もうやってらんないよ。とその人は言った。 彼はその2ヶ月後に、会社を辞めた。 彼の周りの人は、「なんであんなに有能な人が会社をやめるんだろう」と不思議に思ったが、彼の上司は理由を知っていた。 この前の人事評価の時、上司は彼に「協調性がないので、いくら成果をあげても、評価はできない」と言ったのだ。 彼は憤慨し、「協調性など、慣れ合いだ」と言ったが、上司はそれを聞き入れなかった。 今の会社を辞めて、会社を作るんだ。と、彼女は言った。 彼女は今年の営業成績No1の表彰を受けていた。このままいけば、出世コース間違いなし…と思われていた矢先、彼女は上司に「辞めます」と告げた。 上司は引き止めたが、彼女は頑として聞き入れず、「お世話になりました。」と言うばかり。上司はついに説得を諦めた。 「なんで会社を辞めるの?これから出世コースでしょう。」と皆が彼女に聞く。 「だって、もうこの会社で私より仕事の出来