もし自分のこれまでの記事を「お気に入り」できるなら、今日のを唯一つける。 数か月前にも触れたけど、人為的な進化がけっこう真剣に議論されるようだ。 ヒトの生殖細胞をCRISPRで遺伝子改変する、すなわち改造人間は理論的には可能だけど、倫理的にはできない。 今日のScienceの論文では、CRISPRを更に改良してハエの生殖細胞の遺伝子改変した。原理的にはヒトにも応用できる技術レベルまできている。 健康と科学の将来と倫理を真剣に議論しようということで、NatureとScienceにそれぞれコメントがでている。とくに後者のScienceのものは秀一で、1月にNapaで開かれたこの議題でのミーティングレポートをしている。Science今週号(3月20日)には関連するコメントが2つある。これとこれだ。 これらのコメントによると、ヒトの生殖細胞への応用は当面禁止で、関連する基礎研究の透明化を推すという
2年近く脳関係の論文を読んでみると、脳活動の記録や解析手法が確立したことで、研究の勝負は問題の設定とその問題を解くための課題の設計にかかっているような気がする。このため、論文を読んでいて一番面白いのは脳活動の記録や解析、あるいは結論そのものより課題設計の想像力になる。実際、論文でもこの課題設計部分について詳しく記述が行われるのが普通だ。今日紹介する英国認知脳科学研究所からの論文は、「忘れ去る」という「積極的な忘却」過程という困難な問題にチャレンジした研究でNature Neuroscienceオンライン版に掲載された。タイトルは「Retrieval induces adaptive forgetting of competing memories via cortical pattern suppression (記憶の取り出しは、皮質パターンの抑制を介する競合する記憶の適応的忘却を誘導す
This course provides an introduction to optical science with elementary engineering applications. Topics covered in geometrical optics include: ray-tracing, aberrations, lens design, apertures and stops, radiometry and photometry. Topics covered in wave optics include: basic electrodynamics, polarization, interference, …Show more This course provides an introduction to optical science with element
末梢神経の再生にiPS細胞を応用、神経再生技術の実現に向け 大阪市立大学は3月18日、iPS細胞を末梢神経の再生に初めて応用し、神経再生の長期有効性について明らかにしたと発表した。この研究は、同大大学院医学研究科整形外科学の中村博亮教授、上村卓也病院講師らのグループによるもの。研究成果は、「Cells Tissues Organs」に近日オンライン掲載される予定だ。 画像はプレスリリースより 外傷などによって生じる大きな末梢神経欠損に対しては、これまで体の他の部位から正常神経を採取し、欠損部へ移植する自家神経移植しか治療選択肢がなかった。しかし、神経を採取した部分に新たなしびれや知覚障害が生じることが問題となっていた。また近年、人工神経が開発され、臨床応用が進みつつあるが、国内外で市販されている人工神経は硬い材質のため移植場所が限られる、人工神経の神経再生が乏しいといった問題点もあり、未だ
iPS細胞から全身の筋肉が動かなくなるALS=筋萎縮性側索硬化症の患者の神経細胞を作り出し、医療現場で使われている複数の薬がALSに特有の神経細胞の変化を抑えることを慶応大学の研究グループが突き止めました。 研究グループでは、これらの薬が将来ALSの治療薬になる可能性があるとしています。岡野教授は「薬はいずれも別の病気の治療薬として承認されていて、基本的な安全性が確かめられている。中には特許が切れているものもあり、コストが安いのもメリットだ。今後、製薬企業とも協力して動物実験などを進め、1年後をめどに臨床研究を始めたい」と話しています。
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