「イランは心配いらん」だといいが・・・ ************************************ TUP エッセイ 著=パンタ笛吹 2008年5月2日 先日、イラン旅行で知り合ったイラン人から、小さな写真集が送られてきた。各 ページに美しいモスクやそこに暮らす人びとの様子が鮮やかに映し出されている。 しばし印象深かった旅の思い出にひたった。 ところがこの数日間、イランについてのキナ臭い報道が立て続けに流され、まる でイラク戦争前のデジャヴュを見ているような気にさえなってきた。イラン旅行 中に「もし米軍の空爆が始まったら、怖くはないのですか?」と現地の人びとに 聞いたとき、日本語をうまく話せるイラン人が駄ジャレのつもりか「イランは心 配いらん」と笑いながら答えてくれた。でもいま、わたしは内心で心配になって いる。 ペルシャ湾には現在、2組目の米航空母艦攻撃グループが向かってい
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