ニュースを見ていて、前々から気になる日本語の使い方。 「就航」という言葉は、文字通り、「航路」に「就く」ことです。 最近では、「○○と××を結ぶ△△便が就航しました」というような言い方を耳にすることが多くなりました。 「就航」というのは、飛行機や船の機体が、その航路を初めて運行されるときに使う言葉で、「○○と××を結ぶ」という時には、「路線が開設された」という表現の方が正しいのです。 まぁ、航空会社が、路線開設の時に必ず「就航」とつかっていて、その一番機のセレモニーでは看板に必ず「就航」と書いてあるので、原稿を書く記者もそのまま使ってしまうのでしょうが…。 サンフランシスコでの飛行機事故で、ニュースの中の表現として「就航」の誤用を耳にして、ずっと気になっていたことを書いてみました。 日本語は変わりゆくものとはわかっているのですが、日本語は表意文字であるだけに、漢字の持つ意味に逆らってまで間