仏リヨン(Lyon)近郊リル・ダボー(l'Isle d'Abeau)にある医療施設でネックレスを作る自閉症の男性(2012年3月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEAN-PHILIPPE KSIAZEK 【8月25日 AFP】自閉症の患者には、脳細胞が送受信する際の経路接続部にあたる「シナプス」が過剰に存在するとの研究論文がこのたび、米脳神経科学誌「ニューロン(Neuron)」に掲載された。この研究結果を足掛かりに、複合疾患である自閉症の治療法開発への道が開けるかもしれない。 自閉症患者の脳にシナプスが過剰に存在するのは、過剰形成ではなく、劣化した古い細胞を廃棄(刈り込み)する通常のプロセスが正常に機能しなくなった結果だという。 論文を発表した米コロンビア大学(Columbia University)の研究チームは、自閉症を再現する遺伝子組み換えマウスを用いた実験で、脳の「刈り込みメカ
新しいスキルを学ぶことは、市場価値と幸福度を高める最良の道のひとつです。とはいえ、それほど簡単ではありません。新しいスキルを効果的に習得するにはどうすればいいでしょうか? 今回は、新しいスキルの学習について、科学的見地から見てみます。 脳は謎に満ちています。今後の何年かで、脳の働きはかなり解明されるでしょう。とはいえ、脳が新しいことをいかに学ぶのかについては、まだわかりはじめたばかりです。 以下、科学的に効果がある学び方を解説する前に、新しいスキルを学ぶときに脳で何が起きているかを見てみることにします。 新しいスキルを学ぶとき、脳はどう変わるのか? 新しいことを学ぶと、脳は実質的に変化します。そして、学んだスキルが身につくだけでなく、その恩恵は生活全般に及びます。 米ニューヨーカー誌が指摘するとおり、新しいスキルを学ぶと、短期記憶の改善、言語的知能の向上、言語スキルの向上など、さまざまな副
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福島の原子力発電所事故をきっかけに、技術やその根底にある科学との向き合い方が問われている。「日本の社会には科学リテラシーがない」。京都大学大学院総合生存学館(思修館)の山口栄一教授は、この問題意識から新著『死ぬまでに学びたい5つの物理学』(筑摩選書)を執筆した。同書に記したような天才物理学者たちの知の創造プロセスを知ることが、科学リテラシーを高めるための第一歩になると山口教授は語る。(取材・構成は、片岡義博=フリー編集者) ――『死ぬまでに学びたい5つの物理学』という本は、物理学の入門書でありながら、文系の読者も面白く学べることを目指しています。そして、序章のタイトルは「強く生きるために物理学を学ぶ」。一般的な物理学の書籍とは一線を画していますが、この本を書くきっかけから伺いたいと思います。 山口 私は1990年代の終わりまで永らくフランスに住んでいました。ところが帰国したら日本は大変なこ
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