・よいこと わるいこと (はじめての哲学) 大人も楽しめるというか親子揃って考えさせられる深い絵本のシリーズ。 フランスで数々の賞をとり世界19か国に翻訳されて話題になっている。 大人と子供向けの哲学教室を開く哲学博士の先生オスカー・ブルニフィエが文章を書き、ビデオゲームや舞台芸術も手掛けるイラストレーター ジャック・デプレが絵(写真)を担当した。 「結論が出ないことを尊重する」本である。 『よいこと わるいこと』は、善悪とは何かを教える内容だが、いきなり1ページ目が「よいこと わるいこと といっても ひとの考えはさまざまです ときには正反対のことだってあります」という始まり方をする。そして善悪に対しては、世の中にさまざまな考え方があることを示し最後に「あなたは?どう思いますか?」でしめくくる。何が善で、何が悪という結論は一切示しれくれないのだ。 ・神さまのこと (はじめての哲学) 『神さ
2013年02月09日11:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 「わかる」と「よくわかる」の違い - 書評 - よくわかる初等力学 今回も献本御礼。 よくわかる初等力学 前野昌弘 ある意味、「よくわかる」シリーズで最も待たれていた一冊かもしれない。 これぞ、「今、そこにある物理」なのだから。 ほぼ同時期発売の「量子力学入門」とあわせて紹介(こちらもあわせて献本御礼)。 本書「よくわかる初等力学」は、「よくわかる電磁気学」、「よくわかる量子力学」に続く、@irobutsu理学第三弾。 目次 「よくわかる初等力学」サポートページ 「よくわかる初等力学」サポート掲示板 - いろ物Wiki 「よくわかる初等力学」シミュレーション 第1章 静力学その1―力のつりあいの1次元問題 第2章 静力学その2―2次元・3次元での力のつりあい 第3章 静力学その3―剛体のつりあい 第4章 運動の法則そ
「あれから2年」の情報が氾濫する前に、この本を読んでほしい:相場英雄の時事日想(1/3 ページ) 大震災に関する報道が激減し、中央のメディアは「あれから2年」という杓子定規な切り口でしか報道しない。多くの人は被災地への関心が薄れているが、こうしたタイミングで読んでほしい本がある。それは……。 相場英雄(あいば・ひでお)氏のプロフィール 1967年新潟県生まれ。1989年時事通信社入社、経済速報メディアの編集に携わったあと、1995年から日銀金融記者クラブで外為、金利、デリバティブ問題などを担当。その後兜記者クラブで外資系金融機関、株式市況を担当。2005年、『デフォルト(債務不履行)』(角川文庫)で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞、作家デビュー。2006年末に同社退社、執筆活動に。著書に『震える牛』(小学館)、『偽計 みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎』(双葉社)、『鋼の綻び』(徳間書店)
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アメリカSF黄金期直前の1940年代にデビューし、長きにわたって書き続けたSF界の巨星、レイ・ブラッドベリが6月5日、ロサンゼルスの自宅で亡くなりました。享年91歳。 ブラッドベリはハインライン、アシモフ、クラークの「SF御三家」と並ぶ人気を得ながらも、「O・ヘンリー賞」を二度受賞したように、叙情的な作風がSFという枠を超え、広く評価された作家です。 現代SFの「最後の巨匠」の功績を、著名作品を中心に振り返ってみました。 関連記事はこちら ■人間の哀しさと愛おしさ 人類が宇宙に進出した未来社会、火星への移民を開始した人類は、さまざまな不思議な現象に出くわす。年代ごとに描かれる火星への進出の歴史の中で、人類は時には全滅の憂き目にあい、時には母星から取り残され、植民は頓挫、やがて地球に大きな災厄が襲いかかるーー。 舞台は火星、時は未来、使われる科学技術も高度だが、それらは物語を紡ぐ上での
松岡正剛が3・11直後から読んだ本のうち、原子力発電の技術と社会、フクシマ問題、技術立国がもたらした功罪などに関する本を紹介する。ブックナビゲーションサイト『千夜千冊』の… 千夜千冊番外録 3・11を読む [著]松岡正剛 東日本大震災以降じつに多くの本が出た。読んだもの読まなかったもの様々あって混乱してくる。それまで気にとめていなかった本が、急に気になり始めた人も少なくない。膨大な関連本を一気に読んだ人も多かった。私もそうだ。改めて、何に自分の気持ちを向けておくべきか、ここでちょっと立ち止まって考えてみる時期だ。そういう時に出たのが本書である。 目次には六十冊が並んでいるが、一冊ずつ一項目としてコメントされているわけではない。そんな構成は松岡正剛らしくない。見出しの本は単なる入り口であって、そこから入ってゆくと次々と別の本が呼び出され、つながってゆく。それが三月十一日およびそれ以降の著者の
園子温の映画「冷たい熱帯魚」を今更見た。昨年新春公開で、DVDリリースは先の夏だから、ずいぶん遅い鑑賞になった。すっかり旬の話題から乗り遅れているたぬきちであった。 しかしツタヤでは準新作になって高回転してるみたいだし、何より、簡単には古くならない作品だから、乗り遅れたけどちょっと感想を書いておきたいな、と思う次第。 「冷たい熱帯魚」に今更ハマるのは、たぶん僕だけじゃない。近所のツタヤでは週末は全部借りられてるし、原作を読もうとする人がすごく多いのだ。 原作というか、正しくは“元になった事件を書いた本”だが、三冊ある。 ◆山崎永幸『共犯者』(新潮社・四六判・1999年) ◆志麻永幸『愛犬家連続殺人』(角川文庫・2000年) ◆蓮見圭一『悪魔を憐れむ歌』(幻冬舎・2003年) 実は、どれも新刊では入手不可能、業界的に言うと「ただいま品切れでございます」、つまり「重版未定、事実上絶版」らしい。
・サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 「本人も与り知らない無意識の認知メカニズムの存在が、ヒトの本性を規定するとともに現代社会に特有の諸現象にも深くかげを落としている」ということを名著『サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ』の認知心理学者が語った続編的な内容。 無意識と情動。心と身体のあいだにあるはたらきが、顕在意識や行動に大きく影響を及ぼしているとする研究成果が多く提示される。悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいというジェームズ・ランゲ説。生存に必要なものに注意が向かう無意識の定位反応によって対象を注視していると、自覚的にも好きになってしまう現象。意識にのぼらない知覚というものがあって、思考や判断の下部構造となっている。予感や予兆は、本人がうすうす知っているがまだ意味を自覚できない時期の知覚だなんていう話もある。 現代社会のコマーシャルには、こうした人間の潜在認知
・悪魔とプリン嬢 『アルケミスト』のパウロ コエーリョによるダークサイドの大人のおとぎ話的な作品。『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』『ベロニカは死ぬことにした』とあわせて三部作になっている。人間は1週間でどれだけ劇的に変わりうるか、を共通テーマにしている。 これといった産業もなく、過疎化が進んでいく田舎の小さな町ヴィスコスに、異邦人の旅人がやってくる。町の入口を見張るのが趣味の老女には、旅人が悪魔にと取りつかれているのがわかった。これからなにか禍々しいことが起こるのだ、と。 旅人は町の住人全員(281人しかいない)が一生遊んで暮らせる位の価値を持つ金の地金を持っている。そしてそれを村の近くの山に埋めて隠した後、村に住む若い女性プリンに恐るべき提案を告げる。それはもしも1週間以内に村人の誰かが一人でも殺されたら、地金を全部、村人に差し上げようというものだった。 旅人は「条件さえ整えば、地球上
元朝日新聞の記者で、現在はフリーランスとして活躍する烏賀陽弘道氏が写真集を刊行した。東電の福島第一原発事故を鋭く追及し続ける烏賀陽氏は、なぜ写真集を出したのか。写真が持つ力を、本書を通じて感じてほしい。 相場英雄(あいば・ひでお)氏のプロフィール 1967年新潟県生まれ。1989年時事通信社入社、経済速報メディアの編集に携わったあと、1995年から日銀金融記者クラブで外為、金利、デリバティブ問題などを担当。その後兜記者クラブで外資系金融機関、株式市況を担当。2005年、『デフォルト(債務不履行)』(角川文庫)で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞、作家デビュー。2006年末に同社退社、執筆活動に。著書に『偽装通貨』(東京書籍)、『偽計 みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎』(双葉社)、『震える牛』(小学館)などのほか、漫画原作『フラグマン』(小学館ビッグコミックオリジナル増刊)連載。ブログ:「相
表紙の「読書の快楽!」という文字に惹かれて購入。 その中で読みたいと思った本をメモ。 ★気になった本★ ■■ 「東野圭吾を読み解く5つのキーワード 4.嫌な男」より 「女性にはよく判らない男性心理を知りたければ、東野作品を読むのが正解かもしれない。」とあったので。 ゲームの名は誘拐 (光文社文庫) 東野 圭吾 ↑「自分の目的のためなら誰だって利用するという主人公」だそうです。 夜明けの街で 東野 圭吾 ↑不倫もの。「妻子持ちの男性はみな身につまされて共感し、女性読者は一斉に非難の声を上げるはず。」だそうです。気になる……。 赤い指 東野 圭吾 ↑「嫁と姑の争いの板ばさみになってとんでもないことをしでかす」そうです。何をやらかすんだ! ■■ 「桜庭一樹が選ぶ人生の100冊」より 神の汚れた手〈上〉 (文春文庫) 神の汚れた手〈下〉 (文春文庫) 曽野 綾子 ■■ 「"現代"を知る新書30冊!
あれから1年が経った。3.11、あの日あなたはどこにいましたか?多分、この問いは何度も聞かれただろうし、尋ねもした。私は確定申告の帰り道、道路を歩いているときに激しい揺れに座り込んだ。電柱が撓み、電線が大縄跳びのようにぐるりぐるりと回っていた。 彩瀬まる『暗い夜、星を数えて 3.11被災鉄道からの脱出』は、25歳の新人女性作家が一人旅の途中であの震災に遭遇してしまった体験記である。福島のJR常磐線新地駅で停車中、地震は来た。動かない電車に見切りをつけ、二駅ほど先の相馬に住んでいると言う、偶然となりに座った女性と電車を降りて歩き出す。 新地駅は海から500メートルほど。コンビニで買い物をして外に出ると、町役場から津波警報の放送が流れた。振り向くと遠くで地面がうごめいている。彼女たちは高台へ必死に駆け上る。町が、走ってきた道が水に呑まれる。死ねない、死ねない、彼女は思う。 避難所で一晩を過ごし
外科医の華麗なメスさばき、大学医学部内の権力争い……生死を巡る人間ドラマを描いた医療小説が人気だ。このジャンルの特色は、現役の医師でもある書き手が多く活躍していること。聴診器をペンに持ち替えて、彼らはどんな問題を投げかけるのか。(川村律文) 帚木(ははきぎ)蓬生『インターセックス』(集英社)は、性器の形状や染色体が曖昧(あいまい)で、男女どちらかに性別を決められないインターセックス(半陰陽)の人々を、精神科医でもあるベテラン作家が取り上げた力作だ。 性差医療に取り組む医師の秋野は、産婦人科を中心に高度医療に取り組む病院にヘッドハンティングされる。多様な性を受け入れ、支援しようとする秋野の行動は、医師たちの意識を変えていく。一方で、秋野は病院内で不自然な事故死が続いたことに気づく――。 ミステリー仕立ての物語の中に、悩みを抱える人々が自助組織を作るシーンなども描かれ、性差のあり方について新た
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