【ロサンゼルス21日=千歳香奈子通信員】米フロリダ州の19歳の少年が、ネット上に自殺予告を掲載し、接続したビデオカメラで自殺を生中継した。サイト管理者の通報で、中継開始から12時間後に警察官が駆けつけたが、すでに死亡していた。地元警察は、自室ベッドに横たわる姿を公開しながら服毒自殺を図ったとみている。サイト閲覧者たちはコメントを寄せ合うだけで通報は大幅に遅れた。少年の家族は「多くの人が見ていたのに」とショックを受けていた。 衝撃的な生中継自殺を図ったのは、アブラハム・ビッグス・ジュニアさん(19)。両親と同居する自宅の自室で19日午前3時すぎ、ネット上でブログを開始した。ネットに接続して映像を生中継できるウェブカメラとブログを連動させながら、自殺予告を掲載した。その後、ベッドに横たわる姿を公開し続けた。地元警察や閲覧者によると、顔は画面から外されており、表情はうかがえず、体は動くことはなか