最初に「渋谷のシスコ店舗が大幅縮小、1店舗に集約して新譜のみを販売」という報を聞いて、長年親しんできたテクノ店やハウス店がなくなってしまうという現実にとてつもない脱力感を感じてしまった。ただ、自分だって忙しさを理由に最近はほとんどの買い物を通販ですませてしまっていて、店に通ってアナログを掘ることをほとんどしてなかったので、あまりえらそうなことを言えた義理ではない。そもそもアナログ盤の新譜を買う量もかなり減っていたのも事実だし。 ただ、心の中では勝手に、新しいDJ予備軍やヴァイナル・ジャンキーたちがたくさん生まれて、またそういう若い世代が食費削ってでもレコードを買いまくってるにちがいないなどと妄想していた。十代や二十代の多感な時期にDJする楽しさやクラブで踊る気持ちよさを覚えたのなら、誰だって一度は黒い塩ビ盤にフェティッシュなまでの憧れを抱くんじゃないのかと、そんな思い込みをもっていた。 こ
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