石油情報センターが7日発表した全国のレギュラーガソリンの平均価格(1リットルあたり、5日時点)は、前週(27日時点)より3・7円高い149・2円と、節目となる150円寸前まで上昇した。 昨年8月15日(150・2円)以来の高値で、上昇は3週連続。上昇幅が3円を超えたのは昨年3月14日以来となる。 米欧がイランへの制裁を強めたことで、世界的な原油の安定供給への懸念が強まった。日本やアジア諸国向けに輸出される原油価格の指標となるドバイ原油も2月下旬から1バレル=120ドル台と高値が続き、国内の石油元売り大手が卸価格を引き上げたのに伴い、小売価格も上昇している。円相場が1ドル=80~81円台と1か月前に比べ5円ほど円安となったことも、原油の輸入価格を押し上げる要因だ。