4月に役員を一新した新体制を発表して以降、スローガンに掲げる「爆速」ぶりを次々と見せつけているヤフー。クックパッドやカカクコムの「食べログ」、nanapiなどとの提携を発表したほか、クロコスやコミュニティファクトリーの買収、さらには主力サービスの強化や新サービスの提供を発表するなど、その勢いはとどまることを知らない。 外からそのように見えるヤフーだが、実際には順調なのだろうか。今後どこに向かうのか。副社長兼最高執行責任者でメディアサービスカンパニー担当執行役員の川邊健太郎氏に聞いた。 --4月に新体制になってからは、いろいろな企業との提携や買収が目立ちますが、どのような戦略に変わったのでしょうか。 新たな執行部の平均年齢は44歳。構造的には今までより10歳若返りました。第2の創業としてどういう姿を目指すか考えました。ここ数年を振り返ると、ヤフーの利益は前期比3~5%増といった数字で推移して