介護が必要な犬を有料で譲り受け、最期まで世話をする「老犬ホーム」が徳島県内で初めて鳴門市に開業しました。 このホームの獣医師は「譲り受けるのは最終的な手段なので、飼い主には『最期まで飼ってほしい』と十分に説明したい」と話しています。 老犬ホームを開業したのは、鳴門市で動物病院を経営しているペット関連会社です。 この会社では、これまでも老犬の介護を行ってきましたが、おととし9月に施行された動物愛護管理法の改正で飼い主にはペットを最期まで飼うことが義務づけられ、都道府県は正当な理由がない場合、引き取りを拒否できるようになったことなどから、老犬ホームの開業に必要な「譲受飼養業」の認可を取得しました。 受け入れる対象は高齢で介護が必要な犬で、飼い主が高齢になり飼育できなくなった場合や、引っ越しで連れて行けない場合などの受け皿として有料で譲り受けます。当面は、併設した動物病院の介護用のベッドを利用し