政府による布マスク配布のおかげで、市中にマスクが出回り、価格も下がった――。安倍晋三首相が6日にインターネット番組で布マスクの「成果」を強調したことに対し、SNS上などで疑問の声が上がっている。確かに一部のドラッグストアの店頭にマスクは並び始めたが、そもそも布マスクは全世帯の約5%(12日時点)にしか届いていないはずだ。本当に街で売られるマスクの値段を押し下げる効果はあるのだろうか。【牧野宏美、上東麻子/統合デジタル取材センター】 「他国も追随」「品薄解消」ネット番組で自画自賛 安倍首相は5月6日、インターネット番組「安倍首相に質問!みんなが聞きたい新型コロナ対応に答える生放送」に出演。司会者から「マスクが日常的に購入できるのはいつか」と問われて全戸配布に触れ、「われわれがやり始めた後に、パリやシンガポールも配布を始めた」と他国が追随している政策だと主張。「品薄状態を解消できるという考えの
![配布率5%なのに「布マスク配布で価格下がった」 首相「成果」強調に疑問の声 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/86fd93ee95ab996e59a3347ed82d02d66ec8bf2b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2020%2F05%2F14%2F20200514k0000m040239000p%2F0c8.jpg%3F1)