かつて製薬企業で働きながら博士課程に学生として在籍しました。プライベートのお金・時間を使うので言う必要すらない事案ながら、「通う事実」について上司に伝えたところ、「見識を深めるための学びだとしても感心しないが、うらやましい」と言われ、「残業等を含め業務に支障がないようにだけは頼む」と念押しされた上、「(企業の文化から見て)個人的に目立つ行動は慎んだほうがあなたのためによいので、聞かなかったことにする」と上から言われました。 これは親身にしていただいた方からのアドバイスです。その方は私の出世にマイナスになる可能性があると直感したのでしょう。一方、私の方は「会社が一生の面倒を見てくれるわけでもあるまいし」と気にしませんでした。結果、私にとっては人生の選択肢は広がりました。 記事にあるように、少しずつよい時代になっていると思います。博士号は、日本以外の国では基本的に汎用資格だとみなされ、国際的に