1995年の阪神・淡路大震災では鉄道も大きな被害を受けましたが、「ドクターイエロー」を使って新幹線で初めての建設資材輸送を実施するなど、一刻も早く復旧させ人々の日常を復興しようと、懸命な努力が行われました。また不通になった鉄道の代わりに運行された代替バスも復興に大きく貢献。乗客が「蛍の光」を合唱する場面もありました。 一時は600kmを超えた鉄道の不通区間 1995(平成7)年1月17日の5時46分に発生した阪神・淡路大震災によって、鉄道も大きな被害を受けました。幸いにも鉄道利用者で亡くなった方はいなかったものの、線路や駅、車両などが被災し、一時は640kmもの不通区間が発生しました。地震が発生した1月17日中に開通できなかった区間は以下の通りです。 ・JR西日本 山陽新幹線 新大阪~岡山 東海道・山陽本線 尼崎~姫路、兵庫~和田岬 福知山線 尼崎~広野 ・JR東海 東海道新幹線 京都~新