本棚とクリストファー・ノーラン監督 - Photo by Oliver Nolan クリストファー・ノーラン監督がインタビューに応じ、逆行する時間の中で展開するスパイアクション超大作『TENET テネット』をいかにして作り上げたのか、自身の脚本執筆術や編集作業への愛を語った。 【動画】ノーラン監督メッセージ&スペシャル予告編 未来から現在へと逆行してくる敵と戦う“逆行アクション”という驚異の映像に加えて、一つ一つのシーンを相互にリンクさせて組み立てられた緻密な脚本にも唸らされる本作。「TENET」というタイトルは前からでも後ろからでも読める回文であり、ノーラン監督は「この映画をできる限り回文のような構造にしたかった」と振り返る。時間の逆行についてのルールの説明はごく最小限に、スピーディーに展開していく本作だが、“どれだけ観客に説明すべきか”という点は彼が非常に頭を悩ませたところなのだという