『奇蹟がくれた数式』(きせきがくれたすうしき、原題:The Man Who Knew Infinity)は、2015年にイギリスで製作され、2016年に公開された、シュリニヴァーサ・ラマヌジャンの伝記映画である。監督はマシュー・ブラウン、主演はデーヴ・パテールが務めた。本作はロバート・カニーゲルが1991年に上梓した『無限の天才 夭折の数学者・ラマヌジャン』を原作としている。 インドマドラス(現・チェンナイ)、数学者であるシュリニヴァーサ・ラマヌジャンは極めて優れた直観によって様々な定理を発見した。しかし、数学者としての正式な訓練を受けていなかったがために、証明には数多くの不備があった。そのため、ラマヌジャンは学会から黙殺されそうになった。そんなラマヌジャンに目を付けた人物こそ、ケンブリッジ大学の数学者、ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディであった。