その昔、僕が会社員の3〜5年目の頃、新人の OJT 担当を押し付けられることが多かった。 その時は、業務命令でもあったし、その人達が一人前になることによって仕事が分担されるんだから、なんとか一人前になってもらおうと思っていた。 あの頃に比べて、人を育てるということについて随分とあきらめが早くなっている。 ・・・というか、あって小一時間話しただけで「あ、この人はダメだ」と思うようになってる。 決して、冷たい人というわけではない(と思う)。 同じ会社に勤めていようといまいと、直接的な利害関係があろうと、同業者としての仲間として長く働いてもらいたいと思うし、たまたま同じ職場で働いていた人が立派になるのは素直に嬉しい。 だけど、ダメな人はダメだ。僕が頑張ったところで結局、人の役に立つ前に仕事を辞めるか、いつまでも周りに迷惑をかける。それがわかってから無理するのをやめた。 与えられた仕事を「なんのた
読了 少し驚いたのは Python3.3 をベースにして解説していて、 2.x のことについては触れていないこと。 それでいて PEP や Zen of Python や PyPI への登録についての解説にページを割いている。書いている人達が、単なる言語の仕様を理解している だけでなく、Python の哲学について詳しいなぁと感心する。僕も色々勉強になった。 そういう Python の哲学みたいなところは、プログラミングしていくうえで必要になるんだけれども、なかなか書籍のかたちになりにくいので、こういう本は貴重だ。 Python2.7 で開発している人も読むとよいと思う。さすが Python サポーターズ。 プログラミング言語についての経験がまったくない人は想定していないが、Python 以外のプログラミングしか経験のない人なら読めると思う。しかし、「狭義の Python でのプログラミン
Ubuntu 12.04 で virtualenv で PIL インストールで jpeg,zlib,freetype を有効に [Python] 最近 Mac OS X 10.5 に開発環境を用意するに限界を感じて、Ubuntu 12.04 を使っている。 「apt-get install で何でもいい具合にインストールしてくれて便利だわぁ」 と思っていたのだが、ここにきて virtualenv で PIL をインストールしようとして "decoder jpeg not available"というエラーが出て泣きそうになったのでメモっておく 最初、 「あー、これ知ってるわ。libjpeg とか zlib とかがインストールされてないんでしょ」 と思ったのだが話は、ライブラリを apt-get install でインストールするだけでは 終わらず、要するにライブラリがアーキテクチャー名が入っ
プログラマーとそれ以外の誰か、と役割が別れていた場合、プログラマーが「やらされている」と感じてしまう、という事実をもっと重要視したほうがいいと思う。 ほとんど社会人経験のないような小僧が、優秀なエンジニアに何かを依頼する場合に、どんなに言葉遣いを丁寧にしても 「命令する」→「やらされる」という関係になってしまう。 プログラマーは、経験年数も必要だし、依頼者があさはかに考えている以外の多くのことも考慮に入れないといけないので、だいたいの場合プログラマーのがたいへんなわけだが。 非常によろしくない場合は、依頼する側が何もできないので、本来であればプログラマーの仕事でないようなデータ作成や資料作成まで「やらされて」しまう。 「囚人と看守の真理実験」を現実世界で展開していると、プログラマーも非プログラマーも、よく理解してないといけないと思う。 さすがに、親子ほどの年齢差になってしまう僕くらいだと、
最近、デスマのことを考えている。 どんなにツールが高度化しても、開発手法が研究、一般化されても、世の中から全てのデスマを無くすのは無理らしい。 僕が職業としてプログラミングを始めた頃は、今普通に使われているものでは vi と emacs くらいしかなくて、 「vi がスクリーンエディタ?意味わからん。秀丸やMIFES のが便利ですよね」 という感じだった。 Eclipse/Git/Redmine といったツールや、プログラミング言語の多様化で道具は便利になった。 なにせ、僕が最初に仕事で書いたプログラムは ANSI C だったし、既存のプログラムは K&R の古い形式のものもあった。あの頃に比べたら、Java だって随分と効率的だ。 テスト駆動や、XP、スクラムという開発手法も認知されてきた。 開発効率という点では、格段の進歩があったはずだ。 でも、道具がどんなに便利になってもデスマはなく
もう数ヶ月前のこと。かみさんが、子供達(特に娘)に、これからはいかに女も仕事をもって働き続けていかないといけないかという話をしたそうな。 かみさん「昔は、お母さんが家に居て主婦をしてればよかったけど、これからはどうなるかわからないから女も仕事してないと。お父さんが働いてるから今は、働かないと生活に困るわけではないけど、働いたほうがいいの」 息子「うん、そうだね。お父さん自由人だからね」 娘「お父さん、自由すぎる」 家に帰ってくるなり、かみさんが「自由人って言われちゃったよ」と教えてくれた。 たしかに、いきなり「会社辞める」といった直後ではあったけれども、お父さんも、色々考えて会社辞めたわけで、決して自由奔放ってわけじゃないんですが(と心の中で言い訳した) 今どきは、三洋電機や NEC ですら、会社にしがみついて居座れば定年まで面倒見てもらえるというわけではない。その他の会社は自分がいること
少し前のこと。 はてなダイアリーがあるのに、それより機能の少ない、はてなブログなんてのを リリースしちゃって、ひょっとして Netscape の二の舞?なんて話で盛り上がってた。 http://www.yamdas.org/column/technique/hatenablog.html http://mootohclip.tumblr.com/post/19159843148 収益面でのはてなの経営判断はさておき、僕が最初に思ったのは、 「辞めていった人達が作ったシステムの保守だけだと、残った人が新しいものを作る力がなくなっていくし、モチベーションも下がるよね」 ということ。 ノウハウが伝承されずスペースシャトルを作れなくなった NASA や、発掘して使ってるけどメーベを作る技術がなくなっている風の谷の人達。最近でいうと、もう日本メーカーで半導体作るのって難しいんだろうなぁとか・・・ 技
行って来た。 開館当初は、チケット取るのが難しいと聞いていたのだが最近はそうでもないのか? 自分は取ってないからよくしらない。 ネコバスがいるとか、ラピュタのロボット兵がいるとかで有名なので、宮崎映画の世界を模型で作り上げたものなのかと思ったら、それだけではなく、スタジオジブリでのアニメ制作が説明されているフロアーがあって、そちらのほうが(当然僕には)おもしろかった。むしろ大人向け。 (以下、そのフロアー関連の話) 映画には全く出てこない、構想時期の多くの設定資料、書籍、ラフスケッチや絵コンテが展示されていてその物量を考えると、何度となく宮崎さんが引退宣言をしたのがわかる。非常に体力を使う仕事で、命を削って仕事をしている感じ。 しかし、あのこだわりがヒットの秘訣であれば、宮崎さんが引退するのも難しそう。 宮崎さんは、何でもイラスト付きの張り紙をするのが好きらしく自分の机や、アニメーターの机
http://nakagami.blog.so-net.ne.jp/2011-12-16 の続きの定例会が水曜日に催された。 最近の若い子は就職なくてほんとかわいそうだねー、という話から始まった。 たまたま居酒屋の注文とってくれるお姉さんがかわいくて(注:おっさんには、20代の女性はみんなかわいくみえる)、あんな子もアルバイトなんだねーという話になった。 実際、我らおっさん達が社員かアルバイトか聞いててアルバイトという回答をもらった。 無責任に「がんばって」とか声かけたけど、あの子が結婚して共働きで子供産んで育てて行けるんだろうか?とちょっと心配になった。いい子なのに(←見たんか!) 参加した T さんは、工業高校卒で入った会社が、たまたま買収されて大きな木の傘下の子会社の社員に変身してしまった人だ。いまではその会社、高卒・専門学校卒は当然のこと、名前をよく知らないような大学では入れないそ
公開しているソースを使ってくれて「改良しましたー」と言ってメールで連絡をくれるのは良いのだが、未だにソース全部を送って「こことここなおしました」と言ってくる人がいて驚く。(さ、差分だけで良いよ・・・・) やれオープンソースだの、勉強会だの言いつつ、世の中思いのほか patch (context diff)ベースでソースについてコメントするということに慣れていない人が多いようだ。 一緒に仕事をするときに心配なのは、コーディングスキルの有無よりは、git や mercurial に慣れているか、とか merge 作業に慣れているかと言うこと。 非エンジニア(デザイナー等)が「git/Mercurial 使えます」と言ってくれると、期待してないだけに、ものすごくうれしい。(そんなこと過去にはほとんどなかったけど) プログラムが書ける人よりは git や mercurial がちゃんと使えるひとの
社会人になってから気づいたのは自分の所属する組織(会社)を ・不満を言って辞めない人 ・不満を言わずいきなり辞める人 の2種類がいるということだ。 # 不満を言って辞める人と、不満を言わずに辞めない人はおいておくとして 僕は、後者なので、最初に前者の人を見た時に 「どうしてこの人は、こんなに不満なのに辞めないんだろう」と思っていた。そういう人は、「前の会社を辞めなきゃよかった」ということもよく言っていた。しかし、そのうち、それはそれほど不満があるわけではなくて、単なる口癖みたいなものだということがわかってきた。不満を言っていると、そのうち少しだけ待遇が改善する場合もあったんだと思う。 後者の代表として自分を考えたときに、「文句があれば辞めればいい」と思うので、所属しているときは文句は言わない。それを口にすると、自分で自分が嫌になりそうで。そして、 「ああ、このままいると僕もあの人みたいに不
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