イオンは11日、米国のインターネット通販企業、ボックスドに出資すると発表した。米ネット企業への出資は初めて。アマゾンなどの攻勢が強まる中、ボックスドの人工知能(AI)を活用したデータ分析や、物流を効率化する技術を生かし、出遅れたネット通販事業を強化する。 イオンは昨年12月に発表した中期経営計画で、2020年度までの3年間に、ネット通販事業を含むITや物流の改革に5千億円を投資し、グループ全体で1%未満にとどまるネット通販での売り上げを12%に伸ばす計画を掲げた。ボックスドへの出資は、ネット通販強化策の第1弾となる。 ボックスドは13年に設立。ニューヨークを拠点に、日用品をオンラインで注文する通販サイトを全米で展開する。大量仕入れや物流の自動化でコストを抑え、商品を安く提供している。こうした技術をイオンのネット通販にも導入。顧客の購買データなどを分析して効果的な販促策や品ぞろえの拡充につな
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