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2009年6月15日のブックマーク (1件)

  • ゲノム解読男の波乱万丈 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    20世紀後半以降で、最も大きな影響を与えた科学的な成果は、ヒトの全遺伝情報(ゲノム)の解読だろう。病気の予防や治療、薬の開発はもちろん、「人間とは何か?」という哲学的な問いさえも、ゲノムを全く抜きにしては語れなくなっている。 ヒトゲノム解読は、駆け出しの科学記者だった私にも思い出深い。政府などの支援を受けた日米欧の国際チームに、一企業が果敢に勝負を挑み、激しい競争を繰り広げたからだ。 企業を率いていたのが、米国のJ・クレイグ・ベンター博士。「ゲノムを独占して金もうけする」として批判された。 「ヒトゲノムを解読した男」は、その「悪役」が赤裸々に人生を語っただけに面白くないはずがない。数々の女性遍歴、ベトナム戦争の従軍体験、投資家との対立。波乱万丈な人生を一気に読ませる。 けた違いに精力的な男がいたからこそ、ヒトゲノム解読が加速したのだと納得。こうした人材を生む米国の底力を感じた。(杉) 野中

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    synapse_books 2009/06/15
    「ゲノム解読男の波乱万丈」