Jack Dorsey率いるTBDが"Web5"と銘打った構想をGoogleスライドで発表し、業界がざわついてから一週間も経ってないとは。時間が濃すぎて意味不明。 今日はそのWeb5について、特にライトニングとの接点にスポットライトを当てて親和性がどこにあるのかを見ていく。 Web5はウェブの形を変える提案 最近のweb3はウェブがどうこうよりトークンエコノミーとかそういう要素が強いという実感は皆さんもあるのではなかろうか。誰もウェブの話してねーじゃん。 しかし、ビットコイナー諸君は検閲耐性とかが好きな人が多いので、特にここ数年はプラットフォーマーによる表現の制限を問題視してる割合が多い。それってウェブの問題だよね、と。アプリを取り下げられたり、アカウントを凍結されたり、AWSから追放されたり。 実は2014年当時のWeb3.0は真面目にウェブの構造を問題視して、監視や検閲に強いウェブを作
アメリカ政府の監視システムを内部告発した米国家安全保障局(NSA)元職員のエドワード・スノーデン氏は、暗号資産に対して投資としての価値ではなく、使用における価値を見出している。 「私はビットコイン(BTC)を使用目的で使っている。2013年、私が匿名でサーバー代を支払うために使ったものがビットコインだ」と同氏は11日、テキサス州オースティンで開催された「Consensus 2022」にリモート出演して語った。 「テクノロジーとして見たときに、暗号資産に投資することは勧めない。そして、これがコミュニティの多くの人々が私を遠ざける理由だ」と同氏は付け加えた。 プライバシーの進歩 インターネットにおけるプライバシーの現状について、スノーデン氏は、通信内容の暗号化には大きな進展があったと考えているが、メタデータ(通信が行われたことを示す記録)にはまだ懸念が残っていると述べた。 「ハイウェイを走るス
11月14日夜、2ちゃんねる管理人の西村博之氏が、Web2.0の提唱者であるTim O'Reilly氏と初めて顔を合わせた。 Web2.0 EXPOを前日に控えたこの日、IT・コンテンツ産業の発展を目指す「Venture BEAT Project」イベントが都内で開催された。そこにゲストとして招かれていたのが西村氏と、10年ぶりに来日したO'Reilly氏だった。2人はすぐにうち解け、ゆっくりと語り合った。 “Return of the Web” 西村氏:Web 2.0という言葉を作り出したのは3年前? O'Reilly氏:2003年に最初のアイデアを話し始め、2004年からWeb 2.0カンファレンスを始めた。Web 2.0に関する記事を書いたのは2005年。でもWeb2.0という概念について考え始めたのは10年前くらいから。そのときは違う名前だったけどね。 1997年にオープンソースに
Abstract Web3 today centers around expressing transferable, financialized assets, rather than encoding social relationships of trust. Yet many core economic activities—such as uncollateralized lending and building personal brands—are built on persistent, non-transferable relationships. In this paper, we illustrate how non-transferable “soulbound” tokens (SBTs) representing the commitments, credent
日本で公職選挙が近づいてくると、「202X年にもなって投票所に行く必要があるなんて」とか「オンライン投票もいまだにできないなんて」みたいな声をよく聞きます。 [1] 法にも技術にも詳しくない一般の人がそう思うのは自然なことでしょう。オンライン投票ができれば、少なくとも若年層の投票率にはいい影響がありそうです。しかし「現代的で民主的な選挙」の要件をしっかり満たしてオンライン投票を実現するのは、実は技術的にも容易ではありません。 「現代的で民主的な選挙」の要件とは、どういうものでしょうか。現在の技術でオンライン投票を実施すると、その要件はどのように毀損するのでしょうか。私たちはその要件を、本当に理解しているでしょうか。 本記事は、「現代的で民主的な選挙」の要件を振り返り、そこから導かれる「オンライン投票のなにが『難しい』のか」をできるだけ明確にする試みです。そして、議論をその先へ進めるための前
2018年に、株式会社ドワンゴが、ニコニコ動画におけるコメントの動画へのオーバーラップ表示に関する特許権に基づき動画配信業者FC2を提訴し、敗訴した件について書きました(過去記事)。 プレスリリースが出ていないので気が付きませんでしたが、実は、ドワンゴは2019年に別の特許権(6526304号)に基づき2回目の侵害訴訟を提起しており、その判決が先日の3月24日付けで出ていました。再び、ドワンゴの敗訴という結果です(控訴については不明です控訴されたとの情報が入ってきました)。 この一連の訴訟に関して興味深いポイントとして、FC2のサーバがすべて日本国外にあるという点があります。一部の処理が国外サーバで行われるシステムに日本の特許権が及ぶのかという、いわゆる「域外適用」の問題です。域外適用については判例があまり揃っておらず予測可能性が低いという問題がありました。その点で今回の判決には非常に興味
先日ビットコインポッドキャストを聞いていたら、面白い記事が紹介されていたので読んでみました。タイトルは「Bitcoin Astronomy」で全3シリーズからなっています。興味のある方はぜひ原文を読むことをおすすめします。以下では、第1部を個人的に掻い摘んで纏めた内容になります。 概要は、ビットコインが法定通貨に取って替わるハイパービットコインゼーションが起きた後の世界で、人類が火星へ移住し始める時代ついて語られています。ビットコインが世界基軸通貨になっているので、火星へ移住した火星人も必然的にビットコインを使うことが予想されます。地球と火星との距離は光速でも片道3~22光分かかります。以下の図は、ビットコインのブロック生成時間が10分なのに対して、地球と火星との通信が最大で片道22光分かかることを表しています。しかし、惑星間インターネットという構想が実現すれば、通信の遅延は生じますが、そ
Crypto is dead. Long live Crypto. I wish I was older. I wish I was old enough to see the birth of monetary policy. I wish I could have seen the mistakes they had made, because I believe we are repeating them. I often feel that a lot of what is being built in crypto is being built by people that read a Wikipedia article on bonds, or seigniorage, or debt instruments and then thought to themselves, “
こんにちは、石ころです。 メッセージングアプリSignalの創業者であるMoxie Marlinspikesさんが書かれたMy first impressions of web3という記事(2022年1月に書かれたもの)が示唆に富む内容だったので翻訳版を紹介します。 Moxieさんの記事書いたよという元ツイートは3万いいねがつき、イーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリンや、イーロン・マスクもリプをし、良い意味で物議をかもしたようです。 個人的にも今年読んだWeb3関連の記事で一番面白いと感じました。 翻訳はDeepLをベースに各種改変しています。 私は自分を暗号学者だと思っているにもかかわらず、"Crypto "には特に惹かれていない自分がいます。実際に「私の芝生から出て行け」と言ったことはないと思いますが、新しいNFTの情報よりも、「crypto」が「暗号学」を意味していたというPep
「Web2.0」って何だったの? 「Web3」との違いは? ネットに詳しいけんすう氏に聞いてみた(1/4 ページ) 「Web3」(Web3.0)という言葉をよく目にするようになりました。Web3は、Web2.0の“次”という意味で名付けられた、インターネットの新しい概念とされています。 そもそも、Web2.0とは何だったのでしょうか。15年ほど前に提唱され、当時は大きな話題を集めましたが、若いネットユーザーにはなじみがない人も多いかもしれません。 そこで、Web2.0ブームのころからネットの最前線にいた起業家の「けんすう」こと古川健介さんと、当時からネットの現場を取材していた私、岡田有花(通称:ゆかたん)が、Web2.0を振り返りながら、Web3への展望について語り合いました。 けんすう(古川健介) 1981年生まれ。2000年に学生掲示板「ミルクカフェ」を立ち上げて以来、ネットコミュニテ
Two decades after its inception, the World Wide Web has been eclipsed by Skype, Netflix, peer-to-peer, and a quarter-million other apps. Sources: Cisco estimates based on CAIDA publicationsIllustration: Andrew Odlyzko Two decades after its birth, the World Wide Web is in decline, as simpler, sleeker services—think apps—are less about the searching and more about the getting. Chris Anderson explain
はじめに この記事は、SLP KBIT Advent Calendar 2015 - Adventar 23日目の記事となります。 今回が初めての参加となります。よろしくお願いします。 あと、ブログを書くのは初めてです。ご了承ください。 Prolog(プロログ)とは? Prolog (Programming in Logic)はプログラミング言語です。C言語やPerl、Pythonなどが手続き型言語、LISPは関数型言語と言われていますが、Prologは論理型言語と言われています。 人工知能とかPrologでできるとか。 手続き型と何が違うのか Prologは物事の間で成り立つ関係を定義していきます。この定義されたものを事実(fact)と言い、事実関係を問い合わせることでプログラムが動作します。 C言語等はコンピュータに処理させる内容を順に書いてプログラミングしていきますが、Prologは
上記のシナリオの前提条件として「ロシア政府が国内外のインターネット通信を遮断できる」ということと、「それによって国内外のビットコインノードが一切通信できなくなる」という結果が必要ですが、この前提にいくつか問題があります。 まず、ロシア政府が大規模な混乱なくインターネット遮断を行えるのか、という問題があります。例えば、外国にホスティングされているサーバーやクラウドに依存したソフトウェアは動かなくなるため、よほど準備をしても思わぬところで大きな混乱が生じるなどしそうです。 それでもインターネット遮断を行う国家はときどきあります。例えば今年1月には、カザフスタンでの反政府デモに対する鎮圧の際に、一週間ほどカザフスタンのインターネットが遮断されました。しかしこれは国内外の遮断ではなく、アクセス自体の禁止というより単純で弊害の大きい手段を取りました。これでは確かにビットコインを使うことはかなり難しい
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