「いい地域活性化のアイデア」はないか、という定番のご質問があります。地域で必要なのは単なる思いつきの「アイデア」ではなく、地味でも小さな実践の積み上げであり、その先に生まれていく知恵です。実際に地域を変えるのは、奇抜な提案をするアイデアマンではなく、必要なことから目を背けず、課題を解決しながら成果を収めていく人です。 今回は、地方では未だよくわからないアイデアを提案し続ける「お気楽アイデアマン」による地方の現場消耗について整理します。 否定も制約も考慮しないブレストで人材を消耗 「批判しないでアイデアを出し合いましょう」、「これはブレストですから制約とかで萎縮しない意見を」とかいって、アイデア出しの会議に膨大な時間をかける人がいます。確かに否定がなければ発言する側も気楽ですし、運営する側も気楽です。 しかし、地域での実際の取り組みは、「さまざまな人たちからの質問」「自分が考えもしなかったよ
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新しい持ち株会社「アルファベット」の立ち上げによって、グーグルはマイクロソフトにならないように最善を尽くしている。そして、最高経営責任者のラリー・ペイジは、ビル・ゲイツのようにはなりたくないのだ、ということを示唆している。 ゲイツが創立したソフトウェア・スタートアップは、テクノロジー関連の最大手企業に姿を変え、やがて世界中のほとんどすべてのコンピュータ・デスクトップを乗っ取った。その主力製品であるWindowsは、依然として優勢なデスクトップ・オペレーティングシステムである。さらに、Office等の生産性ソフトウェアは、事務職員にとってコンピュータを非常に貴重な存在とし、マイクロソフトはどんどん金を儲け続けた。 もっとも優秀なエンジニアはマイクロソフトを離れた このキャッシュフローでのおかげで、マイクロソフトは研究部門に資金を提供し、実際の事業とは直接の関係がないプロジェクトを行うもっとも
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自民党の武藤貴也議員(36)が、安全保障関連法案の反対デモをしている学生団体「SEALDs(シールズ)」について、「戦争に行きたくないは、利己的個人主義だ」とツイートして炎上中の事件。なぜツイッターでこのような発言をしたのか、真意を問いただしたく、本人に取材を申し入れた。 国会会期中ということもあり、党本部からメディアへの接触を避けるようにという話があるらしく一旦保留。今回の取材を受ける条件として、「発言を切り取らない」ことを伝え、発言の真意とツイッター炎上に対する今の率直な気持ちを聞くことを話し、武藤議員は電話取材に応じた。その主なやり取りをすべてお伝えしよう。 その前に読者に、今回炎上したツイッターの投稿はどのようなものだったのか、全文紹介しておこう。 問題のツイート全文はこれだ 「SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、
「あの部署に行きたい!」……そう言っても、うまくはぐらかされる。「こんな仕事がしたい!」……そう言っても、まじめに取り合ってもらえない。結局は組織の言いなりで、ただ食っていくためだけにやりたくもない仕事を続けなければならないのだろうか……。 そんな毎日を送っているアナタ、ちょっと「NG」を食らったからといって、すぐに諦めることができてしまうような仕事は「本当に心の底からやりたい仕事」と言えないのではないだろうか。 そこで今日は、会社から許可されるかどうかなんてことを案ずる前に「言い出しっぺ」になって始めてしまい、その仕事をいつの間にか会社を代表するサービスにしてしまったツワモノを紹介しよう。 ぶっ飛びサイトの“変集長” 皆さんは「デイリーポータルZ」をご存知だろうか。仮面ライダーを思わせるネーミングのこのサイト、月間で1500万PV(ページビュー=閲覧数)を稼ぎ出す、非ニュース系では異例の
本連載(過去の記事はこちら)は、これまで欧州企業におけるCSR(企業の社会的責任)の事例やトレンド、外部のリスクを企業活動の中でどのように対応すればよいのか、トップのコミットメントやトップダウンの重要性などについて解説してきた。 最終回の今回は従業員それぞれが、CSR・サステナビリティの重要性を理解し行動を起こす、つまり浸透した状態になるにはどうすればよいか考えていきたい。 「働きたい企業」に選ばれるインテルの戦略的CSR 米国カリフォルニア州に本社を置く世界最大の半導体メーカー「インテル」は、世界60カ国以上に約10万6700人の従業員が在籍する。2014年の売上高は559億ドル(約6.7兆円)、営業利益153億ドル(約1.8兆円)。これだけの高収益企業のインテルがCSRの戦略的な目標として掲げるのが、「従業員への配慮、地球への配慮、革新的な次世代の育成」だ。 インテルは成功のためには、
こんにちは。はたらく女性のかていきょうし、タブタカヒロです。 「はたらく女性のかていきょうし」のコンサルティングをしていて、女性からこんなご相談を受けることがあります。 「年上男性(おじさん)が多い職場で働いています。おじさんとの会話は得意なほうなので、おじさんワールドの中で問題なく仕事はできているのですが、時々、自分もおじさん化しているのではないかと不安になります」 おじさんワールドの中で仕事をするのが得意な女性もいれば、苦手な女性もいます。ちなみにボクは苦手なほうです。どちらのタイプにも言えるのは、おじさんワールドに同化するのは、あまりおススメできないということです。 日本の「おじさん」会社員を40代以上の男性とします。彼らは世代人口が多く、しかも男性比率が圧倒的に多い。ビジネス社会の多数派なので、自分もオトコ化するかオンナを使うかして切り込んでいく必要があるのではないかと考えるかもし
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医学部などの難関校に受かる生徒の特徴として、今回は「講義の聞き方、ノートの取り方」という視点から少しお話ししたい。 これも私の実体験を紹介しよう。医学部入試に特化したやや難しい生物の講義を担当していた頃、興味深い生徒がいた。 その生徒は東京の私立中高一貫校出身の男子で、いつも講義室の前のほうに座り、私の話によく耳を傾けていた。こちらに顔を向け熱心に話を聞いている風なので、最初は何ら気にとめることはなかった。 忙しくペンを走らせる生徒が大半の中…… だが、いつしか彼の挙動が気になり始めた。それは、私が黒板に書く膨大な板書を必死にノートにメモしているわけではないと分かったからだ。 ある日のことである。その日は細胞生物学の基本事項を扱う日で、動物細胞と植物細胞の違いについて説明していた。植物細胞では老廃物や色素を含む液胞が発達していること、植物細胞の外側が細胞壁で囲まれている点で両者には大きな違
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前回(5月10日)のコラム「日経平均、調整終了で再び2万円台に回復?」では、日本株が再度上昇する可能性を指摘したが、幸い、その通りになった。東証1部の時価総額は先週末の22日には約591兆円となり、ついに1989年12月の「資産バブル時」のピークを越えた。 しかし、メディアの話題として大きく報道されているだけで、投資家にはまったく高揚感はないはずだ。というのも、当時と比べて上場銘柄数は実に約6割も増えているのである。単純に上場時価総額を比較しても、あまり意味がない。 「平成のような資産バブルは二度と来ない」と言えるか しかしこの現象は、一部の強気論者にとっては、「大きな光明」なのだ。 平成の時の資産バブルは別格で、「もう永遠にあの状態は来ない」と認識されている。筆者は、いま毎週日曜日に更新しているブログで、「あの時」に資産バブルの真っただ中にいた金融法人営業部員として、永遠に来ないと言われ
第2回「生命保険と賭博は、もともと兄弟だった」でもお伝えしたとおり、保険とギャンブルは同じ仕組みでできています。人々は意外とそのことを知りません。よく引き合いに出されるのが宝くじです。宝くじと保険に共通するのは、多くの人たちの払う宝くじ代や保険料がプールされて、そこから賞金や保険金が払われる仕組みだ、ということです。 宝くじは抽選で当選者が決まりますが、保険の場合には死亡のような偶然の不幸が発生し、保険金という名の賞金が支払われます。保険が「不幸の宝くじ」と呼ばれるゆえんです。しかも、どちらも高い手数料が取られます。宝くじは約50%、保険はおおよそ30~60%がまず手数料として差し引かれ、残りが賞金や保険金として分配される仕組みです。 保険とギャンブルは兄弟 さらに、保険商品には高度なギャンブルのテクニックが潜んでいます。それが、「確率」です。高等数学を用いて不幸な事故の発生確率を計算しま
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某大手ウイスキーメーカーの「新社会人向けのメッセージ」が楽しみな季節になってきました。そう、伊集院静さんが新聞で書いていらっしゃるコラムですね。そんなイメージで、今回のコラムは若手のサラリーマンの読者を意識しつつ、綴ってまいりたいと思います。 苦しくても、節約はするな 新社会人おめでとう。 これから社会に一歩足を踏み出す君たちに、次の言葉を贈る。 「節約はするな」 総務省統計局の調査によると、「新規学卒者の初任給額」は、全産業ベースの男性、女性を合わせた平均が18万7100円。 「え~っ、たったのコレっぽっち」 そう思う人もいるだろう。でも、仕方がない。君たちは非常に大きなポテンシャルを持っている。が、会社側からすれば、そのポテンシャルは未知でもある。君たちが今後、どのくらい会社の利益に貢献してくれるのか、ほとんどわからないといっても良い。 だから、給料の発射台は、出来るだけ低く抑えようと
今、米国西海岸で最もバブリーな企業はどこか。グーグル? フェイスブック?リンクトイン? いや、IT系ベンチャーを中心とする、評価額10億ドル(約1250億円)以上の「ユニコーン」企業だ。 「ユニコーン」とは、シリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)であるカウボーイ・ベンチャーズの創業者が2013年11月、米IT系ニュースサイト『テククランチ』で使い始めた言葉だ。上場前の非公開企業、というところがミソである。 フォーブス長者番付の新顔はユニコーン創業者 アプリで写真や動画を共有する、ロサンゼルス本拠のモバイル・メッセージングサービス、スナップチャット。世界50カ国以上に進出し、既存のタクシー業界に揺さぶりをかけるタクシー配車サービス・アプリ・ベンチャーのウーバー(サンフランシスコ)。米欧やアジアなどに拡大中の空室賃貸仲介ベンチャー、エアビーアンドビー(サンフランシスコ)――。 多くの米国
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