bookとeconに関するsymbioticwormのブックマーク (31)

  • 読書メモ:エルスターの「酸っぱい葡萄」 - 道徳的動物日記

    功利主義をのりこえて:経済学と哲学の倫理 作者: 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房 発売日: 2019/11/12 メディア: 単行 ↑ 上記のに収録されているヤン・エルスターの「酸っぱい葡萄:功利主義と、欲求の源泉」を読んだのでメモを残す。実は以前にもエルスターの単著の方の『酸っぱい葡萄』を図書館で借りていた*1。だが、内容が難しくて途中の読むのを諦めてしまった。今回も途中から体調不良になったこともあって、ちゃんと理解できているかどうかは自信がない。でもまあせっかく読んだので備忘録的にメモを残すことにした。 ・いちばん面白く思えたのは、「適応的選好形成」と「計画的性格形成」の区別をしているところ。これに関しては、訳者による単著の方の「あとがき」から引用する。 適応的選好形成とは、大まかに言えば、実行可能な選択肢に応じて選好が変化すること、とりわけ、実行可能な選択肢が貧弱である場合に

    読書メモ:エルスターの「酸っぱい葡萄」 - 道徳的動物日記
  • 書評・最新書評 : 政治経済の生態学―スウェーデン・日本・米国の進化と適応 [著]スヴェン・スタインモ - 諸富徹(京都大学教授・経済学) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■高福祉で高競争力、両立の秘密 グローバル化で福祉国家の維持は困難になるとされてきた。だが、この仮説は現実には妥当しないと書は結論づける。スウェーデンは、その典型だ。この国の政府支出の対GDP比は50%を超える(日は約37%)。まさに「高福祉・高負担」だ。しかし経済成長率、財政健全性、世界競争力ランキング、女性の就業率、平等度、どれをとっても先進国トップクラス、日ははるか後塵(こうじん)を拝する。 その秘密はどこにあるのか。書は、それを日米両国との対比で解き明かそうとする。スウェーデンの長所は、変化への高い適応能力だ。産業構造のサービス化・知識集約型への転換は不可避と見るや、それを支える人的資への投資教育支出)に大きく舵(かじ)を切る。移民より社会分断が少ないという考慮から政府は、女性の労働市場参加を一貫して支持し、両性間平等を徹底させた。これを、充実した家族支援政策が支え、大

    書評・最新書評 : 政治経済の生態学―スウェーデン・日本・米国の進化と適応 [著]スヴェン・スタインモ - 諸富徹(京都大学教授・経済学) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • ピケティブームの真実とは? 18世紀のルソーから始まった「不平等との闘い」を総ざらいする 『不平等との闘い ルソーからピケティまで』 (稲葉振一郎 著) | インタビューほか - 文藝春秋BOOKS

    「ピケティが示した不平等の歴史的な展開を、さらに歴史的に俯瞰する。格差論の未来のために!」トマ・ピケティ『21世紀の資』共訳者の山形浩生氏 推薦! ブームの背景にある壮大な経済学者たちの「闘い」を、『経済学という教養』で知られる稲葉振一郎さんがまとめた。 『不平等との闘い ルソーからピケティまで』 (稲葉振一郎 著)――まず、ピケティはどうしてあれほどブームになったのでしょうか? 彼は20年前から「将来恐るべし」と言われていた数理経済学者で、10年前に実証分析に転換し、大出世した、というイメージです。つまり下地はあったわけです。しかしこんなに売れるとは思わなかった。翻訳が早く出たのはよかったですね。冗談半分で勝手に「どうせならこれは山形浩生さんに訳させれば早く出るのに」と言ってたらほんとに山形訳になって驚いた。 目新しさという点では、「資」という言葉に目をつけたのはいいですよね。アメリ

    ピケティブームの真実とは? 18世紀のルソーから始まった「不平等との闘い」を総ざらいする 『不平等との闘い ルソーからピケティまで』 (稲葉振一郎 著) | インタビューほか - 文藝春秋BOOKS
    symbioticworm
    symbioticworm 2016/05/21
    “冗談半分で勝手に「どうせならこれは山形浩生さんに訳させれば早く出るのに」と言ってたらほんとに山形訳になって驚いた。” それな。
  • 松尾匡・橋本貴彦『これからのマルクス経済学入門』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    松尾さんのサイトで紹介されていたので購入。松尾匡・橋貴彦『これからのマルクス経済学入門』(筑摩書房)は、昔の『近代の復権』のリニューアル版という感じもありますが、細かいところも結構興味深い論点があって、一気に読みました。 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__160314.html なにしろ、 搾取と貧困が深刻化する今、「階級」「疎外」「労働価値説」「唯物史観」といった、マルクス経済学の基礎概念を再検討し、現代的な意義を明らかにする、画期的な書! ですからね。 一見とてつもなく時代遅れでアウトオブデートな議論に見えて、実は世に横行する諸々の議論よりもずっとアクチュアルな概念であることを見事に論証していく手際がかっこいい。 そしてそれが実は、例えば松尾流疎外論が、昨今どこかで話題になっている「意識高い系」に対する根底的な批判になっていたりするわけです。 ・・

    松尾匡・橋本貴彦『これからのマルクス経済学入門』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  •  「エコノミストの昼ごはん」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    エコノミストの昼ごはん――コーエン教授のグルメ経済学 作者: タイラー・コーエン,田中秀臣,浜野志保出版社/メーカー: 作品社発売日: 2015/12/25メディア: 単行この商品を含むブログ (8件) を見る 書は著名な経済学者タイラー・コーエンの手による「とにかく美味しいものをできるだけお値打ちな値段でべるにはどうすればいいか」をメインテーマに書かれたエッセイ集だ.コーエンはそのコントラリアン的なユニークな経済学的な主張で有名で,その文章は啓発的で読んでいて楽しい.原題は「An Economist Gets Lunch」 第1章 導入 冒頭でニカラグアでいかに安くて美味しいものに出会ったかの探訪記が書かれており,ドキュメント風で面白い.この探訪記にはどうやれば安くて美味しいものに巡り会えるかのエッセンスが詰まっているのだ.このメインテーマについての探求は「は需要と供給の産物であ

     「エコノミストの昼ごはん」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    symbioticworm
    symbioticworm 2016/03/25
    これは面白そう。
  • この経済政策が民主主義を救う―― 安倍政権に勝てる対案/松尾匡 - SYNODOS

    改憲に突き進む安倍政権のもとで、これから景気はどうなっていくのか? 対抗する左派・リベラル派は何をすべきか? 人気の経済学者による経済予測と「勝てる」提言、新刊『この経済政策が民主主義を救う』(大月書店)から「はじめに」を公開。自由を守る最後のチャンス、あきらめるのはまだ早い! (シノドス編集部) 2015年の9月中旬、日では安全保障関連法案をめぐる攻防が大詰めを迎え、国じゅうが反対運動に揺れました。 安保法制そのものの危険性を語ることは、専門家に任せることにします。私でもわかることは、戦後長く続いた憲法解釈を決定的に踏み越えるたくさんのことが、強引に、大急ぎで進められたということです。世論の多数派が一貫して反対していることを、あえて無視して。 立憲主義の原則や正常な議会制民主主義の手続きを無視したのもさることながら、露骨な報道統制の動きや反基地運動への不当逮捕など、安倍政権の政治体質が

    この経済政策が民主主義を救う―― 安倍政権に勝てる対案/松尾匡 - SYNODOS
  • (書評)『21世紀の不平等』 アンソニー・B・アトキンソン〈著〉:朝日新聞デジタル

    ■上手な再分配策を!明快で具体的提言 それにしても、政府はいつになったら再分配政策に気を出すのだろう。経済政策の三柱といえば「安定」「成長」「再分配」。だが、アベノミクス「第一の矢」でも「第二の矢」でも、「再分配」だけがごっそりと抜け落ちている。かと思えば野党も、整合的な経済ビジョンをつくれ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。

    (書評)『21世紀の不平等』 アンソニー・B・アトキンソン〈著〉:朝日新聞デジタル
  • 矢野眞和『大学の条件』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    矢野眞和さんより『大学の条件 大衆化と市場化の経済分析』(東大出版会)をお送りいただきました。ありがとうございます。 http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-051332-6.htmlの大学には公的資金の投入が少なく,個々の家計に教育費の負担が重くのしかかっている.実証データを経済学的に分析し,大学進学機会の平等化が経済政策としても合理的であること,大学がエリートだけではなく,社会全体を支えるみんなのためにも有益であることを主張する. 学術書ですから『大学の条件』というタイトルになっていますが、一般向けのだったら、間違いなく『みんなの大学』あるいはむしろ『大学はみんなのもの』というタイトルになっていたでしょう。 こののエッセンスは、序章「それでも大学はみんなのためにある」という22ページに及ぶやや長い序章にあります。 現状を肯定する保守的世論-利己的家族

    矢野眞和『大学の条件』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 『21世紀の不平等』――グローバル化のせいで何もできないか?/アンソニー・アトキンソン - SYNODOS

    昨年話題になった『21世紀の資』の著者ピケティの師匠にあたり、「不平等研究の父」とも言われるアトキンソン。「ピケティ旋風」から1年経った今、ピケティが問題提起した格差拡大の研究を継承・発展させたのが『21世紀の不平等』である。ピケティいわく、「平等な社会に向けた現実的ビジョン」とされる書から、「グローバル化のせいで何もできないか?」の一部を転載する。 書で私はOECD諸国での不平等を減らすための提案をしている。すぐに思いつく反応は、「そいつは結構だが、いまいる世界ではそういう道筋を追い求めるわけにはいかないんだよ」というものだ。つまり、過去にはそういう野心もあったかもしれないが、今日では所得をもっと公平に分配するなどというのは、グローバル化した経済のなかで実現不可能な贅沢品となっているというわけだ。 どんな国でも、不平等低下を目指そうとすれば世界市場のなかでの競争力を失ってしまう。国

    『21世紀の不平等』――グローバル化のせいで何もできないか?/アンソニー・アトキンソン - SYNODOS
  • 長期停滞、格差、AI。若田部教授が着目する経済論壇の3大論点

    2015/12/9 時代を切り取る新刊をさまざまな角度から紹介する「Book Picks」。今回から「Pro Picker’s Choice」と題して、プロピッカーがピックアップした書籍を紹介する。初回は早稲田大学の若田部昌澄教授が、経済論壇で注目される3冊を取り上げる。 現在、英語圏を中心とする世界の経済論壇の3大トピックは、長期停滞論、所得・資産の格差増大、そしてロボット・人工知能AI)の経済に及ぼす影響、というあたりだろう。そうした論壇動向を示すを取り上げてみる。 アンソニー・アトキンソンはイギリスの経済学者である。一般読者にはほとんど名前が知られていないだろうが、トマ・ピケティの師匠といえばわかりやすいだろうか(ピケティの書いた書評が序文として収録されている)。 ピケティの『21世紀の資』(みすず書房)は、なんと14万部も売れ、解説が何冊も売れたくらいには話題になったが、

    長期停滞、格差、AI。若田部教授が着目する経済論壇の3大論点
  • (書評)『緊縮策という病 「危険な思想」の歴史』 マーク・ブライス〈著〉:朝日新聞デジタル

    ■機能しない「ゾンビ経済学」? 「債務が多すぎるから今のうちに削減しておこう」という主張は、欧州はじめ様々な国で叫ばれた。この手の緊縮策は、「痛みを伴う」「身を切る」といったフレーズと共に、日の一部でも人気だ。だが、書は緊縮策を「危険思想」と断ずる。答えは単純。緊縮策は、実際に機能してこなか… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。

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  • PR誌「書斎の窓」バックナンバー | 有斐閣 keywords: '書斎の窓,PR誌,バックナンバー,有斐閣'

    ※『書斎の窓』ウェブ版は,2019年3月号(662号)よりActibook(電子ブック)でご提供いたします。 書斎の窓 2024.03月号(No.692) マーケティング視点のX(トランスフォーメーション)⑥(最終回) Xワードについて考える =南 知惠子 投票率が向上すると政治は変わるのか?――『何が投票率を高めるのか』刊行記念(上) =松林 哲也・砂原 庸介 新・民法学を語る その4――沖野眞已先生・水野紀子先生をお招きして(下) =沖野 眞已・水野 紀子・大村 敦志・小粥 太郎

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  • 若森みどり『カール・ポランニーの経済学入門』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ある方のお薦めで買って読みました。 実を言うと、、カール・ポランニーはもう40年近く前に大学のゼミで読まされて以来、物事を考える際の一つの基軸であり続けています。 http://www.heibonsha.co.jp/book/b201320.html その時に読まされた『大転換』(旧訳、悪魔の挽き臼の絵が表紙の奴)が、大学時代のを次々と手放していってもなぜか手元に残り続け、未だに書棚に鎮座しています。 20年近く前に、ブリュッセルに勤務していた頃、当時連合総研におられた井上定彦さんと鈴木不二一さんが来訪されて、吞みながらあれこれ喋っていて、何かの拍子にポランニーの話になって、とても意気投合したこともありました。 今よみがえるポランニーの思想には、「人間のための経済」への想像力がある。民主主義を犠牲にしてまで経済効率が優先される現代世界の状況を警告したその思索をたどり直し、ポスト新自由主

    若森みどり『カール・ポランニーの経済学入門』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 社会政策・労働問題研究の歴史分析、メモ帳 再び竹中恵美子先生の著作をめぐって

    社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 濱口先生が私の前エントリを枕に「竹中理論はなぜ使えないのか」ということを書かれているのですが、もう少し内在的になぜ今、読んでもあまり意味がないのか、ということを考えてみたいと思います。まあ、しかし、私は竹中恵美子を読もうとは思っても、自分から『家父長制と資制』を再読しようとは思わないですし、大沢さんの『企業社会を超えて』もそうですね。今、ちょっと読み返してみたら、やっぱり古いなと感じました(竹中先生ほどではないにしても)。今、読むなら、やっぱり『生活保障のガバナンス』ですよ。これ、大沢先生の中で一番じゃないかなと思います。 でも、アカデミックなトレーニングをするという意味では、竹中先生の方がよいと思いますよ。濱口先生も言及されている大沢さ

  • 社会政策・労働問題研究の歴史分析、メモ帳 竹中恵美子先生の著作をめぐって

    社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 今日は終日、都立図書館にこもってました。いろいろ、勉強していたのですが、最初は竹中恵美子先生の全集を読んでいました。ただ、結論から言うと、いろんな意味でなかなか難しいなと感じました。 実は、昨日、ウィメンズプラザで読もうと思って行ってみたんですが、見事に全集が置いてませんでした。たぶん、予算がないんでしょうね。切ない。そこに置いてあったのが『竹中恵美子の女性労働研究50年』というです。結果から言うと、全集ではなくて、このから読んでよかったと思いました。なかなかのめぐりあわせです。なんでこのを読んでよかったと思ったのかと言われると、一つは全集の方にも書いてあるんですが、この自体が全集のきっかけになったんですね。そして、もう一つ、この

  • cakes(ケイクス)

    cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日

    cakes(ケイクス)
  • エミリー・オスター『妊娠出産の常識 ウソホント』:おおお、エミリー・オスターきたーっっっっ!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    お医者さんは教えてくれない 妊娠・出産の常識ウソ・ホント 作者: エミリーオスター,Emily Oster,土方奈美出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2014/10/03メディア: 単行この商品を含むブログ (3件) を見る きましたエミリー・オスター。アメリカ経済学期待の星(だったんだけど、こないだきたIMFの期待の新星30人には入っていなかったので驚き)エミリー・オスターの、日初紹介。それとこれって処女作? その彼女がこんな方面にきましたか、とびっくりする一方で、エミリー・オスターは当にわけわからないカバー範囲の広さというか無節操ぶりというかの人なので、かえって納得したり。アフリカのエイズと性病の関係については以前紹介した通り。また、そこにも書いたけれど、途上国で女の子が1億人も間引きされているのでは、というアマルティア・センまで大騒ぎした謎に対して、B型肝炎が関係して

    エミリー・オスター『妊娠出産の常識 ウソホント』:おおお、エミリー・オスターきたーっっっっ!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • ケインズ「講和条約の経済的帰結」:ドイツよ、これを読み直そうぜ。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    もはや泥沼というしかないユーロ情勢。えらそうなこと言ってるドイツだって、借金まともに返してないじゃないか、というピケティの突っ込みがあったけれど、それはまともな歴史感覚と、適切な金貸しとしてのバランス感覚がある人ならみんな思ったこと。が、いまのヨーロッパには、それがどうもまったく期待できないみたい。 まさに似たような話として、第一次大戦後にドイツから無理矢理借金(ではなく賠償金だけど同じ事)を取りたてるのがいかにアホなことか、そしてヨーロッパは一連託生なんだから、それが第一次大戦の戦勝国にとっても絶対にいいことにはならないよ、自殺行為だよ、というのを主張し、通らなかったために席を蹴ったケインズの著作がある。ぼくもそういう背景情報は知っていたけど実際には読んだことがなくて、今回ちょっと逃避のために読み始めた。 おもしろいわー。日語訳は、バカ高くて数十年かけて未だに未完ですでに続々絶版になっ

    ケインズ「講和条約の経済的帰結」:ドイツよ、これを読み直そうぜ。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • マクロ経済学はどこまで進んだか/Olivier Blanchard - himaginary’s diary

    引き続き、7/7エントリで紹介したの内容まとめ。 Olivier Blanchard(1948-) 数多くの理論を樹立 【影響を受けた経済学者】 研究スタイルではロバート・ソローとスタンレー・フィッシャー。二人はMITの私の博士論文審査委員でもあった。マクロ経済学の分析手法と考え方についてはルディ・ドーンブッシュ、および間接的にドーンブッシュの恩師のロバート・マンデル。簡単なモデルによる問題の表現という考え方は、突き詰めればトービンが源流。 【ケインズおよびケインズの一般理論について】 総需要の分析がマクロ経済学の中心テーマだということを学んだ。貯蓄と投資の関係によって産出が調整される、とするケインズの画期的な考え方は、ケインズ思想の中心。 【大恐慌について】 大恐慌から得た主な教訓は、総需要ははっきりした理由も無く突如下落することがあるということと、経済システムの中にある調整メカニズム

    マクロ経済学はどこまで進んだか/Olivier Blanchard - himaginary’s diary
    symbioticworm
    symbioticworm 2014/07/21
    “Olivier Blanchard”