南アフリカのケープタウン(Cape Town)のクリニックで、抗レトロウイルス薬を受け取った患者(2004年7月5日撮影)。(c)AFP/ANNA Zieminski 【7月3日 AFP】南アフリカのダーバン(Durban)でエイズ治療用の抗レトロウイルス薬の窃盗・強奪事件が相次いでいる。地元の保健当局者が2日明らかにした。麻薬中毒者がドラッグにするためだという。 伝えられるところによると、抗レトロウイルス薬の1つであるストクリン(Stocrin)をすりつぶしてマリフアナと調合したドラッグが、市内のタウンシップ(旧黒人居住区)で販売されている。 保健当局は、こうした行為が横行すると市内の病院や保健所で抗レトロウイルス薬が不足してしまうと警告。その一方で、一部の病院の看護師が抗レトロウイルス薬を犯罪組織に横流ししているとの報道は否定した。 なお、抗レトロウイルス薬を手に入れたい犯罪組織がエイ