定期的に中国を訪れていると、わずか半年前と比較しても、彼らの「生活の質の向上」を随所に見てとれる。最もわかりやすいのは“トイレ”だが、その他、スーパー、書店、病院などでも“小さな変化”を発見した。中国人の成熟化はとどまるところを知らない。 国家を挙げて「トイレ革命」に取り組み中 上海の高速鉄道(新幹線)駅となっている上海虹橋火車駅は広大なターミナルだ。毎日非常に多くの乗客が利用するが、4月末、このターミナル駅のトイレに行ってみて驚いた。入り口にこんな電光掲示板が掲げられていたからだ。「厠位智能引導系統」。日本語にすると、トイレの人口知能システム、といった感じだろうか。トイレのどこに空席があるかを一目で、色で識別できるようになっているのだ。 トイレの外でまずこの電光掲示板をチェックして中に入る。すると、各トイレのドアの上にも「有人」「無人」の表示がある。これでダブルチェックでき、スムーズに空
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