『深夜食堂』(しんやしょくどう)は、安倍夜郎の原作・作画による漫画である[2]。これを原作として、テレビドラマ、ミュージカル、演劇、朗読劇並びに映画も製作された[3][4][5]。 新宿ゴールデン街の片隅に小さな“めしや”がある[2][6][7][8]。人は深夜食堂と呼ぶ。営業時間は深夜0時から朝7時ごろまで、メニューは豚汁定食にビール・焼酎・酒だけ[9][10]。あとは注文があれば、できるものなら作る[9]。その街で生きる人、訪れる人、様々な人々がこの店に集い、心を満たしていく物語[2]。 安倍夜郎は、『ビッグコミックオリジナル』の編集者から同誌には売れ筋となる医療と食を主題とする連載が無いため、そのいずれかを描かないか薦められ、食を選んだという[11][12]。物語の設定は、桂雀三郎の『やぐら行進曲』からヒントを得、マスターの語り口で物語が展開する手法は、デイモン・ラニアンの『ブロード