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ブックマーク / akihitok.typepad.jp (31)

  • 「本を読む親の子供は優秀」記事に関して。

    予想通り(?)ネットで反応が起きているこの記事について: ■ 読む親の子優秀 下位はワイドショー ベネッセ調査 (asahi.com) 「成績上位の子どもの保護者はをよく読む」「下位の子の親が好むのはテレビのワイドショー」。お茶の水女子大とベネッセ教育研究開発センターが共同で調査したところ、親をハッとさせるこんな結果が出た。保護者の普段の行動と子どもの学力には強い関係性があるという。 うーん、僕も人のことは言えませんが、このタイトルは煽りすぎ。文では「相関関係」と言っているのに、あたかも「親がを読むと子供が優秀になる」という因果関係があるかのように書いてしまうのは問題でしょう(さらに言えば、保護者の行動と子供の学力に相関関係があるのは当然のことなので、改めて言うほどの話でもないのですが)。「を読むということはそれだけ収入と余暇があるということだから、比較的裕福な家庭であり、子供の

    「本を読む親の子供は優秀」記事に関して。
  • いまだにイノベーションとか期待しちゃってる大企業を尻目に確実な道を歩むための3冊+1冊

    有名な組織研究者の一人であるスタンフォード大学のジェームス・マーチはこんなことを言っている。「『新しいアイデアだ』と言うのは、『私は無知だ』と言うようなものだし、『これまでにないような効果がある』と言うのは、『私は思い上がっている』と言っているようなものだ」。 (“「ブレークスルー」と言われるアイディアや研究に気をつける”、『事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか? 』63ページより) ***** 最近は「疑似科学」なんて言葉が普通に使われるようになって、アヤシイ科学はたちまち追いやられてしまう良い環境になっているわけですが、未だに胡散臭い議論が大手を振って歩いている分野があります。それは「経営」。書店の経営書コーナーに行けば、どーでもいい事やてきとーな事を書いたがそれこそ山のようにありますし、新聞や雑誌でもて囃された「経営のカリスマ」が会見で頭を下げる、なんて光景も珍しくあ

  • 賢い子供に育てるには「賢いと言わないこと」?

    子供の育て方というのは、恋愛結婚に匹敵する一大テーマでしょう。いわゆる育児育児雑誌は無数に存在していますし、ビジネス系の雑誌で育児関連テーマが取り上げられることも珍しくありません。中でも「どうやったら賢い子供に育つか?」という点については様々な議論が繰り返されていますが、意外にも「賢いと言わない」ことが効果的である、という研究結果が出たそうです(via Neatorama): ■ The Secret to Raising Smart Kids (Scientific American) 副題にはこう書かれています: Hint: Don't tell your kids that they are. More than three decades of research shows that a focus on effort—not on intelligence or abili

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    swmpd056 2008/09/02
    頭が良いこと」ではなく「努力したこと」が誉められた場合、その後も努力し続けようとするようになる、というのは確かによく理解できる結果です。
  • なぜソーシャルブックマークを使うのか?

    先日のSBM研究会に参加してから、ちょっと気になっていたこと。機能やサービスの面から「ソーシャルブックマーク(以下SBM)」という存在について分類することはなされていましたが、使い手の側、もっと具体的に言えば「なぜSBMを使うのか」という意図から考えた場合、どんな分類が考えられるでしょうか。 ちなみに前回のエントリ: ■ 爆笑と雷鳴に包まれた「第1回SBM研究会」 まずはおさらい。2005年に発表された"The Structure of Collaborative Tagging System"(※リンクはPDFファイル)という論文では、del.icio.us の中で使われていたタグを機能別に分類、以下の7つにまとめているそうです: アイテムが何に関するものか (ex. cat, Microsoft, Steve Jobs) アイテム自身が何であるか (ex. article, book,

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    swmpd056 2008/07/16
  • 爆笑と雷鳴に包まれた「第1回SBM研究会」

    昨日は大岡山の東京工業大学で開催された、「第1回SBM研究会」に参加してきました。当日テキストでライブ中継をされていた方がいらっしゃいますので、詳しい内容はそちらが参考になります: ■ SBM研究会...live blogging ソーシャルブックマーク(以下SBM)とは何か、どのような歴史があり、今後どのように発展する可能性があるのか、を考えるイベント。講師の方々に関係者・研究者が多いのは当然として、参加者の中にもSBMサービスを提供している企業の方々や、アルファブックマーカーな方々の姿があり、文字通り熱い勉強会だったと思います(会場は冷房効き過ぎで寒かったのですが)。 朝10時から夕方5時40分まで、という長丁場のイベントでしたので、以下思いついたことをランダムに書き記しておこうと思います。 【ちょっと物足りなかった】 いきなりで恐縮ですが、非常に興味深い内容が盛りだくさんだったものの

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    swmpd056 2008/07/13
  • POLAR BEAR BLOG: Google は社内でどんなツールを使ってるの?

    Enterprise 2.0 という言葉が作られるなど、WEB2.0的ツールを企業内で使うことが一般的になっているわけですが、それじゃ Google はどんな社内ツールを使ってるんだろう?という興味を満たしてくれる記事がありました: ■ The Tools Google Uses Internally (Google Blogoscoped) 元ネタはこちらのエントリに掲載されているもの(詳細なPDFファイルはこちら)で、KMWorld Magazine が主催したイベントで発表されたプレゼン内容とのこと。Google 社員の Naveen Viswanatha という方が、いくつかの社内ツールを紹介してくれています。早速どんなものか、というと: < Google Projects > プロジェクトに関係するタスクや資料を一覧表示する、ダッシュボードのようなツール。上の方にあるタブに「My

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  • 「Twitter 限界論」

    この記事を読んで、ちょっと「Twitter 限界論」なんて言葉を想像してみたり: ■ Some Conversations have shifted to Twitter (Web Strategy by Jeremiah) 米国の調査会社、Forrester Research のアナリスト、Jeremiah Owyang さんのブログ。タイトル(「(ネット上での)会話の一部が、Twitter 上に移行した」という意味)の通り、「Twitter すごいよ!」という内容なのですが、どう凄いかというと: Twitter 経由で自分のブログにやってくる人が多い。今や最大のリファラーの1つ。 アーリーアダプターと、彼らを追いかけようとする人々でいっぱいになっている。 当に面白い会話が繰り広げられている。例えば: 最新のニュースが、ブログに書かれる前に Twitter 上に書き込まれたり、 ブログ

  • 「ノー」と言うための8か条

    夏休み……のはずが熱でダウンしてます。皆さまも夏風邪には十分ご注意下さい(高熱が出ますよ!)。 ということで、今日は安易に「○○するための×つの方法」ということで。仕事ができる人は上手に仕事が断れる人、とよく言われますが(?)、なんでも「はい、やります」と引き受けていては身が持たないですよね。そんな時に役立つ「ノーと言うための8か条」だそうです: ■ 8 Essential Strategies to Saying “No” (Freelance Switch) ライフハック系のネタを掲載している"Freelance Switch"のブログから。早速内容は、と言うと: 1. 最初に「はい」と言う これはいわゆる"Yes, but..."というやつですね。「はい、けどいま忙しいから少し待ってもらえますか?」など、「引き受ける気持ちはあります」と示すことで、断りの言葉が言いやすくなる、と。 2

  • 先延ばしを止める5つの方法

    なぜか先日から、今年の5月に投稿した「早起きできる8つの方法」というエントリに再びアクセスが集まっているのですが、こんな記事が書かれていたのですね: ■ 意外なLifeHackを見つける“つの方法” (ITmedia Biz.ID) 検索エンジンで「つの方法」というキーワードで検索をかけると、「早起きできる8つの方法」のようなライフハック系記事が見つかるよ、というワザ。これを読んで試された方が、同エントリにアクセスされているようです。ということで、これに味をしめてもう1つ「つの方法」というエントリを投稿してみたりして。 ■ 5 Simple Steps to Stop Procrastination Today (Dumb Little Man) ちょうど先日読んで、面白いと思っていたネタ。やらなくちゃいけない仕事があるんだけど、なかなか始められない。明日こそはやろう……という心理状態に陥

  • POLAR BEAR BLOG: レバレッジ・ブロギング ― 5つのテクニック

    最近「レバレッジ」という言葉を使った書籍・雑誌記事を目にするので、便乗してタイトルに使ってみました。レバレッジを利かせ、短時間でブログを書く方法「レバレッジ・ブロギング」なんてどうでしょうか: (1) 箇条書きで書く まさにこのエントリです(笑)。箇条書きだと文章の構成で悩む必要がなくなるので、時間が省略できます。また「早起きするための8つの方法」「定時で帰れない7つの理由」など、「~つの方法」「~つの理由」記事はアクセスアップにも効果的、なことはよく知られていますよね。 (2) 1つのトピックに絞る 「新型 iPod 登場!」のニュースについて書き出したら、ついつい Apple の戦略、Sony へのインパクトなどなど、関連テーマに進んでしまった……などということが起きがちです。グッとこらえて、最初のトピックだけに絞りましょう。時間も節約されるし、そもそもブログでは長い記事は敬遠されがち

  • POLAR BEAR BLOG: 家で仕事するときの22のテクニック

    僕は会社からデータカードを渡されているので、自宅で仕事をすることも多いのですが、「家だとはかどらないから仕事は持ち帰らない」という人も多いですよね。僕も家だとつい余計なモノに気を奪われてしまうことがあるのですが、そんな時はこんなテクニックを実践してみるのはいかがでしょうか: ■ Optimize Your Work-at-Home Time With 22 Simple Schedule Tweaks (Bootstrapper) 原題を直訳すれば「家で仕事する時間を最適化する、スケジュールの簡単な調整法22」といったところで、「一般」「タスク」「テクノロジー」の3つのセクションに分けて22のアドバイスをしてくれています。さっそく内容はというと: 【一般】 早起きする 30分から1時間早起きすれば、それだけ仕事や自分のことに使える時間が増える。 無理はしない 無理をして体を壊せば、逆に時間

  • アルファブロガー特集を見て

    数日前からネット上で話題になっていましたが、昨日(5月8日)のNHK「クローズアップ現代」で「“カリスマ”続々登場!ブログ新時代」という特集が組まれていましたね。内容はというと、保田隆明さんや橋大也さんなどいわゆる「アルファブロガー」の方々を紹介し、彼らの影響力に企業が注目を始めたことを解説する、といった感じ。hatayasan さんのブログで詳しい内容がまとめられていますので、見逃した方はぜひご覧下さい: ■ NHK クローズアップ現代『“カリスマ”続々登場!ブログ新時代』 を観ました (忘却防止) さて僕の感想は……の前に、他の方々はどんな感想だったのでしょうか。放送終了後に「クローズアップ現代」でブログ検索し、ヒットしたエントリをランダムに読んでみたのですが、1つ驚いたことが。思った以上に「アルファブロガーなんて言葉を初めて聞いた」といった感想が多く存在していました。感覚的な数字で

  • キリンの迷走

    先週から気になっていたのですが、ダウンして書けずじまいだったことが1つ。先月末にスタートした、セブン&アイホールディングスの電子マネー「nanaco(ナナコ)」ですが、入会時に住所を記入しなくてもよくなっています: 当初、ナナコを発行してもらうには住所を書き込む必要がありました。他に名前・性別・生年月日・電話番号などの記入も必要で、セブン&ホールディングスはこれらの個人情報をマーケティングに活用するつもりでは、という観測がなされています。例えば All About でもこんな記事が: ■ nanacoモバイルは得か損か?(All About) まぁセブン&アイがこんなデータを握ったら、マーケティングに活用しない方がおかしいですよね。ところがスタート後1ヶ月もたたない間での軌道修正。些細な変更ですが、申込書も刷り直しが行われていますし(住所欄だった部分に「お申し込みはこちらの用紙にご記入のう

    キリンの迷走
    swmpd056
    swmpd056 2007/05/14
    申し込み時に住所記入不要になった
  • ネットはメディアを補完する

    evaluate さんのエントリを読んで、久しぶりにマスメディアの恣意性というか、情報を1つのソースだけに頼ることの怖さを実感しました。このブログを読んでいただいているような方々には、いまさら的な話かもしれませんが。 まずはYahoo!ニュースのトップにもなった、こちらの記事をご覧下さい: ■ 携帯わいせつ画像で口論、新婚の絞殺容疑の34歳逮捕 (YOMIURI ONLINE) 要点を箇条書きにすると、 夫がの首を絞めて殺した。 2人は新婚だった。 犯行動機は、「携帯電話に保存してあったわいせつ画像を見られたから」。 こんな感じ。これだけ読むと、なんてバカな男だというのが普通の感想でしょう。一方、読売新聞と双璧をなす朝日新聞のサイトでも、同じような報道内容です: ■ 携帯のわいせつ画像巡りけんか、が死亡 容疑の男逮捕 (asahi.com) こちらも「夫がを殺した」「原因はわいせつ

  • 楽しい会話をするための10のヒント

    人と話をするのって難しいですよね。特に仕事上で(やむを得ず)付き合わなければならない相手との会話はなおさら。ということで、例によって週末なので軽いネタ: ■ How to Have a Business Conversation (How Not to Ruin Your Life) ビジネスで会話する上での、忘れちゃいけない10ヵ条について。「箇条書きって記憶に残らないんじゃないの?」なんて言ってる人もいますが、まぁそれはちょっと脇に置いて、さっそくその10ヵ条とは: 多くの場合、相手は自分のことを話しがっているものだということを理解しよう。 共通の話題を見つけよう。(例: 相手の出身地に行ったことがある、相手の出身地の話題を聞いたことがある etc.) 相手を誉めよう。(例: 相手の出身地を誉める、髪型を誉める etc.) 自分のコメントは短く、簡潔に。 相手の土俵に合わせよう。(例:

  • POLAR BEAR BLOG: 新幹線で3倍売り上げるための7か条

    どんな仕事をしていても、急に新幹線パーサーの役を頼まれることってありますよね。「おーい、明日は新大阪まで車内販売をしてきてくれ」 といつ上司に言われてもいいように、平均の3倍ワゴン販売できる5つの秘訣を覚えておきましょう: 1. 事前リサーチは欠かさずに 自分の売り物を理解していなければ、適切な商品をおすすめすることはできません。それは甘いのか、辛いのか。好評だったり、ネットで話題になっている商品はあるか。事前リサーチが全ての出発点です。 2. お客を見よう ワゴンやトレイに何を積むかは、ある程度パーサーの判断にまかされています。しかしお客様のことを知らなければ、適切な商品を選ぶことはできません。出張から帰るサラリーマンにはビールを、観光客や帰省客には名産品をなどなど、彼らが何を欲しているのか考えましょう。また時間帯によって、客層は変わります。いまどんなお客様がいるのか、これからどんなお客

  • 最先端でないサイトに学ぶ

    今日のシロクマ日報で"myTimeHero"というSNSについて触れたのですが、これがなかなか面白いです。と言っても機能的に先進的な面があるのではなく、むしろその逆。このSNS自体が中高年層向けのサービスということで、慣れている人にとっては当然だろと思うようなことも、一から丁寧に説明してくれています。こういうサービスを参考にすると、初心者がどんなところでつまづきやすいか・分からなくなってしまうかを確認できるかも。 例えばこの"Smart Photo Upload"機能: 普通のサイトのように、「参照」ボタンでブラウザを呼び出すという形式もあるのですが、デフォルトなのはこっち。ページが開かれると、エクスプローラー似の画面が表示され、自動的に画像ファイルを検出・サムネイルとして表示してくれます。あとはアップロードしたい画像にチェックして(チェックされた画像は下半分に表示)、Upload ボタン

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  • POLAR BEAR BLOG: イノベーション殺しの達人! -- 発想をつぶす10の人材

    『イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材』というがあります。『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』の続編、と言えば分かりやすいかもしれませんね。IDEO のマネージャー、トム・ケリー氏が書かれたで、イノベーションを生む人材にはどんなタイプがあるか?を論じた。その原書の表紙をパロディーにしたエントリがありました: ■ TEN FACES OF INNO!VATION (The Cantankerous Consultant) 原書(The Ten Faces of Innovation)の表紙はこんな感じなのですが: こんな風にパロディーされています: "Inoovation"が"In No! vation"になってますね。念のため、こちらがイノベーションをダメにするという10のタイプです(詳しい説明がないので、適当に意訳

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  • POLAR BEAR BLOG: ユーザーから本音を引き出す10の方法

    製品/サービス向上のために、ユーザー側からフィードバックを得る -- という作業をされた方なら誰でも、それがいかに難しいことかは身に染みてお分かりだと思います。問題の1つは、回答者が音や心を明かしてくれない(無意識か意図的かどうかを問わず)という点だと思いますが、これについて10個のアドバイスを掲げたエントリがありました: ■ When Observing Users Is Not Enough: 10 Guidelines for Getting More Out of Users’ Verbal Comments (UXmatters) 著者の Isabelle Peyrichoux さんは心理療法(サイコセラピー)を学んだことがあるとのことで、回答者の心理面から正しい情報を引き出すアドバイスを挙げてくれています。以下、ほんとーに抜粋&意訳しまくりでまとめたもの: 自分の勝手な判断

  • POLAR BEAR BLOG: 「〜は死んだ」メソッド

    ---------- 【「~は死んだ」メソッド (なになにはしんだめそっど)】 ブログにおいて、アクセスを集めるエントリを簡単に作成する方法。タイトルに「~は死んだ」というセンテンスを置くのでこう呼ばれる。具体的な内容は以下の通り: (現時点で)流行しているもの、勢いがあるもの、話題に上がっているもの(以下[A])を選ぶ。 「~は死んだ」の「~」の部分に[A]を置く。この時、違和感を感じないと「何をいまさら」的な記事になってしまうので、ステップ1.に戻る。 [A]が最近犯した失敗、勢いの低下を示すデータを集める。決定的な失敗/否定的データではなく、ささいなネタで十分。またネタは2~3コで構わない。 3.で集まった情報をもとに、適当にエントリを書く。 「ただし今後の動き次第では、復活の可能性もあるだろう」などの免責事項を入れておく。 待つ。 [A]が当に死んでしまった場合、「自分は過去にこ