年に一度行われるアジャイル開発のイベント「Agile Japan」が今年も開催されました。今年の基調講演は、アジャイル開発の中で品質の重要性をあらためて位置づける目的で、James Gernning氏が「“Demand Technical Excellence”アジャイルにおける技術と品質の重要性」という題で行っています。 (本記事は「アジャイル開発において、技術と品質の重要性は不可欠だ(前編)。Agile Japan 2013」の続きです) 品質を作り込むプロセス コンピュータサイエンティストとして有名なEdsger Dijkstraは、信頼性の高いソフトウェアが必要であれば、最初からバグを避ける方法を探さなければならないことに気づくだろう。と言っています。 つまり、バグを作り込まない、品質を作り込むプロセスにすることで、大事な時間をデバッグに使われないようにするのです。 テストドリブン
たわいもない、極めてシンプルなコミュニケーション・アプリとして誕生した「LINE」。ほんの2年足らずの間にユーザー数は全世界で1億5000万人を超え、日本発の「世界を狙えるネットサービス」という夢が、日に日に現実味を帯びている。これだけ巨大なユーザーベースを持つだけに、ゲームのプラットフォームとしての魅力が極めて高いことは言うまでもない。国内ユーザーだけでも4500万人以上。ソーシャルゲームの躍進やスマートフォンの普及を考えれば、ゲームがもたらすLINEの収益ポテンシャルは計り知れない。しかも、さかのぼれば同社の“母体”はオンラインゲーム会社だ。 既に刈り取りの体制は整ったかと思いきや、LINEの森川亮社長は「今はまだ収益を追わない」と素っ気ない。ネットサービスのユーザーは移り気だ。競合サービスも登場している。それでもなお、コミュニケーションを軸とする価値の増大を優先し、慎重に駒を進める。
最近、ドメイン駆動設計ってどうやって実践すればいいかなーという質問をよくされるので、この記事が満額回答にはならないと思いますが、書いてみたいと思います。 シンプルな問題はトランザクションスクリプト、いわゆる手続き型で対処できます。問題が小さいのでコードは直接的でわかりやすくなる傾向にあります。 とはいえ、世の中の問題はシンプルなものばかりじゃない。複雑な問題もある。DDDの著者であるEric氏は、複雑な問題はドメインモデルを使って対処すべきと説く。 ドメインとは問題の領域とか知識の範囲をいうのですが、DDDはそのドメインにある概念をモデル(ドメインモデル)として定義して、さらに実装として紐付けていく設計手法です。 モデルクラスは概念ありき 例えば、電車にまつわるドメインというので考えたとしたら 電車 乗客 駅 ダイア などの概念が登場します。 現実世界に限った話ではなく、仮想世界でもドメイ
野中先生と平鍋さんの「アジャイル開発とスクラム」が出版された。まだレビューできないでいるのだけれど近いうちにぜひ。プランニングポーカーの説明の部分は本ブログを参考にしていただいたようだ。ありがとうございます。 平鍋さんが経営寄りの視点で本を書くのはメアリーポッペンディークの「リーン開発の本質」以来のことではないかと思う。このリーン開発の本質は、私もイノベーションスプリント2011を企画している段階で読み返し、愛読していた。イノベーションスプリントは経営者やマネジメントにスクラムを届けるために企画したものだったからだ。 リーン開発の本質 作者: メアリー・ポッペンディーク,トム・ポッペンディーク,高嶋優子,天野勝,平鍋健児出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/02/07メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 141回この商品を含むブログ (67件) を見る 昨年10月に改めて
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