統一教会に解散を命じた東京高裁はまさに〝異端審問〟だった。異議を唱えない「劣化した法律家たち」こそ亡国の徒【仲正昌樹】 旧統一教会に解散命令。全国統一教会被害対策弁護団の記者会見。全国統一教会被害対策弁護団の村越進弁護士(左端) 統一教会に解散を命じた東京高裁(三木素子)の決定(三月四日)には、示談・和解を「悪質な不法行為」と見なすとか、被害の訴えは確かに減っているが、“被害者”がまた増えるかもしれないとエヴィデンスもなく推測するとか、いろいろあるが、特に驚きだったのは、裁判所が統一教会の教義について独自の解釈を行い、それによって解散命令を正当化していることだ。大げさに聞こえるかもしれないが、これは、異端審問の発想ではないかと思った。 教義をどのように理解し、実践するかは本人たち以外に知り得ないのであるから、法はそこに踏み込まず、教義の評価については中立性を保つというのが近代法の大原則だ。

