から振り返ると、富野は『イデオン』を通じて、戯作者として追いかけていく‟テーマ”とでもいうべきものを掘り当てたと考えられる。 まず富野が、『イデオン』の物語をどのように構築したかを確認しよう。 『イデオン』のメインスポンサーはトミー(現・タカラトミー)。「戦車」「タンクローリー」「幼稚園バス」が変形合体して巨大
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