ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (12)

  • 年下のオタが「俺らはおっさんだー!」と叫ぶのを見てグラグラした - シロクマの屑籠

    先日、自分よりも一回り年下の人々、年齢にしてアラサーぐらいとおぼしき人々が「俺らはおっさんだー!!」と叫んでいる場所に飛び込んで、ちょっとグラグラすることがあった。 1. 都内で編集者さんと打ち合わせをした後の午後九時、私はそこにいた。 店内には“古き良き”20世紀のゲーム漫画のポスター、関連グッズなどが飾られ、ゲームBGMやアニソンが大音量で流れていた。大きな投影型スクリーンには、DJの選んだものであろう、アニメやゲームの映像が浮かび上がっている。その空間で人々は酒を飲み、煙草を喫し、リズムを楽しみ、語らいに耽っているのだった。 知人が言うには、今日は客層が若い部類なのだという。「普段は平均年齢がもっとあがって、40代になりますよ」「ここは、懐かしいコンテンツの場所ですから」──彼の話を聞きながら店内を眺め直してみると、確かに、ほぼ全員がアラサーぐらいにみえる。酒に対する態度をみるにつ

    年下のオタが「俺らはおっさんだー!」と叫ぶのを見てグラグラした - シロクマの屑籠
  • いじわる婆さんは、精神科で“治療”してしまって構わないのか - シロクマの屑籠

    TVアニメ ぼのぼの しまっちゃうおじさん Special DVD () 出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2014/10/31メディア: 大型この商品を含むブログ (3件) を見る どこまでが精神疾患で、どこまでが正常な人間なのかを判断するのは、とても難しい。 たとえば発達障害などもそうで、最重症の発達障害、重症の発達障害、比較的軽度の発達障害、精神科医によっては発達障害と診断する一群、発達障害っぽいが診断するほどではない定型発達の人、までのグラデーションがある。 みようによっては発達障害、みようによっては定型発達、という人に外来で出会った時、片っ端から発達障害と診断するのがベストなのだろうか? これに対する返答は、ドクターによって微妙に違っているように思う。どちらにせよ、障害と診断すべきかどうか迷うような人々が、誰でも診断できるような典型例の外側に、たくさん存在しているのは確かだ。

    いじわる婆さんは、精神科で“治療”してしまって構わないのか - シロクマの屑籠
  • 発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない - シロクマの屑籠

    精神医療が世の中を変えて、世の中が精神医療を変えていく。 そういう視点で、精神医療と世の中の相互作用を眺めていると、つい、ブロガーっぽいことを考えたくなる。 1.昔の精神医療には「狂気」しか無かった。 「発達障害」も「社交不安性障害」も「境界性パーソナリティ障害」も昔は存在していなかった。今日ではよく知られている心の病気が出揃ったのは、20世紀になってからのことだ。 十八世紀には、たったひとつしか心の病気が存在しなかった。狂気 insanity である。狂気という診断が意味していたのは、今日の臨床家が精神病という語で意味しているもの、あるいは口語的に「狂った crazy 」と言われているものだった。「狂気」とは、多くの場合妄想や幻覚を伴ったり、重いメランコリ―や高揚状態を伴うなど、患者が現実となんらかのかたちで接触を失っている状態のことを意味していた。 (中略) 狂気というひとつの病気だけ

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  • シューティングゲームは親から子へ受け継がれた - シロクマの屑籠

    私はもう三十歳なのでシューターとしては既に老兵。もう上達する余地はあまり無いし、仕事や家庭に押されていつかプレイ出来なくなってしまうかもしれない。だけど、今こんなにシューティングを楽しめていること、良い作品と出会える事を心から嬉しく思う。これからも良い作品はまだ出てくる筈――そのときまで私よ、どうかシューターであり続けてくれますように。 http://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20060107/1136638356 2006年1月、私は、こんな事を書いていた。 それから十年以上が経ち、仕事に追われるにつれてゲーセンから足が遠のいていった。「これからも良い作品は出てくる!」という希望を2010年頃までは持っていたし、シューターとしての修練も重ねていたつもりだったが、『ダライアスバーストAC』『怒首領蜂最大往生』を最後に、私の琴線に触れるシューティング

    シューティングゲームは親から子へ受け継がれた - シロクマの屑籠
  • いつから、こんなにゲームが褒めてくれるようになったんだろう…。 - シロクマの屑籠

    ピコピコ少年 作者: 押切蓮介出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2009/09/17メディア: コミック購入: 12人 クリック: 69回この商品を含むブログ (81件) を見る 近場のゲーセンに新作シューティングゲームが入らない生活が続くうちに、だんだん家で遊べるゲームに頼るようになりました。Xbox360のゲームをやったり、steamで仕入れたゲームをやったり。数年ぶりに『ドルアーガの塔』を登りたくなり、ナムコクラシックvol.3を引っ張り出して遊んでいます。腕がなまったのか、30〜50階ぐらいでゲームオーバーになってしまい、なかなかドルアーガに遭えません。集中力が続かなくなっている、と感じます。 時間が無い時や出先では、ソーシャルゲームで済ませる事も多くなりました。こちらの記事に、ソーシャルゲームは15分ぐらいの暇を埋めるのにちょうどいいけれど時間泥棒、みたいな事が書いてあります

    いつから、こんなにゲームが褒めてくれるようになったんだろう…。 - シロクマの屑籠
  • 夢を忘れた大人になってしまった。 - シロクマの屑籠

    見たい夢が想像できなくなってしまった。 ここでいう夢とは、寝しなに頭のなかにぼんやりと浮かべる、気持ちの良い空想や夢想のことである。 昔から俺は、寝しなに気持ちの良い空想に耽るのが大好きだった。それほど不幸な小学生だったわけではないにしても、現実には思うに任せないことがたくさんある。親もうるさい。けれども就寝前のひととき、自分の好きな空想を思い描いて、そうしているうちに眠りに落ちる瞬間だけは自由で、誰にも邪魔されない。そうやって、空想の飛躍した、願望丸出しの夢とたわむれているうちに、いつしか意識がなくなり、睡魔に身を委ねる……それが黄金パターンだった。 小学校高学年の頃のトレンドは「ドルアーガの塔」だった。寝しなの俺は、無尽蔵にのぼっていける、宝箱にみちた奇跡の塔を毎晩毎晩延々とのぼり続けていた。宝箱の中身や冒険譚は、ありとあらゆる他のゲーム*1や神話から輸入し、今風に言うなら二次創作を脳

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  • google検索は召喚術で、あなたの詠唱能力が試されている - シロクマの屑籠

    google検索は召喚魔法の呪文詠唱みたいなもので、googleはユーザーの詠唱能力を試している。熟練ウィザードのスペルキャストには、インターネットの森羅万象を。駆け出しの魔法使いが唱えたありきたりのワードには、ありきたりのものを。 「google検索はユーザーの詠唱能力次第」 職場やオフ会で「ちょっとググってみて」と頼んだ時、打てば響くように情報や資料を見つけてくる人もいれば、「見つからないよ?ネットに落ちて無いんじゃない?」と一生懸命マウスのホイールを回している人もいる。手こずっている人を横目に別の人が一発で詳しいサイトを拾ってきて、仰天することもある。 こうした違いは、もちろんパソコンやOSの性能差に由来するものではない。ユーザーがgoogle検索にどういう単語を打ち込んだか次第だ。「google検索が上手い人」とは「欲しい情報を探し出すのに必要な検索ワードを打ち込み、狙った情報を拾

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    symphonicworks
    symphonicworks 2013/08/30
    google検索は召喚術で、あなたの詠唱能力が試されている - シロクマの屑籠
  • 私が中高生のネット依存をヤバいと思う理由 - シロクマの屑籠

    ネット依存の中高生、国内に51万人 厚労省推計 :日経済新聞 厚労省の研究から「中高生のネット依存者が推計52万人」という数字が出た。私はインターネットは学齢期からやっても構わない、むしろやるべきだと思っていたクチなので、この数字には衝撃を受けた。 文部科学省『学校基調査』(H24年)によれば、現代の中高生の総数は約690万人ぐらいなので、10人に1人弱、30人ちょっとのクラスで3人がネット依存に陥っている勘定になる。「クラスで大体3人がネット依存」と書き直してみると、さほど違和感のない数字のような気もしなくもない。が、頻度としては高すぎる。 参考までにアルコール依存症と比較してみると、2004年時点の厚労省の推計によれば*1、アルコール依存症は80万人、依存症疑いを含めて520万人程度と推計される。日の飲酒人口は推計6000〜7000万人らしいので、「疑い」も含めるなら飲酒人口のう

    私が中高生のネット依存をヤバいと思う理由 - シロクマの屑籠
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    symphonicworks 2013/08/04
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  • 春〜夏におすすめのイタリアワイン――ハズレなし8社紹介 - シロクマの屑籠

    暖かくなってきましたね。 季節の変わり目はワインの変わり目でもあります。冬料理に似合うような重いワインの季節は終わり、軽めのイタリアワインがおいしい季節を迎えました。 イタリアワインは融通がきくというか、ガーデンパーティーにも、夕焼けを眺めながらの一杯にも、文句を言わずに寄り添ってくれます。ただ、イタリアワインには「ハズレ」が多いという欠点があって、しまりのない白ワイン、渋くて酸っぱいだけの赤ワイン、スパークリングワインなのに泡が沸いてこないワイン……等々がゴロゴロしています。親しみのない人にとって地雷原のようなジャンルかもしれません。 それでも、ちゃんとしたメーカーはちゃんとしたワインをつくってますし、“味と香りで人を組み伏せる”新世界のワインとは違った趣があります。この記事では、お勧めのメーカー8社を紹介してみます。 【今回の選抜コンセプト】 ・ネット通販でほぼ確実に入手できる ・狙い

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    symphonicworks
    symphonicworks 2013/04/19
    春~夏におすすめのイタリアワイン――ハズレなし8社紹介 - シロクマの屑籠
  • ソーシャルゲームよりゲーセンのほうが「高コスト」問題 - シロクマの屑籠

    (※タイトル変更しました) ドラクエ7雑感:スマホ脳になったことを思い知らされる:村上福之の「ネットとケータイと俺様」:オルタナティブ・ブログ 上記リンク先の記事には、「スマホ脳」になった人が久しぶりにドラゴンクエスト7をやってみた際の「めんどうくささ」が書き記されている。 こういう記事を読むと、俺は「あなたが欲しかったのは真正のゲームではなく、エンターテイメントならなんでも良かったんですね」と思ってしまいがちだ。俺は、ゲームゲームである与件として「上達感が感じられるプロセス」を重視しているので、ゲームの上達プロセスを面倒と呼んで憚らない人はゲーマーとして認めない。なにか「手応え」がなければゲームとして楽しくないじゃないか。 そういえば、俺のシューター仲間の一人が、スマートフォンに移植されたケイブのシューティングゲームについてこう評していた;「あれは俺達が楽しんでいるほうのシューティング

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    symphonicworks 2013/03/05
    ソーシャルゲームよりゲーセンのほうが「高コスト」問題 - シロクマの屑籠
  • 運命と自由意志のアマルガム。 - シロクマの屑籠

    http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2012/11/14/155049 リンク先を読みながら、運命、を思った。 噂の小学生・はるかぜちゃんに限らず、現代の子ども達は、皆、21世紀の新しい環境に曝され生きている。生まれた時からインターネットがあり、三歳、四歳の頃からスマートフォンをいじり、小学生時代からアカウントやパスワードといった概念に親しんで育つのだろう。彼/彼女らのネットライフは、心無い大人達によるコミットメントや、キュウべぇのようなシステムからの誘惑に満ちたものになるとも推測される。 私個人は、はるかぜちゃんという人物の情況は、結果としてひとつの社会実験になっている、と思って眺めている*1。 第二次性徴にも到達しない年頃から、有史以来あり得なかったほどの不特定多数の大人にまなざされ、好悪様々のコメントを投げかけられた子どもが、どのよ

    運命と自由意志のアマルガム。 - シロクマの屑籠
    symphonicworks
    symphonicworks 2012/11/16
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  • 私が不登校から精神科医になるまで - シロクマの屑籠

    今でこそ私は、精神科医という、他人の社会適応やメンタルヘルスを気にする仕事に就いているが、かつては自分自身の社会適応やメンタルヘルスにこそ問題があり、学校生活から落伍していた。いや、当は今でも自分自身の社会適応に問題はあるだろうし、だからこそ人間の社会適応を学び、実践することに拘っているのだろう。 1.私はもともと古い地域社会の出身で、そのコミュニティのなかでは概ね上手くやっていた。私は我の強い、そのくせコミュニケーションの機敏に疎い子どもだったと思う。しかし地域の年長者達はそんな私の取り扱い方をよく心得ていて、私のほうも彼らを慕っていたので、コミュニケーションに困ったことはあまり無かったと思う。私は小学校に行くのを楽しみにしているような子どもだった。 しかし幸せは長く続かなかった。中学校に入り、地域社会の外側の生徒にまみえるようになると、私は年長者の保護を失った。“よく知らない同級生と

    私が不登校から精神科医になるまで - シロクマの屑籠
    symphonicworks
    symphonicworks 2012/10/20
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