男子ゴルフのタイガー・ウッズ(38)は8月10日に閉幕した今季メジャー最終戦、全米プロ選手権を117位で予選落ちした。1996年のプロデビュー以来、メジャーで4度目、ツアー全体を通じて12度目の予選落ちだった。前週のブリヂストン招待で3月の手術箇所と違う腰の痛みで途中棄権。欠場が噂される中での強行出場だったが、ミスが多く、復活を印象づけるどころか、権威をさらに失墜させるだけに終わった。来年12月には40歳を迎える。40歳を越えてもメジャー制覇した選手は多いが、最多勝(82勝)に3勝、メジャー最多勝(18勝)に4勝のタイガーは記録を更新できるのか。今のタイガーが輝きを取り戻せないのには致命的な欠陥がある。それは…。 全米プロ開幕を翌日に控えた6日、メジャー18勝を挙げるジャック・ニクラウスが設計した全米プロの舞台、バルハラGCにタイガーが突如現れ、観衆の大歓声を受けた。「きのう(5日)午後