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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/hasidream (4)

  • 現代における成長。 - アセティック・シルバー

    雑記, 物語論『オールラウンダー廻』を読んでます。面白いです。二巻だったか三巻だったかの作者後書きで「努力・友情・勝利の復権(ルネサンス)を目的として描いています」みたいなことが書いてあって、少年漫画だなあと思った。いちいち復権せにゃならんのは大変しんどい作業というか回りくどいんですけど「動機を喪失した状態からそれでも前に進む為にはどうしたらいいのだろうか?」というのは現代人がいつも考えちゃうことのひとつのようで、それについて色々な回答が物語のなかで示されているように思います。ついったーでもいつぞや呟きましたが、現代人――というか若い人って基的に動機があんまりありません。ちょっと前のおじさんおばさん達のなんと動機の溢れること。それに比べるとぼくら若者は基的に目が澱んでおり、やる気がありません。どうでもいいや、っていうのが基調低音ですよね。なぜこんなにやるきないの? というと色々個別問題

  • 『とある魔術の禁書目録』についてメモ - アセティック・シルバー

    ラノベ, 雑記 文章が下手。 というところに全面的に目をつむって読むとけっこうおもしろいラノベ、という感じ。文章が下手なのは間違いない。断言する。絶対下手。読みにくくて仕方ない。ただし。それを差し引いても十分に独特さがあるのはたしかだ、とも思う。たとえばキャラクターの造形の仕方。抽象的な概念をベースにキャラクターが造られていて、当麻の「偽善使い」や、周囲にいる人間すべてを傷つけてしまうがゆえに「最強ではなく無敵を目指した」というアクセラレータのキャラなど、なかなかに個性があると思う。そしてまた、そのキャラクター同士のかみ合わせ方が奈須きのこばりに上手くて、「その人だから救うことができた」を描くのがとても上手い。「超電磁砲」こと御坂御琴と主人公の上条当麻の関係がまさにそうで、それはコミカライズの『とある科学の超電磁砲』を読むほどにそう感じる。御坂御琴では「どうしてもできなかった」ことを、上条

  • マクロスF 異星起源種との殲滅戦争について - アセティック・シルバー

    物語論, 感想, アニメそういえば、マクロスF(の筋立て)が面白く感じられるようになりました。色々と仕込んであったんでしょうが、それバラすのはだいぶ遅かったー……というか。バラしたのを前提にしてどうすんの?って話なのでは?とも思いますが、まぁ、それは置いておく。23話のシェリルかわいーとかも思うけど、どう考えても不安の裏返しでしかないので、心が痛くて可愛いとかそもそも思えない(笑)。ともあれ筋立てですよ筋立て。 マクロスFって、実は『異星起源種との殲滅戦争』モノでもあるので、このブログでよく記事を書いている『マブラヴオルタネイティヴ』ともかなり深い関連があるんですよね。物語に登場してくるバジュラという生き物は、高い適応能力をもち、しかも人間たちよりも物量という点において勝っているところ、それによって人類が追い詰められている所なんかとくに似ている。 もともと、歌とハイスピードバトルシーンを組

    str017
    str017 2009/12/02
    すごく同意でき、さらに脳内のつっかかりが取れてスッキリした
  • 『ひまわり』の失敗は「同人ならではさ」の不足。 - アセティック・シルバー

    雑記, 同人, ビジネス, エロゲtwitterに投稿していたことをこちらで転載。 hasidream 昨日の『ひまわり』もっと広がれよ記事は、つまる所「戦略的にはすでに負けているんだから、戦術でひっくり返すべく努力しようぜ」という話ですね。 昨日の記事、とはコチラの記事のこと:それでもぼくは『ひまわり』を薦める。 - アセティック・シルバー 以下は『ひまわり』が売れるために必要だった戦略的なミスについての投稿です*1。 hasidream  『ひまわり』って、イベント絵とか少なくても、演出がとっても細かく指定してて表現が上手いからあまり気にならないよね。特に充実しているのが「立ち絵の差分(立ち絵自体は少ない)」と「BGM」。どっちもむちゃくちゃ充実してて、表現が適切な感じがする。  だからこそ「ひまわり」の戦略的な失敗点って「路線が商業エロゲと一緒」だった所なんじゃないかと思う。同人だか

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