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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (21)

  • 「嫁が欲しい」「頼れるのは娘」という母親たちの言葉 - ohnosakiko’s blog

    去年の夏前だったかいつものように、義父の家に行って庭の草取りをしていたら、近所の年輩の主婦の人がやって来て、垣根越しに「まあよくやってらっしゃること」と声をかけてから、「いいわねぇ、うちも嫁が欲しいわ」と独り言のように言った。そこの家の息子さんは実家を出て一人暮らしをしている。 こういう時に「嫁が欲しい」って言うのかと思った。「嫁」つまり息子のは、別に草取り要員ではないですよ。義父は高齢の独り住まいで、夫が単身赴任でこちらにいないので、私が時々来て手伝っているのです。私しかいないから、それは当然なのです。もちろん時間のある時しか来れません。別に「嫁」だから何でもする、できるってわけじゃないです。 ‥‥‥と言いたかったが、私は曖昧に笑った。さすがにそういう時にムッとしないでやりすごす世間知はある。 年末にお歳暮を贈った伯母(亡き義母の姉)から御礼の電話が来た時も、義父の家に行っていることを

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  • 私生活の記述が入試問題になる - ohnosakiko’s blog

    昨年度の北海道大学に続いて、今年は中央大学の入試で拙文が問題文に採用されたらしく、日著作権教育研究会というところから「著作物利用許諾のお願い」が来た。 昨年春に出た共著『高学歴女子の貧困』(光文社新書)の中の、私の書いた章「「アート系高学歴女子」の成れの果てとして、半生を顧みる」の一部である。ちなみに私自身は特別「高学歴」ではないし「貧困」(だった)とも言えないのだが、「一人くらい毛色の変わったのも」ということで一番最後に執筆依頼が来、話の内容上、かなり個人的なことも含めて書いた。 引用されたところは、その中でも特にプライベートな結婚生活についての箇所だった。設問を読んでいて、どんどん落ち着かない気持ちになった。 以下、引用箇所。**で括ったところは、実際には傍線が引かれ番号が振ってある。 あるとき、他分野の予備校非常勤講師で *同学年の人と知り合い、つきあって* (傍線部1) 四ヶ月

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    surumeno13
    surumeno13 2015/04/22
    問:作者の気持ちを書きなさい。 答:このような設問になり恥ずかしい。
  • 男への恨みと母性愛と「世界は私たちのもの」‥‥『マレフィセント』感想 - ohnosakiko’s blog

    ジブリの『思い出のマーニー』が今日から公開で、これから次々レビューが出て盛り上がろうとしているこのタイミングだが、あんまり盛り上がってない(気がする)『マレフィセント』の感想を。 三ヶ月前、「アナ雪」の感想記事の追記に書いたこと。 ついに悪女をヒロインにした7月に公開予定のディズニー実写映画『マレフィセント』(『眠りの森の美女』の魔女)が楽しみでならないのだが、これまでの流れから勝手に想像すると、悪女と聖女に女を振り分けるシステムへの怨嗟と糾弾の中で、「女の自分語り」がますます加速するものと思われる。 期待と不安半分で見た結果、当たらずとも遠からずといったところだった。 「悪女」マレフィセントと「聖女」オーロラ。二人の不幸な出会いは「システム」(男が出世だけを目指す社会)のせいだった。そこに取り込まれたかつての恋人ステファンに対するマレフィセントの「怨嗟」は、彼の娘オーロラに向かうが‥‥。

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  • 美少女は、男にとってはもちろん女にとっても「異性」 - ohnosakiko’s blog

    Love Piece Club - 美少女はよくてイケメンはダメ!な日のメディア。AKB総選挙報道から見えるもの。から抜粋。 AKB48の報道を見て腹立たしいのは、いかに男が自分の欲望にだけ寛容かということが伝わってくるから。
自分が「良い」「かわいいっ」って思うものは、世の中も多くの人も同じように思っている、という無邪気なまでの自己肯定感。男性評論家がマジメな顔をしてアイドルを論じ、新聞も雑誌も取り上げる。
いいですよ。きっとアイドルは真面目に評論するに値するものなのでしょう。 では、「イケメン」はどうでしょうか。
「たかがお前(女)の好みだろ」「それが報道すべきことかよ」と切り捨てていませんか?
なぜ、女の欲望だけ、こんなに手厳しいんでしょうか。
AKB48がイヤなんじゃない。自分たちの欲望だけでなく、女性の欲望にも、もっとやさしく、敬意を払ってほしいと言っているだけです。 自分のブ

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    surumeno13
    surumeno13 2014/06/19
    ジャニーズファン男性の心境はサッカーファンがクラブを応援することに似ている、というのはたぶんあっていると思う。
  • 無宗教で弔うこと - ohnosakiko’s blog

    国や地域や宗教によって、さまざまなかたちを取るお葬式。日では仏教形式で行われることが多い。これまで私が参列した葬儀は9割方、仏式だった。あとはキリスト教。亡き伯父と伯母がクリスチャンだったからだが、では仏式で弔われた人々は皆仏教徒だったのかと言えば、おそらくそうではないだろう。 年輩者で定期的にお寺参りに行ったりお坊さんの説教を聞きに行ったりする人はいたかもしれないし、そこまでではない人もお盆で先祖の墓参りくらいはしたかもしれない。しかしほとんどの人は、「うちは◯◯宗らしいな」くらいのことはわかっていても、仏教とは無縁の生活を送っていたと思う。多くの人の日常において、特定の宗教の匂いは薄い。 だからいざ身内が死んで通夜だ葬儀だとなると、まず何をどうしていいかまごつくことがある。伊丹十三の映画『お葬式』では、遺族がビデオで仏式葬儀のあらましを学習するシーンがあった。他人の葬儀で何となく勝手

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    surumeno13
    surumeno13 2014/02/27
    故人の希望にそって無宗教で見送った体験記。これからこのような形は増えていくのかな。
  • 「再び大人になる」ということ - ohnosakiko’s blog

    デキ婚しとけばよかった - Hatelabo::AnonymousDiary 「産んで育てられるという体制が整ってから子どもを作ろうとしても年齢的になかなかできず、つらい不妊治療をするほど欲しいかというとそうでもないが、なんとなく子どもがいたらいいだろうなと思いながら結局は手遅れになるくらいなら、デキ婚しといた方がよかったかもしれない」という記事が数日前にあった。 子どもを産み育てるハードルが上がっていると言われる社会で、こういう悩みを抱える女性は多いのかもしれない。 これに対し、デキ婚で苦労している最中の人は「計画的にした方がいい」と言うだろう。比較的若いうちに出産、育児をして良かったと思っている人は「早めに産んでおいた方がいい」と言うだろう。少し遅くに子どもを授かった人は「まだ今からでも間に合う」と言うだろう。 伝統主義者は「子どもを作らないのは家族制度の崩壊だ」と言うだろうし、フェミ

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  • 見送りの準備 - ohnosakiko’s blog

    これまでのところ幸運なことに私は、家族やペットなど親密な対象にある日突然死なれたことがない。祖父も祖母もほぼ平均寿命をまっとうして死に、飼い犬も老衰で死んだ。そこまで年老いていない身内の人々は、まだ皆生きている。その中で、今一番確実に死に近づいているのは、老人ホームにいる89歳の父だ。 入居して1年3ヶ月、興奮を押さえる神経系の薬のせいで半年以上前から会話がほぼできなくなり、夏以降は身体機能が徐々に低下していき、この間、医者に「年内でしょう」と言われた。 随分前から「そろそろかもね」という話は時々母としていたので、今更驚くこともない。父の遺言で通常の葬儀はしないので、改めて母と、斎場の一室ですることになっているごく内輪のお別れ会の段取りなどを相談したりする。 「お別れ会の時、親戚の人に見てもらえるようなお父さんのアルバムがあったらいいんでないの?」と夫が言った。家族のアルバムはたくさんあっ

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    surumeno13
    surumeno13 2013/10/05
    技術と、近親者であることと、肉筆と。
  • 「うちらの世界」と文化の溝 - ohnosakiko’s blog

    ネットでバカを晒す若者の話から始まって、先週は「低学歴/高学歴」話が盛り上がっていた。バカを晒す行為を学歴の高低で語るのはどうか、そういうことは学歴の高い層の中にもあるという話もあった。つまり「うちらの世界」的なものは学歴を問わずあると。 たしかに学歴の高低と「バカ」を関連づけても、あまり面白い話にはならない。にも関わらず多くの人が学歴話で盛り上がったのは、学歴の違いによる(と思われる)文化の違いがどこかにあるからだろう。その違いや溝が具体的に見え、それについて言葉を紡ぐことができるのは、比較的学歴の高い人が多いということなのだろう。 文化間の溝は昔は貴族文化、武家文化、町人文化というように階級の違いで説明できた。そして階級がなくなりそれぞれの文化がある程度混ざり合ってきた以降の時代も、厳然としてハイブロウ、ロウブロウといった文化の溝は残った。それは都市と地方の違い、もっと言えば都会者と田

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    surumeno13
    surumeno13 2013/08/13
    「ハイアート/大衆文化という昔ながらの断絶‥‥今はそれはほとんど消滅したが‥‥とも異なる、都会者/田舎者、学歴の高低だけでは測れない、文化資本の多寡としかいいようのない溝。」
  • 「男の子」は高いところばかり見ている(あるいは昔、飛行機乗りだった父へ)‥‥『風立ちぬ』感想 - ohnosakiko’s blog

    ”ほっこり感動系の泣けるイイ映画”ではない。もうやりたい放題。すさまじいエゴの嵐。それを「だって仕方ないでしょ、美しいものが好きなんだもん」でぐいぐい押していく。ワクワクするようなドラマの面白さもない。観ている間中、不快だった(いい意味で)。 飛行機のプロペラ音や地鳴りの音などに充てられた異様な「人の声」に、「ほれ、ぜんぶ人力だぞ。ぜんぶ人が作ってるんだぞ」という監督のドヤ顔が目に浮かぶ。そしてメカのディティールの舐めるようなフェチな描写の官能性。ヘアスタイルといい深窓の令嬢という設定といいクラリスを思わせつつ、積極的で健気でエロいヒロイン*1 。まるで鳥のようになまなましく羽ばたく(紙)飛行機。 作り手の抜き難い”業”、というか監督の”体臭”が凝縮されて隅々にまで濃厚に立ち籠り、窒息寸前。 今さら私などが言うまでもなくこれは「宮崎駿」による「宮崎駿」のための「宮崎駿」自身の映画だ。つまり

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    surumeno13
    surumeno13 2013/07/28
    「常に分厚い眼鏡をかけている主人公に、現実社会の「矛盾」(監督の言い訳のように「矛盾」という言葉は何度か出てくる)は見えない。その眼鏡は己の夢しか映さないスクリーンだ。」
  • 頑固な人 - ohnosakiko’s blog

    大晦日は独身中年の友人知人がうちに来て年越し宴会をするのが、この6、7年の習わしだった。しかし今年は、初めてたった一人で年末年始を過ごすことになる私の母を気遣って、夫が「おまえんちに行こう」と言い、私もそれに賛同して、二人で実家に行く予定にしていた。父の入院、介護施設入所といったバタバタで疲れた母を慰労したいと思った。 その話をした当初、母は「一人で大丈夫だからいい」だの「布団が足りない」だの「家の回りは駐禁が厳しいから」だのと固辞していた。前から何事につけて遠慮がちな母の内心を忖度した夫に、「お母さんがいいって言っても、行く約束しなよ。年寄りが大晦日にポツンと一人きりでいるなんていかんよ」と言われていたこともあって、「私たちが行きたいんだから一晩くらいいいでしょう。料理作って持っていくからお母さんは何もしなくていいし」と説得し、母もとうとう承諾したのだった。 夫は「じゃあ鮨はいつものとこ

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    surumeno13
    surumeno13 2013/01/02
    年末年始というのはこれまでの人間関係、特に身内や親子関係に向きあわされる時間ですね。
  • 女の子の欲しいもの - ohnosakiko’s blog

    夫が職場の人から聞いてきた話。 最近、高校3年や大学4年で妊娠する女の子が増えているそうだ。その人の近所にも数人そういう娘がいて、他でもそんな話をポツポツ聞くという。 高校や大学の最終学年というと就活まっただ中の人が多い。しかしその女の子たちは、社会に出て僅かな報酬のために苦労しながら働くのはまっぴらだと思っている。そこまでやりがいのある仕事なんかないし。 しゃかりきに働きながら一生独身を通すのも、仕事+家事育児分担という共稼ぎスタイルも、どっちもしんどそう。専業もセレブでない限りつまんなそう。でも子供はほしい。 そこで、つきあってる男の子供を計画的に妊娠する。親バレし、就活どころではなくなり、男も外堀を埋められ逃げられなくなってでき婚。 しかし娘はその男と結婚したいのではなく子供がほしかっただけだから、数年経つと夫婦仲はうまくいかなくなって離婚。 子供を抱えて生活能力もない若い娘の生活は

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    surumeno13
    surumeno13 2011/01/03
    家に居づらい、家から出たいから結婚するという理由も結構あったみたいで、その娘世代ではこういうこともあると。
  • 赤名リカとAV女優、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その2 - ohnosakiko’s blog

    赤名リカとAV、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その1 の続きです。 1991年 ラブストーリーを見て女子が勝手に恋愛レートを上げた 1991年 そのぶん男子のためのヘアヌードが安くなった 実に分かりやすい。「恋愛」は結婚と同義に捉えてよい。「ヘアヌード」は広く売春を指す。何らかの形で性を売り物にして一過性の対価を得る行為すべてだ。対価を男に支払わせるための方策として結婚と売春は並立している。片方の市場が高騰したので、弾き出された参加者が大量に移動した結果、他方が暴落したのである。暴落と言っても直接に支払う金額が下落したのではない。来は登録されなかった筈の銘柄が購入できるようになったという形で暴落したのだ。それが「ある日とつぜん、綺麗な女の子たちが、アダルトビデオに出るようになってくれた」理由である。 結局、結婚を諦めた女は身を売るしかないという悲しい現実が端

    赤名リカとAV女優、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その2 - ohnosakiko’s blog
    surumeno13
    surumeno13 2010/05/03
    「破壊」は前向きなものではなく、彼女らの欠落を埋めるためのあがきだったようにも思う。そしてこの時期以降、特に若い女性の精神的なこじれの表明が「病み」「リスカ」といった言葉とともに一般化していったような
  • 赤名リカとAV女優、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その1 - ohnosakiko’s blog

    なぜ「ある日とつぜん、綺麗な女の子たちが、アダルトビデオに出るようになってくれた」のか。 - 消毒しましょ! これに乗っかって書くとまた「大野さんはオレのエントリが珍しくブクマ数を稼ぐと、自分は綺麗な女の子ともアダルトビデオとも全く無関係であるのに大喜びで駆けつけて自分のエントリの宣伝を始める」とか言われそうで厭なのだが、『東京ラブストーリー』を初めとしたドラマ分析を「面白いけど長過ぎる」と編集者にバッサリ切られて臍を噛んだ覚えのある者としては、一言(以上)言いたいことがあるので書かざるを得ない。長くなるので二回に分ける。 主に80年代を検証する『若者殺しの時代』(堀井憲一郎、講談社現代新書、2006)は、20〜30代の若い世代にとっては「なるほど、そういうことだったんだ」といった発見がたくさんあって面白いだろう。私などは58年生まれの著者と同世代なので、「ああそうだったな」「うわ懐かしい

    赤名リカとAV女優、ヘアヌードが「破壊」したもの、「破壊」できなかったもの - その1 - ohnosakiko’s blog
    surumeno13
    surumeno13 2010/05/02
    ※欄のやりとりも。
  • 私がTwitterに参入しない理由 - ohnosakiko’s blog

    最近頻繁にメディアでTwitterが紹介されるようになり、少し前も原口総務大臣が津波情報を流したことや、会議の開始時間を間違えてその前にTwitterをやっていたことなどがニュースになっていて、増々認知が広まったように思う。全世界では約一億人が参入しているという。 Twitterの魅力として必ず言われることは、「気軽さ」と「繋がり」だ。これが今までのwebコミュニケーションツールの中で群を抜いているということらしい。 私がwebで今使っているサービスは、はてなダイアリーとはてなブックマークとスター。これまで二回ほどTwitterのお誘いを頂いているが、参加していない。 ただ、Twitterをまったく見てないわけではなくて、ウェブ上でやりとりしたことがあって関心をもっている人のところは、たまに覗くことがある。自分のブクマのお気に入りに上がってくるTwitter関連記事は大抵読んでいるし、To

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    surumeno13 2010/03/10
    そういう理由で、知り合いには勧めづらいと感じている。
  • 谷亮子について考える2 - ohnosakiko’s blog

    誰も書かないこと 「すごいのは認めるけど、何となく嫌い」。その理由を先日分析してみたわけだが、何か物足りない。まだ悪口言い足りないということではなく、何か重要なことに触れていないという気がする。考えていてそのもやもやの正体がわかった。 つまり、谷亮子は、美人じゃないということである。 そのことに私はきちんと言及せず、避けて通っていたと思う。 また人の顔をことをあれこれ言うのかと言われても、そこがすべての違和感の出発点だと気づいた今は、そこから改めて話を始めざるをえない。 美人じゃないことがいけない、という話ではもちろんない。そうだったら世の中の女の少なくない割合を占める不美人(私も含めて)にとって、ただの理不尽な話となる。 ではなく、美人ではないという自覚が何ら言動に現れていない、ばかりか自分を美人だと思っていないか? 自己認識を間違っていないか?「ヤワラちゃん」は。そういう拭い難い疑念が

    谷亮子について考える2 - ohnosakiko’s blog
    surumeno13
    surumeno13 2009/12/24
    「美人で態度のでかい女は「ちょっと美人だからって」と妬まれ、不美人で態度のでかい女は「ブスのくせに」と蔑まれる。」/女性への「ブスのくせに、おばさんのくせに」という目線の共有って何からきているのだろう
  • 谷亮子について考える - ohnosakiko’s blog

    金屏風の前の女 向うところ敵なし。一点の曇りもない勝利。押しも押されもせぬスター。 このオリンピックでまた金メダルを獲得した谷亮子は、もはやアンタッチャブルな存在である。 もともと柔道にもオリンピックにも興味はないので勝とうが負けようがどうでもいいし、スポーツ選手としての谷亮子に何の文句もない。文句つけようがないし。 ただ私は谷亮子という「女」にだけ興味がある。その「女」のプライベートな部分を、彼女はマスコミに売ってきたからだ。 亮子の「女」としての迷いのなさ、根拠なき自信に、私はこれまで圧倒され続けてきた。 かつて「将来は女優になりたい」などと口走ったのは失笑もので済んだが、結婚式に至るあれこれと新婚旅行までをすべてドキュメントさせた(「された」と言うより「させた」)番組(この春放映された)は、当にすごかった。先日久しぶりにテレビで試合後の谷選手の満面の笑みを見て、それを思い出した。

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    surumeno13
    surumeno13 2009/12/24
    6年前の記事を今また改めて読む。大野さん炯眼すぎる。「一度掴んだものは絶対に離さない。すべて自分が仕切る。そしてスポットを浴びているのは常に自分。これが谷亮子の「女の生き方」である。」
  • 「ブスなのに何故」問題 - ohnosakiko’s blog

    北原みのり|よしもとばなな よしもとばななの容姿をめぐる自意識についての、北原みのりと友人のBさんの会話がCさんを"誤爆"してしまい、大変なことになったという話。 以下は、例の居酒屋ワイン事件についての「勘違い」エッセイに驚いたという下りの続きの部分。 いやー、よしもとばなな、すごいね。 その安定感は、やはり、父親の名前が大きいからなの? というようなことを私が言うと、その場にいた女友だち(仮にBさんとします)がすかさず、 「そういう人なんですよ。よしもとばなな。前にエトロのパーティで、全身エトロを着て・・・ええ、もちろん、全く似合っていないんですけど、ピーコのファッションチェックを満面の笑みで受けてたことがありますよ」 と言うのである。なるほど、作家に必要なのは客観的に自分を観る力ではなく、自分に酔える力だ。妄想力だ。よしもとばななの自己肯定感は、父にそっくりな容姿を得た故なのか、それと

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    surumeno13
    surumeno13 2009/12/24
    ※欄の女子スポーツ選手の結婚と姓についての考察が興味深い/「器量が良くないんだから、一生懸命勉強していい学校に入ってちゃんとした仕事に就くんだよ、男なしでも生きていけるように」あるある…
  • 共学別学論争 - ohnosakiko’s blog

    女子校のここがいい この間、男女共学・別学の議論をして目からウロコの体験をした。その時のやりとりを思い出して書いてみたいと思う。 相手のYさんは名古屋芸大のピアノ科出身で、ピアノの先生をしている二十代半ばの女性。中学、高校と女子校だったそうだ。私は女子校経験がない。 以下は●がYさん、○が私の発言(掲載については、Yさんの承諾済み)。 ●「男女共学より、別学がいいと思うんですよね。小学校は共学でもいいけど、中、高、大は男女別学にした方がいいと思います」 ○「そう? それだと、異性とのコミュニケーションとか助け合いとか学べないんじゃないの?」 ●「逆に、常に異性がいると変に意識して遠慮したりってことが多いと思います。私は女子校だったんですけど、男子がいなかったお陰でとてものびのび過ごせました。男子がいたら話題にしにくいようなことを、いつでも真剣に話し合えたし。HRでも恥ずかしがらずに発言でき

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    surumeno13
    surumeno13 2009/03/24
    高校の時、別学だったのでいろいろと懐かしい感覚を思い出した。
  • レポートコピペ問題の問題 - ohnosakiko’s blog

    小中学生の読書感想文に、ネットのサイト「〜児童、そして生徒のための〜自由に使える読書感想文」からのコピペが増えており、中には市の読書感想文コンクールで上位に入ってしまったものまであって、先生たちが頭を抱えている‥‥というニュースを昨日やっていた。 このサイトは2004年からあるもので、学校提出に限り著作権フリー(パクリ、コピペOK)としており、パクリがバレた時の反省文の書き方にまでリンクが張られているという親切設計。去年の夏休みにはアクセスが65万件とかで話題になっていたので、ニュースで取り上げられるのも初めてではないだろう。 読書感想文を書くのが苦手な子は少なくないらしい。国語の時間に、書いたものを何度か添削してもらうという経緯があればまだしも、いきなり夏休みの宿題で出たら困る子は多いかもしれない。「自由に使える読書感想文」はそういう小中学生の悩みに応えるもの。これは使っちゃうわなぁと思

    レポートコピペ問題の問題 - ohnosakiko’s blog
    surumeno13
    surumeno13 2009/02/07
    いっそ学生さんにコピペ問題についてどう考えるかレポートを書いてもらうとかどうだろう。
  • 「"村上春樹"的なるもの」について - ohnosakiko’s blog

    村上春樹氏 エルサレム賞受賞-村上春樹という問題 - 無造作な雲 村上春樹エルサレム賞受賞に関する一連の議論の中では、この記事がもっとも深く問題の在処を捉えたものだと私は感じたが、コメント欄ではさらに掘り下げられていた。重要なことが書かれていると思うので、書き込み者の発言の一部をコピペさせて頂きます(各コメントにつき全文は引用していないこと、読み易さのために一部の行間を詰めたことをお断りします)。 id:quagmaさんのコメント ところで、ここでコメントいたしますのは、エントリの趣旨には同意しながらも、書かれているところの一部にやや違和感を感じたからです。 >「“村上春樹”的なるもの」の根強さの根底には、宮顕治・徳田球一らの「獄中18年」に始まる“輝かしき”戦後日の左翼運動が、2・1ゼネスト、六全協、全学連、全共闘と、曲折と挫折と変節を繰り返しつつ、自陣営の拡大のみを至上とする政治

    「"村上春樹"的なるもの」について - ohnosakiko’s blog
    surumeno13
    surumeno13 2009/01/31
    長年もやーんと感じていた物の正体を意外なきっかけで知ることができた。