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ブックマーク / aspara.asahi.com (22)

  • アピタル_内部被曝通信~福島・浜通りから/坪倉正治_その家庭の犯人は干し柿だった

    坪倉正治 今日は、ひらた中央病院(福島県石川郡平田村)を初めて訪れました。内部被曝検査後の結果説明のお手伝いを依頼されたためです。この病院は、私たちと同じホールボディーカウンター Fast scanを使っている施設であり、いろいろな情報交換をする狙いもあります。 ひらた中央病院は、多くの自治体の住民の方々を対象に内部被曝検査を継続的に行っています。 このサイトで、結果を公表しています。 10組ほどの方々に結果を説明させていただきました。一方、スタッフの方から、こんなエピソードを聞きました。 とある自治体の子どもさんを計測した際、Fast scanの検出限界を超えたセシウムが体内から検出された。その地域では、他の子ども達からは誰からも検出しなかった(検出限界以下だった)のに、その子からだけ検出された。そこで、その子のご両親の内部被曝検査も行った。すると、ご両親からもセシウムが検出された。その

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    t_thor 2012/08/06
  • アピタル_内部被曝通信~福島・浜通りから/坪倉正治_アップルペクチンは放射能に効くか?

    坪倉正治 アップルペクチンをご存知でしょうか?物繊維の一種、通常の品にも含まれているもので、ゲル化剤としても機能します。歴史も長く、古くからジャムやマーマレードを作る際に粘度をつけるために用いられてきました。アップルのペクチンなので、リンゴの皮の部分に多く含まれる物繊維成分ということになります。 EUの委員会では、安全なべ物とされ摂取量の制限はありません。(もちろん、ひたすらべ続けるのは良くない可能性はありますが。)アメリカでもgenerally recognized as safeとされている。そんな品(医薬品ではありません)です。 ご存知の方も多いかと思いますが、ウクライナやベラルーシで子供達の内部被曝を軽減させるために、しばしば使用されてきた品でもあります(Nesterenkoらによる)。 いくつかの論文や報告書があり、実際に服用中は体内のセシウム量が軽減したという報告

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    t_thor 2012/08/06
  • アピタル_内部被曝通信~福島・浜通りから/坪倉正治_たぶん最高値と思える事例について

    坪倉正治 前回のブログでご紹介しましたように、ほとんどの子供で検出が無くなってきています。成人での検出率も下がり傾向です。これら自体は喜ばしいことなのですが、気をつけなければならない事例も散見されます。 とある70歳代の男性がWBC検診を受診しました。結果はセシウム134と137あわせて約20000Bq(!)/bodyという結果でした。2012年7月時での検査にも関わらず、です。 奥様も一緒に受診されました。結果は合計で約10000Bq/bodyという結果でした。体重あたりに直しても、300Bq/kgとなります。 いくつかの病院での検査を拝見させていただいておりますが、今まで私が日で見たことある中で最高値。ベラルーシなどの報告書で散見されるような値でもあります。 実はこの方は、とあるご夫婦からの紹介でした。その2週間ほど前に別の夫婦が受診され、夫がセシウム合計14000Bq/body、奥

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    t_thor 2012/08/05
  • アピタル_内科医・酒井健司の医心電信_【第48回】 実は効かなかった薬

    当は効かない治療なのに効果ありと誤認する要因についてのお話をしています。おそらく誤認の要因として最も大きいのは自然治癒を治療効果と誤認することでしょう。 多くの症状は何の治療もしなくても自然に良くなります。がんですら、ごく稀に自然治癒することがあります。何らかの治療を行ったあとに病気が良くなったら、治療の効果だと考えてしまいがちですが、単に自然に良くなっただけかもしれません。 大事なことなので何度も言いますが、当に治療効果があるかどうかを調べるには、治療を行った群と行わなかった群とを比較して、差があるかどうかを見なければなりません。 保険診療で使える治療は原則として比較試験で効果が確認されたものだけです。しかし、再評価の結果、効果が証明できなかった薬もあります。 「ダーゼン」という薬は、内科領域では気管支炎の痰の切れが悪いときに処方されていました。私も処方したことがあります。以前のデー

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    t_thor 2012/04/09
  • アピタル_はい、あ~んして 駅ナカ小児科医/細田和孝_予防より治療が楽?

    細田和孝(小児科医) いよいよインフルエンザの患者さんが増えてきました。ワクチン接種をしていても油断せず、手洗い、うがいで身を守りましょう。 そんな外来の中、感じることがあります。 突然の高熱で受診。迅速診断キットでインフルエンザA型が陽性。人はぐったりしており、早期回復を祈って薬を処方します。今シーズンはワクチン未接種だったので、来シーズンは受けてあげましょうねと説明しますが、親御さんの反応はイマイチ。 うーーーん。 また、ワクチン接種していない方に限って大丈夫でしょうか?と不安が強かったり、タミフルだ、リレンザだと薬を欲しがる傾向が強い気がします。 なんでしんどい思いまでして、薬で治す前に予防するということを考えないのでしょう? 水痘などでもそうなのですが、きちんとワクチン接種をしているのに、かかってしまった人と負担が同じであることを不公平に感じることもあります。 まあ、ワクチン接種

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    t_thor 2012/01/19
  • アピタル_もっと医療面/朝日新聞の医療記事から_(医を創る)揺れる「混合診療」規制 支払先「個人」が抜け道に

    ★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ   ★ほかのアピタルブログ一覧へ 「もっと医療面」では、毎週木曜日の朝日新聞朝刊「医療面」のトップ記事をご紹介し、執筆した記者の取材後記をあわせてお届けします。ご感想やご意見を、各記事画面一番下のコメント投稿欄からお寄せください。 厚生労働省は、公的医療保険(健康保険)の対象となる治療と対象外の治療を同時に行う「混合診療」を原則禁じている。効き目などの確認されていない治療に多くの患者が引き込まれ、保険財政が不当に費やされるのを防ぐためだ。だが東京高裁は、このルールを骨抜きにしかねない判決を出した。 (編集委員 出河雅彦) ●高裁判決で波紋 裁判は、神奈川県立がんセンターで治療を受けていた横浜市の女性患者の遺族が、神奈川県や医師を相手に提訴。保険診療の自己負担分を含め、支払った費用約190万円の返還を求めて

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    t_thor 2011/10/03
  • アピタル_町医者だから言いたい!/長尾和宏_【505回】 《東日本大震災》 ヘドロとして巻き上げられたヒ素

    今回の台風で、死者19名、行方不明者59名という 報道を見て、無念でなりません。 防災の難しさをあらためて感じます。 今日は、大津波で陸に打ち上げられた 海底のヒ素の話をさせていただきます。 大津波は大量のヘドロを運んできました。 東北沿岸は、かつて鉱山が多くありました。 精錬時に、ヒ素や重金属が出ていました。 今回の津波で海底のヒ素が岸に運ばれた。 ヒ素が溶けた水を飲むと皮膚障害が生じます。 肝臓や腎臓の機能を低下させ健康障害を起こす。 稲の生育にも影響を与える可能性があります。 今回、基準値の最大25倍のヒ素を検出したのは 宮城県気仙沼市の大谷鉱山の周辺です。 1976年まで採掘していた鉱山のヒ素が流出。 私が企画として関わった東日大震災の記録映画 「無常素描」の中で一人の老人が語るワンシーン。 その老人が涙ながらに訴えていたのが、このヒ素です。 彼は、地域の

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    t_thor 2011/09/06
  • aサロン(記者ブログ)_科学面にようこそ_空っぽウイルスに脚光

    ★「科学面にようこそ」の全バックナンバーへ   ★アスパラクラブ内のブログ一覧へ 朝日新聞科学面のトップ記事と取材後記をご紹介しています。原則、月曜朝刊記事→水曜、木曜朝刊記事→土曜に掲載します。 東京科学医療グループ・勝田敏彦見かけはウイルスとそっくりだが、遺伝情報を担う遺伝子がすっぽり抜けてしまった「不良品」が注目されている。遺伝子がないから感染・増殖はできないが、それを包む殻はあるので免疫反応は起こす。つまり安全なワクチンとして使えるというわけだ。ウイルスは、カプシドと呼ばれるたんぱく質の「殻」が、遺伝子を包んだ構造をしている。「殻」の外側に、たんぱく質のとげがついた脂質の膜(エンベロープ)があるタイプもある=図の左。ウイルスは生物の細胞にくっつくと、自分の遺伝子を注入し、ウイルスの遺伝子や殻を細胞に作らせて飛び出していく。これがウイルスの感染・増殖のやり方だ。ところが、殻の中に遺伝

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    t_thor 2011/08/19
  • aサロン(記者ブログ)_科学面にようこそ_新たな肺がん遺伝子~増殖阻む新薬 開発競う

    東京科学医療グループ・大岩ゆり 肺がんの新しい原因遺伝子を、日人研究者が発見した。細胞ががん化する最初のきっかけを作るたんぱく質に関連する遺伝子だ。肺がんは、がんの中でもっとも死亡者数が多い。この遺伝子の働きを止めれば、がん化を抑えられるかもしれない。新薬の開発も進んでいる。 ◇がん細胞だけ標的 新しい肺がん遺伝子「EML4―ALK」は、62歳の男性肺がん患者の細胞から見つかった。2種類の遺伝子「EML4」と「ALK」が何らかの理由でそれぞれ途中でちぎれ、くっついてできていた。 EMLは細胞の骨格を作るたんぱく質、ALKはたんぱく質の活性化などの役割を担う「リン酸化酵素」の遺伝子だ。 発見者の間野博行・自治医科大教授(東京大特任教授)は2006年、初めてこの遺伝子を見た時、信じられなかった。 ちぎれた二つの遺伝子がくっついた融合遺伝子は、間野さんの来の専門分野、血液がんではよく知られ

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    t_thor 2011/05/13
  • aサロン(記者ブログ)_科学面にようこそ_放射線の影響 追跡60年 - アスパラクラブ(朝日新聞)

    放射線は人体にどんな影響を与えるのか。広島・長崎の被爆者たちの健康調査で多くのことが分かっている。大きな犠牲から得られたデータは、世界の放射線防護対策の基礎となっている。 健康調査は、1947年に米国が設けた原爆傷害調査委員会(ABCC)が始め、75年から日米共同運営の「放射線影響研究所(放影研)」が引き継いだ。 被爆者9万4千人と、そうでない2万7千人を生涯にわたり追跡調査。うち約2万人は2年に1度の健康診断や生活習慣調査を続けている。 放影研の大久保利晃理事長は「系統的な長期調査で、世界が必要とするデータを発信できた」と話す。国際放射線防護委員会(ICRP)の委員で大分県立看護科学大の甲斐倫明教授も「放射線のリスク推定で決定的な役割を果たすのが放影研のデータ。ICRPもこれを基に計算している」と説明する。 長年の調査でわかった主なポイントは次の通りだ。 ◇広島・長崎調査、世界の防護

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    t_thor 2011/04/07
  • アピタル_こちらアピタルです。_ ■ホメオパシーを巡る問題(その8) 問いかけの原点

    皆さま、お久しぶりです。 このブログにコメントを下さっていたNATROMさんのブログで、大変興味深いご指摘がありました。ぜひ、ご紹介したいと思い、久々にエントリーを立てさせて頂きました。 ブログのエントリーは先日、弊社の山口総局の記者が特報した「「ホメオパシーで長女死亡」助産師と母親和解 山口地裁」の記事と、それに対する普及団体、日ホメオパシー医学協会の反論に関するお話でした。NATROMさんは、「ホメオパシー訴訟の和解がもたらした最大の成果」は、協会の反論の言葉の中から「ホメオパシーのレメディー(記者注:ホメオパシーに用いる砂糖玉)は、ビタミンK2のシロップの代用にはなりません」という言葉を引き出したことだ、と述べています。 NATROMさんの指摘では、協会やその会長、関連の療法家育成学校は過去、ホームページや著書で「レメディーはビタミンK2シロップの代わりになる」との内容の主張を続け

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    t_thor 2010/12/25
  • アピタル_がんとともに_がんの免疫療法 高額なのに効果未知数

    がんの免疫療法 高額なのに効果未知数  [10/11/16] 体に備わっている免疫の仕組みを利用してがんを攻撃する免疫療法の研究が進められている。手術や抗がん剤、放射線に次ぐ「第4の治療法」と期待され、やインターネットで効果を宣伝しているクリニックもある。しかし有効だと裏づけられた療法は、日にはまだない。(岡崎明子、福島慎吾) ■「ひょっとしたら」と望み 埼玉県の看護師の女性は2008年3月、検診で胃に異常が見つかった。進行の速いスキルス胃がんだとわかったのは、その3カ月後だった。 県内の病院で手術することになり、事前に抗がん剤治療を受けた。しかし、がんが進行して、10月に転移が見つかったため、手術するのが難しくなった。翌年の4月末まで抗がん剤を変えながら治療を続けたが、がんは抑えられず、主治医からは「もう手だてがない」と伝えられた。 ●1ヶ月600万円 インターネットなどで情

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    t_thor 2010/11/16
  • aサロン_科学面にようこそ_レアアース 魔法生み出す電子の空席

    東京科学医療グループ・小宮山亮磨 ハイテク産業に欠かせないレアアース(希土類)。少し混ぜると金属の磁力が強くなるといった魔法のような性質は、他の元素とは違う奇妙な原子の構造に秘密があった。安く採れる鉱床がある中国が産出をほぼ独占しているが、その採掘方法は強引で、環境への悪影響が心配されている。 ◇レアアース 磁力や光出す力 ハイブリッド車や携帯電話の振動用のモーター、コンピューターのハードディスクに使われる磁石。テレビや照明、光ファイバー通信……。 多くのハイテク機器に使われるレアアース。磁石材料になるネオジムなど「ランタノイド」と呼ばれる15種類に、スカンジウムとイットリウムを加えた17種類の元素の総称だ。「希(まれ)(レア)」にしか見つからない元素、との意味で名付けられた。 性能を高めるのに重宝される性質は、「磁石の力」と「光を出す力」のどちらかに関係している。 「どちらの力も、レアア

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    t_thor 2010/11/09
  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシーを巡る問題(その7) 家族が信奉者、どう向き合えば?

    先日のことです。私たちホメオパシー取材に関わる記者に、1人の女性から相談がありました。 その女性の息子さんのお嫁さんがホメオパシーを信奉し、お孫さんが病気になっても病院に連れて行かず、薬も与えない、困っている、という相談でした。お孫さんはまだ、小学生に上がる前だということで、大変ご心配の様子でした。 お嫁さんは出産時、助産院でホメオパシーを教えられ、信じ込んだようです。少なくとも普通の医療は受け入れるように勧めても、受け入れてくれない。どこに相談に行けば、対処の方法を教えてくれるのだろう、とおっしゃっていました。 これまで報道してきたとおり、ホメオパシーを信奉する余り現代医療を拒否し続けた人や、同様に現代医療を否定した人のお子さんに、死亡をも含む健康被害が出ています。ご心配はごもっともだと感じました。 どこに相談にいけばいいのか、少しでも助言できればよかったな、と思います。ですが、残念なが

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    t_thor 2010/10/01
  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシーを巡る問題(その6)  「思いこみ薬」という判断力

    同僚の岡崎記者と私の署名で、9月2日の朝日新聞朝刊に記事が載りました。「保健室でホメオパシー」です。公教育の場で、少なくとも「科学的根拠が示されていない」民間療法が実践されることは、生徒にとって誤解を生む教育になっているのでは、という問題提起として書いたものです。 この記事の取材、執筆でも、皆さまからお寄せ頂いたメールの情報やブログのコメントが、大きな力となりました。改めて感謝の意をお伝えいたします。 ネット上では、この問題が数年前から指摘されていました。様々な現場にいらっしゃる方々が発信する情報は、非常に真に迫ったものも多く、重要だと思います。一方、現場や関係者の方々にお話をうかがい、事実確認をしたり、さらなる事実の発掘をしたりすることが私たちの仕事です。 高い問題意識を持った方々のネットなどでの発信と、私たちの職業上の機能をうまくあわせることで、社会により有益な情報を発信していけるので

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    t_thor 2010/09/03
  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシーを巡る問題(その5) 普及団体に最低限の社会責任を

    皆さま。日頃のご関心とご助言、ご批判に感謝しております。 日学術会議を筆頭に、各団体によるホメオパシーへの問題提起が相次いできました。岡崎記者とともに25日の朝刊で、その背景まで含めて詳報できたのは、情報をメールでお送り頂いた皆さま、書き込みを頂いた皆さま、そして、もっと多くの関心を持ち続けてこられた皆さまのおかげに、ほかなりません。改めて感謝の念を伝えさせて頂きます。 【朝日新聞の一連の記事・記者ブログはこちらからご覧いただけます】 さて、日学術会議(会長談話のPDF)。ホメオパシーが科学的には「効果がない」ことを、公共性が極めて高い機関としては初めて、宣言したという意味で、大変意義があったと思います。特に、ホメオパシーをまだよく知らない多くの方々に、「頼ることで、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性」を指摘し、注意を促した点は大きいと思います。 ただ、会長談話には多少、残念に

  • アピタル_患者の語り 医療者の気づき/DIPEx_ホメオパシーはなぜ女性に人気なのか

    8月24日に日学術会議がホメオパシーの効果を完全否定する会長談話を発表してから、日医師会、日医学会、日助産師会、日薬剤師会といった専門家団体が、相次いでそれぞれの会員に対し、治療でホメオパシーを使わないように勧告を出しています。 早速「健康と病いの語りデータベース」に掲載されている語りの中に、ホメオパシーに関する言及があるかどうかを調べてみました。現在「補完代替療法」というトピックがあるのは、「乳がんの語り」のページだけなのですが、その中に1人だけホメオパシーという言葉を使っている人がいました。それはご自身が試している補完代替療法の一つとして、「シュタイナー医学」や健康茶などと並べて名前を挙げたもので、実際にそれについて効果があった、というような言及はありません。手術を受けてから3年目で全身に転移があり、抗がん剤、ホルモン療法、転移部への放射線治療、痛みの緩和治療など、さまざまな

  • t_thor
    t_thor 2010/08/25
  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシーを巡る問題(その4) 赤ちゃんは治療法を選べない

    ホメオパシー巡る第4弾 赤ちゃんは治療法を選べない  [10/08/12] 東京社科学医療グループ  岡崎明子 みなさん、長野剛記者のブログにたくさんのコメントをありがとうございます。 8月5日付の朝刊「『ホメオパシー』トラブルも 日助産師会が実態調査」の記事と、 11日付の朝刊「代替療法ホメオパシー利用者、複数死亡例 通常医療拒む」の記事を長野記者と一緒に取材した岡崎明子です。 「助産師の間でホメオパシーが広がっている」 そんな話を聞いたのは、代替補完医療の科学的根拠について研究しているある大学の先生との雑談でした。山口市の助産師の訴訟については知っていましたが、それは特異なケースだと思っていました。 助産師がかかわる「自然なお産」は、ちょっとしたブームです。 会陰切開をしない、ベッドの上にこだわらず、自分の望んだスタイルで産む―― 雑誌で特集されたり、芸能人がインタビューに

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    t_thor 2010/08/12
  • アピタル_こちらアピタルです。_第3弾「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」

    第3弾「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」  [10/08/08] 東京社科学医療グループ  長野 剛 初回のエントリー 「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」、前回のエントリー続「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」に、当にたくさんのコメントを寄せていただきました。ありがとうございます。私にとっても、寄せられたコメントは、とてもためになっています。 さて、私自身は、ホメオパシーのレメディー自体に、なんらかの効果があるとは思っていません。それは、記事にも紹介した2005年のランセットの論文や、その他のホメオパシー研究を集めて検証した論文が、妥当で説得力のあるものだと思っているからです。それは「効果がない」ことの検証になっています。 もう一つ、理由があります。「効果がない」ことの検証ではありませんが、「効くわけ無い」という理屈です。 いい例があります。どこかで見たのですが、「水道水は最

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    t_thor 2010/08/08