谷岡 一郎 『図解 ツキの法則』(PHP研究所刊) 実際、「オレのやり方でプラスだ」と主張する人の多くは、回数が少なく、10回かせいぜい20~30回の経験で主張しています。 統計学上、試行回数が充分に大きいとき(これを「大数」といい、たとえば1000回)、その人の収支はかなり正確に予想できます。(中略) 『「ギャンブルのカラクリ」を確率・統計理論で説き明かす!』という副題のとおり、どうしたらギャンブルで勝てるのかを、確率論を用いながら解説してくれるのが本書だ(著者は大学教授。ただし専門は犯罪社会学)。 著者は、ギャンブルで勝つためにはどうしたらいいかを、“確実に負ける賭け方”を例に取り説明していく。例えば、確率統計で言う「大数の法則」によると、ギャンブルの結果はだんだん期待値に近づいていく。期待値が-20%ならば、ギャンブルをすればするほど結果は-20%に近づく。つまり1万円賭けたら800
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