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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (50)

  • ブックレット『日本の植民地支配』 - Apeman’s diary

    -水野直樹・藤永壯・駒込武『日の植民地支配 肯定・賛美論を検証する』、岩波ブックレット No.552、2001/2023 『日の植民地支配 肯定・賛美論を検証する』水野直樹/藤永壮/駒込武 編(岩波ブックレット)重版分が入荷しました。 大好評『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』の次に読むべきと話題になり、17年ぶりに再販が決まった一冊です。 pic.twitter.com/ABzAl26If0 — ジュンク堂書店プレスセンター店 (@presscenterten) 2023年10月16日 上記ツイートにもあるように、『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』がベストセラーになったのをきっかけに増刷されることになったブックレット。とりあげられている項目をみると刊行から20年以上たってもなお右派が同じことばかり繰り返していることがよくわかる。表面的には「軍艦島」などへの言及が増えると

    ブックレット『日本の植民地支配』 - Apeman’s diary
  • 横山エンタツ、南京訪問時の日記発見 - Apeman’s diary

    もう一月ほど前のニュースですが、「わらわし隊」の一員として1938年の1月に南京を訪問した漫才師、横山エンタツの日記の写しが発見されたことを『朝日新聞』が報じました(1月19日朝刊)。1月23日に南京に到着していますので、まだ埋葬の終わっていない遺体が多数あった時期です。また、東京裁判での判決によれば虐殺が収束したとされている時期でもあります。記事では次のような記述が紹介されていました。 その当時は敵の死体で一ぱいだったそうだが凡(すべ)て我軍の制理であとかたもなし しかし川にはあちこち浮んで居る 皆ハンゴウをあけてかき込みの最中 兵隊さんの足許(あしもと)に十五六の死体が並んで居る 死体の浮んで居たクリークの水 揚子江の水を呑(の)んだと新聞でよく見たがそれを僕達は始めて体験した 否定論者はよく「死体など見なかった」という参戦兵士の証言を引き合いに出しますが、それがいかに無意味なことであ

    横山エンタツ、南京訪問時の日記発見 - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2018/02/15
    “否定論者はよく「死体など見なかった」という参戦兵士の証言を引き合いに出しますが、それがいかに無意味なことであるかがよくわかります。 ”
  • 100年以上続く“反露”行事 - Apeman’s diary

    毎日新聞 2017年7月15日 「宗像大社 沖ノ島を保護 現地大祭を中止へ」 大社によると、大祭は、1905年に沖ノ島沖であった日海海戦の勝利を記念して始まった。戦前は土の大社で実施され、58年から海戦のあった5月27日に沖ノ島で催す現在の形になった。一般の上陸は原則禁止だが、大祭のみ全国公募の男性約200人が上陸している。 中国の抗日戦戦勝記念行事や世界各地の日軍「慰安婦」追悼碑についてこの国のメディアが吹聴してきたことに照らすなら、日では100年以上も前の出来事をネタにして反露活動を続けている、ということになりますね。 シベリア抑留関連資料の「世界の記憶」登録といい、ほんとうに自らのダブスタに無自覚な社会です。

    100年以上続く“反露”行事 - Apeman’s diary
  • 『フィリピンBC級戦犯裁判』 - Apeman’s diary

    永井均、『フィリピンBC級戦犯裁判』、講談社選書メチエ、2013年 著者が岩波から2010年に刊行した『フィリピンと対日戦犯裁判』の方は未読。ゆえに書が岩波の一般向け簡略版なのか、それとも新たな観点や問題意識が加えられているのかについてはいまのところ不明。今後調査してご報告します。 日の右派が中国韓国と対比して「反日じゃない」と引き合いに出す国の一つ、フィリピン。そのフィリピンにおける戦後しばらくの対日感情が極めて厳しいものであったこと、アメリカから裁判権を引き継いだ戦犯裁判の特徴、有名なモンテンルパ・ニュービリビッド刑務所での処遇、そして受刑者たちの恩赦、帰国に至るまでの経緯が紹介されている。タイトルは『〜BC級戦犯裁判』だが、内容的にはむしろ裁判後の経緯に重点が置かれている。 フィリピン人の対日感情を示すエピソードの中でも特に印象的なのは、降伏した日軍将兵らにしばしば「バカヤ

    『フィリピンBC級戦犯裁判』 - Apeman’s diary
  • やっぱり現れた「勝ち組」 - Apeman’s diary

    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43768 http://www.sankei.com/world/news/150516/wor1505160003-n1.html https://jinf.jp/weekly/archives/15889 https://twitter.com/ikedanob/status/600944284997672960 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150522/dms1505221140010-n1.htm http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150523/dms1505231530004-n1.htm こうしてみると、いかに彼らが「性奴隷」という単語と「20万」という数字に脊髄反射してきた

    やっぱり現れた「勝ち組」 - Apeman’s diary
  • 『「村山・河野談話」見直しの錯誤』ほか - Apeman’s diary

    吉見義明さんの岩波新書、『従軍慰安婦』は刊行から20年近く経った今でも、この問題についての基的な理解を形成するうえで有益な文献だとは思います。とはいっても、なにかあったらすぐこの、というのではその後の約20年間に行なわれてきた調査、研究へのリスペクトを欠くことになってしまいかねません。というわけで、このところ私は「最初に読むべきもの」として次の2冊を薦めています。 吉見義明、『日軍「慰安婦」制度とは何か』、岩波ブックレット No. 784 大森典子・川田文子、『「慰安婦」問題が問うてきたこと」、岩波ブックレット No. 778 それぞれ日軍「慰安所」制度とはなにか? というパースペクティヴと日軍「慰安婦」問題とはなにか? というパースペクティヴから書かれていますので、セットで読むのがおすすめです。岩波新書の『従軍慰安婦』はむしろその後に読んで、20年前に議論がどこまでの水準に達し

    『「村山・河野談話」見直しの錯誤』ほか - Apeman’s diary
  • 「悔恨」はどのように表現されるのか - Apeman’s diary

    ちょうど一ヶ月ほど前に放送された、Bill Guttentag 氏出演のラジオ番組でのやりとりで、ちょっと印象に残ったところがあった(14分45秒あたりから)。映画を観た司会者が、インタビュー対象の元日兵が「非常に気軽に casually」話しているようにみえた点が興味深かったと言い、彼らには悔恨 remorse があるのだろうか? と問うたのである。Guttentag 氏はこれに対してインタビュー対象者に後悔 regret の念が稀薄であったという自身の印象を語り、「人生の終りを迎えて深く後悔してインタビューを受ける」元兵士を予期していたのに意外であった、と告白している(彼自身は「悪の凡庸さ」の現われとして納得しようとしているようだ)。このような認識は外国人に特有のものではなく、以前に紹介したように野田正彰氏の『戦争と罪責』(岩波書店)の大きな柱の一つとなっている。だがその前提の一つと

    「悔恨」はどのように表現されるのか - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2008/04/25
    自分がそうだからわかるんだが、日本の男の一定割合は黙っちゃうんだ。よくないことだし、女に正面切ってぶつかって矯正されることもあるけれど。
  • NNNドキュメント'08「兵士たちが記録した 南京大虐殺」 - Apeman’s diary

    通常の倍近い55分枠での放送でしたが、あっという間に観終わったという感覚でした。小野賢二さんの調査に焦点をあわせた結果として、山田支隊による虐殺だけをもっぱらとりあげたかたちになっていましたが、一番最後のところで山田支隊の一部が第16師団の歩兵第33連隊(三重)または第38連隊(奈良)のいずれかを手伝うかたちで関わったもう一度の虐殺があったのではないか、という小野さんの仮説が紹介されている点が興味深かったです。そこで紹介されている加藤日記は『南京大虐殺を記録した皇軍兵士たち』には収録されていない、それ以降に発掘されたものです(この一文、追記)。なお歩兵第33、38連隊はいずれも佐々木到一少将を旅団長とする歩兵第30旅団に属していますが、これまでに収集されている資料からは両連隊の当該時期の行動はよくわからない、というのが実情のようです。 なお、CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24

    NNNドキュメント'08「兵士たちが記録した 南京大虐殺」 - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2008/04/08
    NNNがねぇ。
  • 実は… - Apeman’s diary

    私、シカゴ・ボーイズの手先なんですよ、白状すると。その証拠に、アメリカが民主党政権の時に行ったヴェトナム戦争をとりあげることはあっても、チリのピノチェト政権による人権侵害と自国民殺害をとりあげたことないでしょ?

    実は… - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2008/03/21
    ブロガーや言論人については当てはまるか。政党とかはもっと広い視野を常に持っていることをアピールしたほうがいいのでは。
  • 否定論者のヘイトスピーチを考える - Apeman’s diary

    参考 http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20080110/p1 私はブログの「館」の方で「人権擁護法反対運動」批判をやった時から、「在日」だの「層化」だの「工作員」だの「中国の手先」だのおよそ変わり映えのしない「罵言」を、数え切れないくらい投げかけられてきた。「南京の真実 情報交換掲示板」にいけば手軽にその実例を見ることができる。青狐さんがとりあげたブログでも、少しさかのぼれば大量に実例が残っている。さて、その度にとまどうのは、「彼らはいったどんなリアクションを私に期待しているのか?」である。罵言というのは相手の心にダメージを与えないと意味がないわけである。基的には相手を怒らせるために使われるものだろう。しかしこれをお読みの方の多くもそうだろうと思うが、「お前朝鮮人か!」と言われて私が逆上し、「違うわ! 日人じゃ!」なんて言い返すことはありえないわけで

    否定論者のヘイトスピーチを考える - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2008/01/12
    政治の根幹を踏み外して自滅すべくして自滅する否定論者たち。
  • 頼まれもしないのに自滅の道を歩むひと - Apeman’s diary

    一部で話題となっていた「隼機関」の伊勢平次郎氏ですが、LIES OF THE LADY CHANG (仮題)なるを執筆するそうです。で、The Barnes Review という雑誌の編集者にコンタクトをとったということなんですが…ホロコースト否定論に詳しい方ならご存知の通り、この雑誌はウィリス・カルトというホロコースト否定論者が内部抗争でIHRから追い出されて創刊したものなんですな。いや、是非ともこの出版計画は実現してもらいたいものです。花田紀凱が「賛同人」に含まれる映画『南京の真実』とともに、南京事件否定論者の国際的な評判を地に落とす…では足りないくらい失墜させることでしょう。映画の公式サイトの「情報交換掲示板」にもホロコースト否定論の投稿がありますしね。

    頼まれもしないのに自滅の道を歩むひと - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2007/12/30
    どの国にもおかしな人はいる。止めて止まるものなら、初めからおかしくならない。南無三。
  • 分断を拒否すること - Apeman’s diary

    薬害肝炎問題については政府が「全員、一律救済」のための議員立法を行なう*1こととなった。もちろん、どのような法案が出てくるかという大きな問題は残っているけれど。さて、政府がこのような方針転換を行なう前の時点においてであるが、Arisanさんが「線引き」を拒む原告団について次のように書いておられる。 ところで大阪での裁判の原告の人たちが、「線引き」を許せないと言い、すべての被害者の一括救済を主張し続ける姿を見ると、被害者の人たち自身が、自分以外の(多くは見知らぬであろう)他の被害者たちへの責任を背負う形となり、自分たちへの経済的な面での救済を犠牲にして(和解の拒絶や、全員救済のために受取金の減額を自ら提案するなど)まで、その責任を果たすために闘わざるを得ない姿には、どこか理不尽な、重苦しいものを感じることも事実である。 ここで和解案を受け入れれば、この人たち自身への法的・経済的な救済は、一定

    分断を拒否すること - Apeman’s diary
  • 沖縄戦「集団自決」に関する教科書検定をめぐって - Apeman’s diary

    多くの人々が亡くなったばかりの時点でこういうことを書くのはちょっと不謹慎のような気がして控えていたのだけれども、二つの出来事を対比してみる時どうしても頭を去らないことがある。ビルマ軍がデモ隊を武力鎮圧し日人カメラマン長井健司さんが亡くなったことに対して、ビルマ政府に抗議しその責任を追及することに疑問を差し挟む見解というのはただの一つも見かけなかった(もちろん、私がみた範囲で、だが)。しかし「外国人ジャーナリストを射殺せよ」に類する軍中央なり政府なりの「命令書」が見つかったという事実はもちろんないわけである。外国人ジャーナリストを特に指定して射殺せよという命令が出ていたか否かはビルマ政府(軍)の責任を論じるうえで二次的、三次的な問題でしかない、と考えるならば、同じロジックは旧日軍の戦争責任を考える際にも用いられねばならないだろう。 さて、11万人を動員した沖縄県での県民大会を受けて、政府

    沖縄戦「集団自決」に関する教科書検定をめぐって - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2007/10/03
    この意見を目にして、のらりくらりと言い逃れることはできませんよ。
  • 「岸信介はアメリカのエージェントだった!」 - Apeman’s diary

    『週刊文春』10月4日号に掲載された『「安倍政権投げ出し」の原点 岸信介はアメリカのエージェントだった!」。今年の6月に出版されたニューヨーク・タイムズの記者ティム・ウィナー氏の著書、Legacy of Ashes: The History of the CIA (Doubleday) とウィナー氏への取材に基づく記事。もっとも、実を言うとCIAが岸に資金を渡していたことをズバリ示す文書が公開されているわけではなく、「CIAから岸への資金提供を示す文書をこの目で見ています」と語るマイケル・シャラー教授(元国務省歴史外交文書諮問委員)が登場するだけ。というわけで、私がブクマで書いたように「なにをいまさら…。みんな知ってたでしょ?」の範囲をほとんど超えるはなしではない。例えば春日幹雄、『秘密のファイル CIAの対日工作』(新潮文庫)の下巻、第八章でもこの疑惑はとりあげられており、「当時、日

    「岸信介はアメリカのエージェントだった!」 - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2007/10/01
    『ちょっと興味深かったのは、ウィナー氏がCIAの自民党に対する支援が暴かれそうになった機会としてロッキード事件をあげているところ。もちろん児玉誉士夫がからんでいたからである。』
  • マイク・ホンダ議員が「韓国系ではなく、南北どちらかの朝鮮系」だという噂… - Apeman’s diary

    米下院で慰安婦決議案が可決されたということを知らずに「〔決議ではなく〕決議案ですよね?」などと発言してしまう人物をことさらとりあげるのは大人げないような気もするのだが…「南京の真実 情報交換掲示板」の「さるおかた」氏がまたしても仰天発言(スレッド128、発言[126]。否定派の思考が如何に内向きであるかを如実に示す事例なので。 マイク・ホンダ議員が「チャイニーズ系とか朝鮮系とか噂がありますが実際は何系ですか?」などとバカげたことをいうので次のように申しあげたわけです。 う〜ん…すでに可決された決議を「決議案」だと言い張ってみたり、「ホンダ」というファースト・ネームの中国系or韓国アメリカ人がいると勘ぐってみたり、どうも「さるおかた」さんは世間が狭すぎるんじゃありませんか? 新聞くらい読みましょうよ。 するとこうかえってきました(強調引用者)。 ところでマイケルホンダが名であり、日系人で

    マイク・ホンダ議員が「韓国系ではなく、南北どちらかの朝鮮系」だという噂… - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2007/09/24
    教養ある階層の人ならば、自国のエスニックマイノリティに関する正確な知識は不可欠だと思うし、それが世界標準だ。
  • 「否定論の「性暴力」観」補足 - Apeman’s diary

    「旧日軍を免罪・擁護するために、現代を生きる自分の物差しを無批判に70年前に当てはめる」と言えば、先日問題にしたnekoyama氏の「強姦多発」否定論もそうです。このエントリのコメント欄でN・Bさんと私が婉曲なやりとりをしていますが、何が「あまりに不愉快」だったのか、補足しておきます。 「否定論の「性暴力」観」で言及した法華狼さんのエントリのコメント欄では、atoreaさんがnekoyama氏の発言をパラフレーズして「いやもうなんと言っていいか・・・」と呆れておられます。要するに、そういうことですよね? しかしあたりまえのことですが、人間が住むところどこにでも日常的な性の営みはあるわけです。nekoyama氏が言っているのは、「華北の男性*1が性的なパートナーにしている華北の女性は、オレの性的対象にはならない」ということです*2。「誤解を恐れず言わせていただければ」、華北で女性を強姦した

    「否定論の「性暴力」観」補足 - Apeman’s diary
  • 「シベリア抑留なんて知らない」と言い張る否定論者(追記あり) - Apeman’s diary

    8月30日に「南京の真実 情報交換掲示板」のスレッド128に投稿したものの、現時点(9月1日午前7時36分)でまだ公開されていない私のコメントです(その後、10時58分に確認したところ公開されていました)。 >シベリア?何ですかそれは? >ホロコースト?そんなものがあったのですか? 南京事件否定論者の中にホロコースト否定論者がちょくちょくみられることは承知していましたから驚きませんが、シベリア抑留もご存じないと言い張られるのですね? 東京大空襲、能寺の変についてもご存じないのですか? 返答を避けたということは「知らない」と判断させていただいてよいですか? だとすれば、それほどまでに非常識な方を納得させるために私的な時間を使う気にはなれません。 この掲示板を御覧の「南京大虐殺はなかった」派のみなさま。「さるおかた」さんはシベリア抑留も「知らない」と言い張っておられます。あなた方はこういう人

    「シベリア抑留なんて知らない」と言い張る否定論者(追記あり) - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2007/09/03
    シベリア抑留は、死んだじいちゃんの持ちネタでしたよ。5年ほど抑留されて、食事が粗末だったので、木に巣食った芋虫(甲虫の類の幼虫だろう)をおやつに食って生き延びたとか。とても甘くて美味しいらしいYO!
  • 『ゆきゆきて、神軍』(追記あり) - Apeman’s diary

    奥崎謙三宅が取り壊されたから…というわけでもないだろうが、『ゆきゆきて神軍』(監督:原一男、1987年、日)のDVDが再発売された。 この映画が最初に話題になった当時にももちろんニューギニア戦線の悲惨さについて一通りのことは知っていたし、例えば人肉の発生などについてもはなしに聞いてはいたけれども、いま改めて観直すと奥崎がこだわっていたのが決して孤立した事件でないことがよく分かる。Wikipediaの「奥崎謙三」の項に次のようにあるのはまちがい。 映画の撮影の中で奥崎は、戦中に起こった銃殺事件の真相を追うが(…) 正しくは、敗戦後23日経ってから「敵前逃亡」の罪で軍法会議抜きに2人の兵士が射殺された事件の責任を問おうとしたのである。すなわち、当ブログでもとりあげた花園一郎、『軍法会議』が証言していたのと同じ問題である。敗戦後も日軍将校が軍の秩序をかさに着て法的根拠の疑わしい軍法会議を開

    『ゆきゆきて、神軍』(追記あり) - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2007/08/28
    『「若者ってバーカだな」などと言うくらいなら、自分たちの世代から100人、1000人の奥崎を出していればよかったのだ。』それは「庶民」のすることではない。との反論が考えられる。
  • 「誰も主張してないことに反論する」症候群 - Apeman’s diary

    ちょっと久しぶりに南京事件に関してよそさまでコメントしてきました。bat99さんから示唆を受けて訪問したブログなんですが、行ってみるとコメント欄にはすでに私のエントリと「南京事件FAQ」からコピペしてくれている人が。最近、このようなかたちで「虐殺はあった」派のコンテンツを紹介してくださる方をよく見かけますが、ありがたいことです。もちろん南京事件についても調べるべきことはまだいろいろあるのですが、華北での対ゲリラ戦(三光作戦)についての調べものにもっと時間を割きたいと前々から思っていましたし。 さて、コメントは主としてブログ主氏というより「KHAN」というハンドルの人物のコメントに対するものへと移行していったのですが、繰り返し質問したのにスルーされている論点があります。 いわゆる「自虐史観」攻撃の大きな理由のひとつとして、日以外は合法、日のみ違法ということのような、日だけに厳しいという

    「誰も主張してないことに反論する」症候群 - Apeman’s diary
    synonymous
    synonymous 2007/07/27
    コメント欄に、欧州戦線と太平洋戦線の比較あり。
  • Apes! Not Monkeys! - 慰安婦・慰安所に関してオンラインで閲覧できる一次史料(追記あり)

    再追記あり。再追記部分は太字。その後、オンラインで閲覧できる資料がさらにあることをご教示いただきました。こちらをご覧ください。 コメント欄が制限字数に到達しましたので新規の投稿ができなくなっております。 アジア歴史史料センターで公開されている資料を「慰安婦 or 慰安所」で検索すると計15点がヒット。このうち関連するものは(ざっとみた限り)次の通り(「@」は判読不能部分)。 「支那渡航婦女に関する件」 内務大臣決裁書類・昭和13年(下) レファレンスコード:A05032044800 支那渡航婦女ニ関スル件伺日南支派遣軍古荘部隊参謀陸軍航空兵少佐久門有文及陸軍省徴募課長ヨリ南支派遣軍ノ慰安所設置ノ為必要ニ付醜業ヲ目的トスル婦女約四百名ヲ渡航セシムル様配意アリタシトノ申出アリタルニ付テハ、年二月二十三日内務省発警第五号通牒ノ趣旨ニ依リ之ヲ取扱フコトトシ、左記ヲ各地方@ニ通牒シ密ニ適当ナル引

    Apes! Not Monkeys! - 慰安婦・慰安所に関してオンラインで閲覧できる一次史料(追記あり)