名作『もののけ姫』に用いられている楽曲の一つに『アシタカせっ記』と云うものがある。 「せっ」の部分は上のような字を書くのだが(アンサイクロペディアから拝借)、これは宮崎駿の造字であり、また「せっ記」と云う言葉も宮崎駿の造語である。単語は「草に埋もれながら人の耳から耳へと語り継がれていく物語」と云う意味で、漢字はこの意味から創られた会意文字であると言える。 因みに宮崎駿は映画のタイトルを『アシタカせっ記』にしようとしたが、プロデューサーが『もののけ姫』で押し通したという。アシタカせっ記のままだったら色々めんどくさいことになってただろうなぁ(unicodeに漢字が存在しない的な意味で)。 小学校高学年の頃にジブリのピアノ楽譜を友人の家でボーッと見ていたらこの字に出くわして、家に帰って漢字字典を開いたものの字が見つからずに結局もやもやしたままだったのだが、最近詳細を知って漸くすっきりした。そりゃ