コレスポンデンス分析 コレスポンデンス分析(対応分析、コレポンと短縮して呼ばれることもあります)は、数量化3類と同様の手法です。 ただし、その歴史と背景が異なります。数量化3類は林知己夫氏によって1952年に着想されましたが、コレスポンデンス分析は、その10数年後に、フランスのベンゼクリ氏によって提案されました。また、1980年代に西里静彦氏によって双対尺度法が提案されていますが、こちらも同様の手法です。 以上の手法は、その発展過程や適用分野の違いなどのため、対象とするデータの形に若干の違いがあります(多変量解析の基礎知識2-3.参照)が、基本の考え方は同じです。 コレスポンデンス分析の基本の考え方は、行列(分割表)において、行項目と列項目の相関が最大になるように、行と列の双方を並び替えることです。この場合の行列は、データシート、クロス集計表など、第1行(表頭)と第1列(表側)に注目す