後藤惠之輔・坂本道徳『軍艦島の遺産』 大橋弘『1972青春軍艦島』 ゴールデンウィークは、つれあいと長崎に行っておりました。 ぼくは学生時代に原水爆禁止世界大会に参加したり、つれあいは修学旅行などで来たことがあるというわけで、二人とも初めてではない場所なのですが、今回は原爆関係の遺跡や展示はパスをして、近世と近代の遺構・遺跡・展示をめぐることにしぼりこみました。 とはいえ、ぼくが「出島」の復元地を1日がかりで見ようなどとしていたらつれあいが怒り出したのも事実。けっきょく、長崎歴史文化博物館、グラバー園、出島、大浦・浦上天主堂という具合になりました。 長崎が郷土史ではなく日本史に登場するのは、戦国期に一寒村を戦国大名の大村純忠が港として開いたことがスタートですから、上記のものをまわれば、少なくとも原爆投下まではほぼ「長崎」をカヴァーすることになります(あくまで「初心者」としてですが)。 軍艦