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ブックマーク / facta.co.jp (14)

  • 宮沢さんの無愛想の魅力

    宮沢さんの無愛想の魅力 2007年8月号 連載 [硯の海 当世「言の葉」考 第16回] by 田勢康弘(政治コラムニスト) 小渕恵三さんが総理大臣だったころ、嬉しそうな表情で便箋3枚に書かれた文章を見せてくれたことがある。「大蔵大臣からこれを貰った」。宮沢用箋と記された便箋には、間違いなく筆ペンの宮沢喜一さんの字が躍っている。マスコミが小渕さんを「ボキャ貧(語彙不足)」とか「真空総理」とかからかっていたころのことである。 「いわゆる『真空』の効用について老子の説くところを高覧に供します」という書き出しである。「大成は欠けたるが如く其の用弊(やぶ)れず 大盈(えい)は冲(むな)しきが如く其の用窮まらず」「当に完成しているものはどこか欠けているように見えるが、いくらつかってもくたびれがこない。当に充実しているものは一見無内容に見えるがいくら使っても無限の効用を持つ」と解説がついており、最後

  • スクープ! 「ワクチン供給が半年遅れ」の惨憺/河野担当相は「和泉・大坪カップル」の尻ぬぐいか

    スクープ! 「ワクチン供給が半年遅れ」の惨憺/河野担当相は「和泉・大坪カップル」の尻ぬぐいか 号外速報(1月28日 08:30) 2021年2月号 POLITICS [号外速報] 「ワクチンが政権浮揚の決め手だ」――。菅義偉首相は、通常国会召集直前の週末、密かに呼び集めた子飼いの閣僚を前に語気を強めた。河野太郎規制改革相、小泉進次郎環境相、小此木八郎防災担当相、萩生田光一文科相……。白羽の矢が立ったのは、何かと物議を醸す突破力が売りの河野氏だった。 「領空侵犯」された西村、田村、加藤 昨年11月25日から「勝負の3週間」と喧伝しながら「GoToキャンペーン」を止めず、緊急事態宣言の再発令に追い込まれ、重症者や自宅での死者が急増――。政府の対応は「小出し」「後手後手」と批判を浴び、内閣支持率が急落する中、首相は「壊し屋」と呼ばれる河野氏にワクチンの供給から接種までの司令塔(総合調整)を任せる

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    synonymous
    synonymous 2021/01/29
    公安に政治は無理よ
  • 吉岡一族「暴走」やまず 東京女子医大は非常事態

    2歳男児に禁忌薬を過剰投与して死なせ、特定機能病院の承認を取り消された東京女子医大で、創業者一族の吉岡俊正理事長と岩絹子副理事長が、医療事故は病院長らの責任と経営責任を一切認めず、監督官庁の文部科学省や厚生労働省にも背を向けて“暴走”し始めた。 文科省高等教育局私学部は吉岡、岩両人を呼び、一族支配のままでは特定機能病院の再承認はありえず、14年度に4億円(約10%)減額した私学助成金も、15年度はさらに大幅カットせざるをえないと暗に退陣を促したが、2人は辞任を拒否した。塩崎恭久厚労相も「ガバナンスが機能していない」と彼らを批判しているが、これまた馬耳東風だ。 6月19日に学長選を強行し、吉岡理事長が立候補する(昨年のクーデター未遂以来兼任)。江戸川の産婦人科医の岩副理事長は同窓会の至誠会会長でもあり、そこを牙城に「吉岡家支配」を貫く構え。「私が守らなくちゃ」と批判派を次々切り捨て、い

  • ジャパンライフ流「処分回避法」

    ジャパンライフ流「処分回避法」 安倍首相の側近と会長が会し、献金をするマルチ販売会社。さすれば重い咎めなしか。 2017年9月号 BUSINESS 「これは結構有名人ですよ。あの山口さんがまだ生きていたのかと思ってさっき写真見たぐらい。この人はその時代から結構有名な方で、マルチという言葉が始まった最初の頃から、もう出ていた方だったと思います」 4月11日の参議院財政金融委員会。共産党の大門実紀史から、お年寄りから不当にお金を吸い上げている企業に厳正に対処するよう求められた財務相兼金融担当相の麻生太郎は、場が盛り上がればそれで良いかのごとくいつもの麻生節で、問題の張人をなつかしんでみせた。 大門が厳正な対処を求めたのは健康器具販売会社「ジャパンライフ」のこと。麻生がなつかしそうに「あの山口さん」と言ったのは、同社の創業会長の山口隆祥のことだ。 一方、誌8月号が、消費者庁が「ジャパンライ

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  • 日本衰退の元凶「新自由主義」

    衰退の元凶「新自由主義」 なぜ、日経済は成長しなくなったのか。答えは簡単である。政府が「デフレ下におけるインフレ対策」という愚行を続けてきたからだ。 2019年10月号 POLITICS [特別寄稿] by 中野剛志氏(評論家) まず、図1をご覧いただきたい。 これは、1995年から2015年までの20年間の経済成長率(名目GDP=国内総生産の変化率)の各国比較である。日だけが経済成長を止めているのが、一目瞭然だ。しかも、日は20年に及ぶデフレであり、このような長期のデフレは、世界にも類を見ない。第2次世界大戦後、「奇跡」と呼ばれた経済成長を成し遂げた国が、90年代半ばを境として、突然、このような無残なパフォーマンスしか出せなくなった。なぜ、こうなってしまったのか――。 しばしば、「日は成熟社会だから、もう経済成長は望めない」だの「少子高齢化社会だから、経済成長はできない」だの

    日本衰退の元凶「新自由主義」
    synonymous
    synonymous 2019/09/26
    江戸時代のシバキ改革が現代によみがえった
  • 遂に切れた核燃サイクルの「輪」

    遂に切れた核燃サイクルの「輪」 もんじゅの代わりの仏高速炉「アストリッド計画」が潰え、いよいよつながっていると言い張る材料がなくなった。 2019年5月号 LIFE [技術の裏付けがない出鱈目計画] 技術が確立せず、開発計画から50年以上経ってもまったく繋がる気配がないのに、計画更新のたびに、すぐにでも繋がるかのように発表されてきた核燃料サイクルの「輪」。そんなほころびだらけの核燃料サイクル政策に決定的なダメ出しをした昨年11月末の日経済新聞の報道がかき消されたのをご存じだろうか。 2018年11月28日付の「日がフランスと進めている次世代原子炉開発について、仏政府が2020年以降、計画を凍結する方針を日側に伝えたことがわかった。仏政府は19年で研究を中断、20年以降は予算を付けない意向という」という内容の記事のことだ。ここで言う次世代原子炉とは、日が高速増殖炉もんじゅの代わりに核

    遂に切れた核燃サイクルの「輪」
  • 籾井NHKが「大盤振る舞い」

    籾井NHKが「大盤振る舞い」 会長以下、露骨な「官邸シフト」。こっそり一律加算金をバラまいて、職員の歓心を買う。 2015年2月号 DEEP 就任早々、従軍慰安婦問題などで失言を繰り返し、「政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」との珍発言で、英誌にまで「私の国は右か左か」と皮肉られた籾井勝人NHK会長。首相官邸はじめ周囲の必死のカバーで、どうにか就任1年が過ぎたが、自信と言うべきか慢心と言うべきか、いよいよその性を現してきた。 正月三が日の1月2日、午後7時の報道番組「ニュース7」に、コメンテーターとして岩田明子解説委員が登場した。知る人ぞ知る「安倍晋三首相にもっとも近い」政治部記者である。東大法学部卒で1​9​9​6年にNHKに入社、岡山赴任を経て2​0​0​0年に政治部に入り、02年に安倍番となって以来、そのいこみは他の記者を圧倒する。 07年、体調不良で安倍首相が政権を投

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    synonymous 2018/03/13
    “2015年2月号”
  • 「特攻」が世界記憶遺産に⁉安倍ご執心、担当は籾井令嬢

    「特攻」が世界記憶遺産に⁉安倍ご執心、担当は籾井令嬢 2014年5月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド] 安倍晋三首相の愛国心の過剰露出と、霞が関で話題なのが、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の記憶遺産への特攻隊資料の申請問題だ。首相から申請手続きに入るよう指示があったとされ、「集団的自衛権問題が佳境の折に雑音を増やすだけ」と自民党内からも懸念が上がっている。 記憶遺産には、すでに世界全体で約300件が登録されている。英国のマグナ・カルタ(大憲章)やアンネの日記、グーテンベルク聖書などだ。日では遺跡や自然が対象の世界遺産や世界文化遺産ほどには注目されなかったが、記録画家・山作兵衛氏の筑豊の炭鉱画が2011年に登録されて話題となった。 首相がご執心の特攻隊資料というのは、鹿児島県南九州市にある知覧特攻平和会館が保存する資料だ。出撃前の遺書は涙なしには読めない人間味あふれるも

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    synonymous 2014/05/06
    たぶん100年早い。
  • 金正勳准教授の経歴について慶應義塾への質問状:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2012年6月21日 [leaks]金正勳准教授の経歴について慶應義塾への質問状 慶應義塾の塾長、清家篤氏に申し上げたい。そりゃ、ないでしょう。 大学院政策・メディア研究科の金正勲特任准教授の経歴詐称疑惑について、誌の7項目の質問状に対する塾の返答は、およそ教育者たる資格があるのかと思われるほどのひどさだった。 1)~7)の質問にはお答えできません。 たった1行、これだけである。金准教授のブログでは、肩書に「特任准教授」と「特任」を入れなかったこととハーバード大学のvisiting Scholar を「客員教授」と訳してしまったミスだけを詫びている。 そんな生易しいものでないことはお分かりになったはずだ。中央大学の学部卒業時に提出した「コミュニケーション論」を除けば、どこにも彼の査読論文がみつからない。論文も書いてない人間ということは、学者では

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    synonymous 2012/07/13
    なお、さかなクン先生も特任准教授。
  • 「原田マクドナルド」に悪評散々

    「原田マクドナルド」に悪評散々 労災や残業代不払いのオンパレード。それでも「名経営者」ぶる原田CEOの魂胆。 2008年5月号 BUSINESS 過当競争の中で原材料高が直撃し、青息吐息の外業界。その「苦界」にあって、ひとり利益の急回復を果たしているのが、日マクドナルドホールディングスだ。2007年度の営業利益は前年から倍増以上の167億円。08年度は200億円の大台を狙う勢いだ。 この外最大手の巨艦を、会長兼社長兼CEOという「絶対権力者」として一手に束ねるのが、04年に同社へと転じた原田泳幸氏だ。作り置きしない「メイド・フォー・ユー」の全店導入や地域別価格の実施、24時間営業の格化と、矢継ぎ早に改革策を講じた。 沈没寸前だった同社を見事蘇らせた立役者との触れ込みで、人気経済番組でもその成功譚を惜しみなく披露した。今年に入りすでに2冊の経営論も著した。「名経営者」として我が世の春

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    synonymous 2009/11/13
    『FC店舗がほとんどを占める店舗政策の失敗にある。同社(モスフードサービス)が店舗のリニューアルを大々的に打ち出しても、経営体力の細ったオーナーは難色を示し遅々として進まない。』マクドも同じ轍を
  • 日銀総裁は大学入試で落第か?:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2008年2月 1日 [金融]日銀総裁は大学入試で落第か? 30日、年来の友人と久しぶりに赤坂で歓談した。ちょっと緊張したのは、今年の大学入試センター試験のある問題で、金融政策のイロハを試された時である。友人はニヤニヤ笑いながら言う。 「いや、ちょっと面白い出題でね。阿部さんは解けるかな。日銀の記者クラブにいたでしょ。洗脳されてる記者は、この問題が解けないんです。つまり大学受験生以下になっちゃう。日経はじめ大新聞の記者もかなりが落第組に入るんじゃないかな」 「ふーん。解けなかったら丸坊主かな。経済ジャーナリストの踏み絵にしてはちょっと怖いね」 こういう出題だった。 おやおや、高校で「公民」を教わった生徒に、今はこんな難問が出るのか。確かに背筋が寒くなる。現実の日銀のとった政策を多少知っていればいるほど、それがとんだ落とし穴になる。ここはオーソドッ

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    synonymous 2008/02/02
    正論だ。
  • 「滝山コミューン」のうそ寒さ:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2008年1月 7日 [書評]「滝山コミューン」のうそ寒さ 暮れの忘年会のひとつで、日経BP社の柳瀬君、新潮社の横手君、そして杉並区の校長先生になった藤原和博氏と同席する機会があった。そこで奇妙なとその作者の評判を聞いた。 「滝山コミューン1974」。書いたのは明治学院大学教授、原武史氏である。どこかの書評で70年代団地のうそ寒い集団教育の話を書いただということはうっすら知っていたが、タイトルもなんだか不気味そうで読む気になれなかった。ところが、優秀な編集者二人が絶賛しているのだ。 こちらは話についていけない(総合誌編集者がこれでは勉強不足と言われる)。新宿駅の423列車とか、遠山啓だとか、何のことやらさっぱりである。しかし作者がもともとわが古巣の日経社会部記者だと聞いて、なんだ、後輩かと急に親しみがわいた。新聞社で落ちこぼれてアカデミズムに

    「滝山コミューン」のうそ寒さ:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online
    synonymous
    synonymous 2008/01/23
    アカ教員というのは確かにいたが、連中はほとんど共産党系だった気がするのは確か。そもそも、新左翼はアカじゃないしな。
  • 創価学会会長が聖教新聞で「自民党離れ」を示唆

    我らは「人物位」で政治家を評価――。公明党の支持母体、創価学会の機関紙「聖教新聞」10月4日付に、こんな見出しの記事が掲載され、政界関係者の話題を呼んでいる。記事は創価学会創立80周年に向けた座談会で、原田稔会長をはじめ正木正明理事長ら6人の幹部が出席。福田内閣の発足について原田会長が「期待する声、厳しい注文の声等々、国民の反応はさまざまだ」と指摘。別の出席者が「我が創価学会は、あくまで『人物位』だ」(正木氏)、「我々は政治団体じゃない。どの政党、どの議員を支持しようが全く自由だ」(山武副理事長)と強調。さらに正木氏は「特にさんざん応援をしてもらいながら大恩ある支持者を裏切る。逆恨みする。悪党と結託して牙をむく。そういう恩知らずどもとは徹底的に戦おう」と、選挙協力をした自民党を批判したとも受け取れる発言をしている。同記事には、激しく対立してきた共産党について、1974年に結んだ「創共

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    synonymous 2007/10/31
    盛んにプレッシャーをかけ始めてますか。
  • 手嶋・阿部 緊急ミニ対談――日本外交が試された国連非難決議:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年7月16日 [ウルトラ・ダラー]手嶋・阿部 緊急ミニ対談――日外交が試された国連非難決議 日は「ミッション・インポッシブル」の連載を中断します。ニューヨークの国連部で進行中の北朝鮮非難決議案について、畏友・手嶋龍一氏とミニ対談を載せたい。いまもっともホットな話題であり、国家的にも日の命運にかかわるテーマだからと、手嶋氏には週末なのにご無理をお願いした。 国連非難決議採択は、7月20日刊行の「FACTA」の締め切りには間に合わなかった。さりとて8月編集号では1カ月以上先になってネタが腐ってしまうので、その欠落を埋める試みである。 これはメール交換でこしらえた架空対談ではない。15日の土曜夕方、お台場から馳せ参じた手嶋氏と、オフィスで会ってさくさくっとつくり、決議採択後の16日朝に修正したのでぜひご覧あれ。手嶋氏のオフィシャルサイト

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    synonymous 2006/07/18
    『日本の総裁候補たちは、北への危機管理を一枚看板にした内向の外交パフォーマンスなど厳に慎むべき』安倍は、もうそんなパフォーマンスはやらないだろう。ただし政権末期に妄動を始めたらわからない。それが心配。
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