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ブックマーク / realsound.jp (7)

  • 『いだてん』制作の裏側は“もうひとつのオリンピック”だったーーチーフ演出・井上剛の挑戦

    明治から昭和にかけてオリンピックに関わった日人の姿を描いた大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)は、そのスケールの大きさや斬新な映像表現において、テレビドラマ史上かつてない前人未到の大プロジェクトだ。 この度、リアルサウンド映画部は『いだてん』チーフ演出の井上剛にインタビュー。ドラマ史上かつてないこの巨大プロジェクトは、一体どのようにして生まれ、進められてきたのか? 膨大な取材のもとで紡ぎ出されたかつてない物語と、スポーツを見せるための斬新な映像表現を次々と産み出してきた『いだてん』制作の背後には、もう一つのオリンピックとでも言うような、果敢な挑戦の連続があった。(成馬零一) 緻密な取材によって生まれた物語 ――もうそろそろ、終わりが見えたという感じでしょうか? 井上剛(以下、井上):いえいえ。スケジュール的に終わりが見えているはずなんですけれど、仕掛けが多

    『いだてん』制作の裏側は“もうひとつのオリンピック”だったーーチーフ演出・井上剛の挑戦
    t0mori
    t0mori 2019/10/02
    読み応えのあるインタビュー。毎週、凄まじく質の良い物をリアルタイムで観せてもらってる、と言う実感がある。今この瞬間に観るべき作品だし、今後の展開が楽しみ。
  • 『グリーンブック』はアカデミー賞作品賞にふさわしかったのか? 批判される理由などから考察

    第91回アカデミー賞の栄えある作品賞に選ばれたのは、黒人の天才ピアニストと粗野な白人用心棒が、人種差別が根強い1960年代のアメリカ南部を巡業しながら友情を深めていく、コメディー調の感動作『グリーンブック』だった。 ところどころに笑いの要素を散りばめながらも、同時に人種差別の理不尽さや愚かしさが描かれていく、娯楽性と進歩的な内容が高く評価された作だが、これがアカデミー賞作品賞に選ばれたことに、じつは不満の念を示す声も少なくない。 同じ受賞式においても、アカデミー賞作品賞を争った『ブラックパンサー』の主演俳優チャドウィック・ボーズマンは結果に対して不快感を態度で表し、今回アカデミー賞脚色賞を受賞した、アメリカで人種差別についての映画を撮る代表的存在であるスパイク・リー監督も、作が作品賞を受賞すると受賞会場からすぐに退席しようとした記者に対しては『グリーンブック』のことを控えめに「自分の好

    『グリーンブック』はアカデミー賞作品賞にふさわしかったのか? 批判される理由などから考察
    t0mori
    t0mori 2019/03/09
    同感。だけど、批判する被差別側の声があったからこそ、また考察を深める事が出来たとも言える。そう言う意味でもこの映画は、意義深い作品だと思う。
  • 本年度アカデミー賞3冠『ROMA/ローマ』、3月9日よりイオンシネマにて劇場公開決定

    Netflix オリジナル映画『ROMA/ローマ』が3月9日より、イオンシネマにて劇場公開されることが明らかになった。 第91回アカデミー賞にて監督賞、外国語映画賞、撮影賞の3部門を受賞し、最多ノミネートを獲得した作は、『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督の最新作であり、脚、撮影までを手がけた同氏渾身の作品。監督自身の幼少期の体験も交え、1970年代のメキシコ・ローマ地区を舞台に中産階級の家庭の家政婦として働く若い女性クレオ(ヤリッツア・アパリシオ)の視点から、激動の1年の出来事をモノクロの映像で描く。 日国内における劇場公開は今回が初となる。同作は、2018年12月からNetflixで配信されているほか、これまでに米国やメキシコ、韓国など、30か国以上で劇場公開されている。

    本年度アカデミー賞3冠『ROMA/ローマ』、3月9日よりイオンシネマにて劇場公開決定
    t0mori
    t0mori 2019/03/07
    劇場で観たいと思っていたから嬉しい♪
  • 『獣になれない私たち』のテーマは近代文学にも繋がる? その凄さの本質を徹底解剖

    ガッキーこと新垣結衣と松田龍平が主演するTVドラマ『獣になれない私たち』(日テレビ系)、通称『けもなれ』は、日のドラマのなかでは、かなり異端的な位置付けとなる作品だ。それは多くのドラマに存在する、主人公をとりまくモヤモヤを浄化する快感「カタルシス」がなかなか与えられないことが主な要因である。そのせいで展開は読みにくく難解なものとなり、輝くようなガッキーの魅力は押しつぶされて、一見くすんでいるように感じられる。 恋愛結婚に経済的な概念をとり込むことによって、既存の恋愛結婚観における男性優位のシステムを暴き、多くの男性にも理解できる角度から、対等な取引としての現代的な平等関係を作り出すことに成功していたのが、『けもなれ』と同じく野木亜紀子の脚とガッキー主演の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系/2016年)だったが、これに強いシンパシーを感じた視聴者にとって、今回は物足りないと思わせ

    『獣になれない私たち』のテーマは近代文学にも繋がる? その凄さの本質を徹底解剖
    t0mori
    t0mori 2018/12/19
    相変わらず鋭い批評。ほんこれ。
  • 『火垂るの墓』『この世界の片隅に』は“反戦映画ではない”のか 高畑勲監督の発言などから検証

    『火垂るの墓』は“反戦映画ではない”のか 優れたアニメーション作品を作り続け、アニメ界や映画界に多大な功績を残した高畑勲監督。その代表作の一つが、作家・野坂昭如の短編小説映画化作品『火垂るの墓』だ。親を失った14歳の兄と4歳の妹が、戦時下に地域の共同体からはなれ、2人だけで困窮した生活を営み、死に向かって衰弱していくという内容が、映画の観客やTV放映時の視聴者に衝撃を与えた。その陰惨さに「二度と観られない」と語る人も少なくないほど、真に迫る作品である。 『火垂るの墓』が公開された1988年は、まだ日の敗戦から43年。野坂昭如が自身を基にした主人公の清太が、もし実在し命を落としていなければ、57、8歳だっただろう。当時はまだまだ戦時中の記憶を持った人々が大勢いた。しかし、野坂昭如も高畑監督も亡くなった現在、すでに敗戦から73年の月日が経っている。ここまでの間に日の状況も様変わりした。

    『火垂るの墓』『この世界の片隅に』は“反戦映画ではない”のか 高畑勲監督の発言などから検証
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    t0mori 2018/05/01
    最後の幽霊論の所、『かぐや姫〜』のラストカットを思い出す。なんというか、こちらはもっと赤裸々にストレートにやったな、と言う感じではあったが。逆に歳喰ってカッコつけなくなった感じ。
  • 菊地成孔の『シェイプ・オヴ・ウォーター』評:ヴァリネラビリティを反転し、萌えを普遍的な愛に昇華した、見事なまでの「オタクのレコンキスタ」は、本当にそれでいいのか?

    菊地成孔の『シェイプ・オヴ・ウォーター』評:ヴァリネラビリティを反転し、萌えを普遍的な愛に昇華した、見事なまでの「オタクのレコンキスタ」は、当にそれでいいのか? オタクに市民権を!(いつの叫びだ) 特に監督と音楽が際立って素晴らしい作は、ゴールデングローブ(以下GGA)と米国アカデミー(以下AA)の双方に於いて綺麗なまでに監督賞と作曲賞を受賞しているが(両賞が映画における最高権威とは全く思わないが(菊地成孔の『スリー・ビルボード』評:脱ハリウッドとしての劇作。という系譜の最新作 「関係国の人間が描く合衆国」というスタイルは定着するか?)、北米における映画産業内政治、並びに、それでも動かすことができない、政治力を超えた力のあり方を明確に示す、という点に於いて、合衆国観察という点で重要な2トップであることは間違いない)、アレクサンドル・デスプラ(56歳)が、現代の超ミッシェル・ルグラン(8

    菊地成孔の『シェイプ・オヴ・ウォーター』評:ヴァリネラビリティを反転し、萌えを普遍的な愛に昇華した、見事なまでの「オタクのレコンキスタ」は、本当にそれでいいのか?
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    t0mori 2018/04/03
    町山シンパの私ですが、この菊地さんの評はかなり腑に落ちる。前半の周辺反応への感慨はともかく、後半の作品そのものに触れた部分は、まさに観賞後に抱えたもやもやそのもの。
  • 『ハウス・オブ・カード』全シーズン、遂に解禁! Netflixが示したコンテンツホルダーのあるべき姿

    昨年9月に日でサービスをスタートさせたNetflix。数々のオリジナル作品をはじめとする充実したラインナップ、快適なインターフェイス、視聴者に最適な作品をリコメンドする優れたアルゴリズムなどなど、その圧倒的実力は確実に日のユーザーに浸透してきているが、一つだけ大きな問題を抱えていた。2013年に国で配信が開始されて以来、エミー賞、ゴールデングローブ賞など数々の賞に輝き、「ブレイキング・バッド」(AMC製作。現在Netflixでも全シーズン配信中)とともに2010年代の新たな世界的ドラマブームを牽引してきた、Netflixオリジナル作品の中でも最大の目玉であったはずの『ハウス・オブ・カード』がそのラインナップに入っていなかったのだ。 そもそも、日の外国映画海外ドラマ・ファンの多くがNetflixという会社の名前を初めて意識するようになったのは、『ハウス・オブ・カード』がきっかけだっ

    『ハウス・オブ・カード』全シーズン、遂に解禁! Netflixが示したコンテンツホルダーのあるべき姿
    t0mori
    t0mori 2016/03/06
    やっと来た〜、待ちわびた。
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