イエメンやインドでは、法律で禁じられているものの、10歳にも満たない少女たちが結婚させられている。低年齢で出産し、教育の機会を奪われる彼女たちを取り巻く現実とは? 文=シンシア・ゴーニー 写真=ステファニー・シンクレア イエメンやインド、ネパールなどでは、10歳にも満たない幼き少女たちが花嫁となり、子供を産み育てる現実がある。多くの場合、年少者との結婚は違法とされているものの、地方の共同体では現在も行われている。 インド・ラージャスターン州で行われた、5歳の幼女と10歳の少年の結婚式に立ち会い、イエメンの首都で10歳の時に虐待的な夫と離婚した少女から話を聞いた。 幼き少女たちが結婚するのはなぜか? 伝統の陰に隠された児童婚の現実に迫る。 この特集に登場するイエメンの少女ノジュオドは、世界最年少で離婚裁判に勝訴した後、ライス元国務長官や女優のニコール・キッドマンらと共に、米国の「ウーマン・オ