日本サッカー協会(JFA)がJヴィレッジ(福島県楢葉町・広野町)を拠点にエリート選手を育てるJFAアカデミー福島から、男子1期生のMF幸野志有人(こうの・しゅうと)選手(16)=福島・富岡高1年=が来週にもJリーグ1部(J1)のFC東京と契約を結ぶ見通しになった。Jリーグでは、森本貴幸選手(当時東京V、現イタリアセリエA・カターニア)が15歳10カ月で最年少出場した例があるが、幸野選手も16歳での異例の契約となる。 17日、広野町の同アカデミー男子寮で記者会見した幸野選手は「経験を積んで、中心選手になりたい」と意気込みを語った。 幸野選手は東京都出身で、179センチ、66キロ。運動量豊富なボランチで、昨年のU―17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)日本代表に選ばれた。目標にFC東京のMF米本拓司選手を挙げ、「(自分の持ち味の)テンポの良いパスや動きを生かし、中盤で戦える選手になりたい