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2013年2月7日のブックマーク (3件)

  • コラム別に読む : エンジェルフライト―国際霊柩送還士 [著]佐々涼子 - 瀧井朝世(ライター) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■死との向き合い方を問う 外国で亡くなった方の遺体や遺骨を祖国へ搬送する仕事がある。その国内初の専門会社、エアハース・インターナショナルの人々の奮闘を追った第10回開高健ノンフィクション賞受賞作。昨年11月の刊行以降、着実に読者を増やしている。 「国際霊柩(れいきゅう)送還」は同社の登録商標。海外で亡くなった日人、日で亡くなった外国人の送還に必要な手続きを行い、防腐処理や化粧を施して遺族の元に送り届ける。書はなかなか表に出ないその職業の内実を教えると同時に、死との向き合い方を我々に問いかける。 重いテーマだが「読後感は悪くない」という声が多い。おそらく、豪傑で懐が深い社長の木村利惠さんの存在によるところが大きいだろう。著者が初めて取材を申し込んだ時は「あなたに遺族の気持ちがわかるんですか」とぴしゃりと拒絶。社員にも厳しいが遺体には繊細な気遣いと敬意を見せる。遺族に安易な慰めの言葉はか

    コラム別に読む : エンジェルフライト―国際霊柩送還士 [著]佐々涼子 - 瀧井朝世(ライター) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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    synapse_books 2013/02/07
    「エンジェルフライト―国際霊柩送還士」
  • 「元素をめぐる美と驚き」書評 無表情に見える記号の裏に|好書好日

    元素をめぐる美と驚き 周期表に秘められた物語 著者:ヒュー・オールダシー=ウィリアムズ 出版社:早川書房 ジャンル:自然科学・環境 元素をめぐる美と驚き―周期表に秘められた物語 [著]ヒュー・オールダシー=ウィリアムズ 学生時代の私にとって、化学は苦手な教科だった。授業ではいつも、元素記号をぼうっと眺め、何のイメージも湧かないまま、先生の言葉を聞き流していた。今となって唯一記憶に残っている分子式は、水を表す「H2O」だけだ。 かくして敬遠してきた元素。これをめぐる美と驚きがあるというではないか。しかも自称元素コレクターの著者は、硬貨をぶつ切りして銅やニッケルを取り出したり、自らの尿を用いてリンを取り出そうとしたりする「ツワモノ」である。好奇心に駆られるようにして手に取ったこの、すぐさま読みふけった。 元素周期表は1860年代末にロシアの化学者メンデレーエフによって考案された。当時は空欄が

    「元素をめぐる美と驚き」書評 無表情に見える記号の裏に|好書好日
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    synapse_books 2013/02/07
    「元素をめぐる美と驚き―周期表に秘められた物語」
  • 「居場所を探して 累犯障害者たち」書評 孤立と困窮の連鎖を断ち切る|好書好日

    居場所を探して 累犯障害者たち 著者:長崎新聞社「累犯障害者問題取材班」 出版社:長崎新聞社 ジャンル:社会・時事・政治・行政 居場所を探して 累犯障害者たち [著]長崎新聞社・累犯障害者問題取材班 知的・精神障害がありながら福祉の支援を受けられず、結果的に犯罪を繰り返す「累犯障害者」。服役中の知的障害者の7割が再犯者で、3人に1人は出所後3カ月以内に再び罪を犯すという。『長崎新聞』の連載はこの問題にスポットライトを当て、2012年度新聞協会賞を受賞した。 累犯障害者は出所後、孤立と生活困窮に苦しむ。冷たい地元、追いつめられる家族。受け入れ先となる福祉施設は少なく、結果として再び犯罪に手を出す。 累犯障害者への偏見は根強い。福祉の現場では「扱いにくい人」を避ける「選別」が存在する。行き場を失った累犯障害者は、福祉に接続できなかった「責任」や「報い」を背負わされる。 時に障害は見えにくい。高

    「居場所を探して 累犯障害者たち」書評 孤立と困窮の連鎖を断ち切る|好書好日
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    synapse_books 2013/02/07
    「居場所を探して 累犯障害者たち」