日本食ブームを追い風に海外展開を進めている、大手ラーメンチェーン一風堂を運営する会社が、東京証券取引所に株式の上場を申請したことがわかりました。 東証が開設している新興企業向けの市場マザーズへの上場を目指していて、審査が順調に進めば、ことし3月にも株式を上場する見通しです。 一風堂は、国内に81の店舗を展開しているほか、日本食ブームを追い風に、海外でもニューヨークやパリ、上海などに60の店舗を設けていて、運営会社の昨年度(平成27年度)の売り上げは208億円となっています。 東証への上場申請について、運営会社は「今後の事業展開のためさまざまな可能性を検討中で、現段階ではコメントできない」としていますが、株式を上場することで資金を調達し、海外などの事業をさらに強化する狙いがあると見られます。