2015年9月21日のブックマーク (5件)

  • 9月8日:ガン抑制遺伝子p53の2面性(Natureオンライン版掲載論文) | AASJホームページ

    p53分子は最も有名なガン抑制遺伝子で、多くのガンでこの遺伝子の欠損や突然変異が見つかっている。恥ずかしいことに、私自身は欠損も突然変異も、結局はp53のガン抑制機能の欠損につながるだけだと理解していた。しかし実際には研究が進んでいて、点突然変異を持つ分子のいくつかは、ガン抑制機能が失われるだけでなく、ガン増殖を促進する新たな性質を持つことが徐々に明らかになっていたようだ。今日紹介するペンシルバニア大学からの論文は点突然変異を持つp53が獲得した新しい性質についての研究でNatureオンライン版に掲載された。タイトルは「Gain of function p53 mutants co-opt chromatin pathways to drive cancer growth (p53分子の機能獲得型突然変異はクロマチンを変化させてガンの増殖を駆動する)」だ。突然変異が起こった後でも、もちろん

  • 日本はどの分野に研究費を重点的に投入しているのか - A Successful Failure

    2015年09月11日 日はどの分野に研究費を重点的に投入しているのか Tweet 科研費新規採択数から見る国内の研究分野別有力大学・研究機関、各国内大学・研究機関におけるアクティビティの高い研究分野に続いて、科研費可視化第3弾ということで、今回は科研費全体の各研究分野への配分を見てみたい。これを見ることで今の日がどの研究分野に重点的に投資しているかが見えてくる。 科研費配分結果 次のツリーマップは平成26年度科研費配分結果を表示したものである。面積が配分額の大きさを示しており、科研費が多く配分されている分野ほど大きく表示されている。現時点において最も科研費が投じられているのは医歯薬学であり、2位の工学と3位の数物系科学をあわせたよりも多い。高齢社会の中にあって医学の進歩は日の生命線ということだろう。一方で意外にも情報学は人文学よりも少なく、下から数えたほうが早いぐらいだ。必要な機材

    日本はどの分野に研究費を重点的に投入しているのか - A Successful Failure
    symphonicworks
    symphonicworks 2015/09/21
    日本はどの分野に研究費を重点的に投入しているのか : A Successful Failure
  • 3次元実装は日本で研究 - IBMが注力する脳型コンピュータチップ開発(前編)

    2015年8月に東京で開催された、世界規模の半導体製造装置・材料業界団体SEMIの日法人SEMI Japan主催の会員向けイベント「SEMI Members Day 東京」(図1)で日アイ・ビー・エム 東京基礎研究所サイエンス・アンド・テクノロジー部門のシニア・リサーチ・スタッフ・メンバー、山道新太郎氏(図2)が「コグニティブ・コンピューティング(Cognitive Computing)にむけたニューロモーフィック・デバイス(Neuromorphic Device)」と題して講演した。 ビッグデータの時代には、人間の脳のように経験から学び、異なる事象間の関係性を見つけ、仮説を立て判断する新たなコンピューティングシステム「コグニティブ(認知)コンピューティング」が必要になる。このためには、人間の脳神経で行われているような信号処理をハードウェア・レベルで実現する半導体デバイス「ニューロモー

    3次元実装は日本で研究 - IBMが注力する脳型コンピュータチップ開発(前編)
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    symphonicworks 2015/09/21
    3次元実装は日本で研究 - IBMが注力する脳型コンピュータチップ開発(前編) | テクノロジー | マイナビニュース (後編) http://t.co/EBV3ILS0Xb
  • 実験医学:絡み合い、伝え合うオルガネラたち〜膜接触を介した新しい輸送メカニズムと疾患

    《企画者のことば》オルガネラが他のオルガネラと接触し,脂質やCaの輸送を行っていることは以前から知られていたが,近年,オルガネラ上のタンパク質が接触部位を通じて相対するオルガネラ上のタンパク質の機能を制御していることがわかってきた.その結果,オルガネラの定義は,「独自の機能を発揮する孤立した膜区画」 から 「接触を介して協調して機能する動的な膜区画」 に変化しつつある.膜接触部位は,炎症,2型糖尿病,神経変性疾患,微生物・ウイルスの感染などとも密接に関係している.稿では,目覚ましく発展しつつあるオルガネラ間コミュニケーションの概要を紹介する. 目次・内容紹介 購入方法・送料について 法人向け 購入のお問い合わせ

    実験医学:絡み合い、伝え合うオルガネラたち〜膜接触を介した新しい輸送メカニズムと疾患
  • ScaleS|ソルビトール・尿素・低濃度界面活性剤による、組織と色素にやさしい透明化 - Mのメモ

    ScaleS: an optical clearing palette for biological imaging Hiroshi Hama, Hiroyuki Hioki, Kana Namiki, Tetsushi Hoshida, Hiroshi Kurokawa, Fumiyoshi Ishidate, Takeshi Kaneko, Takumi Akagi, Takashi Saito, Takaomi Saido & Atsushi Miyawaki Nature Neuroscience (2015) AOP, doi:10.1038/nn.4107 水溶性試薬による脳透明化の火付け役、濱先生&宮脇先生 et al., からNature Neuroscience新作。ソルビトールと尿素によって脳が透け~る、その名もScaleS。論文内容の解説は理研のプレスリリースが相変わ

    ScaleS|ソルビトール・尿素・低濃度界面活性剤による、組織と色素にやさしい透明化 - Mのメモ