大量の書籍を電子化(スキャン)し、全文を対象に利用者が検索できるなど、作品を対象にした新しい検索サービスを始めやすくするため、文化庁は、著作権法を改正する方針を固めた。作家ら著作権者に不利益がほとんど生じないよう留意しつつ、著作物の電子化や配信を許諾なしにできる範囲を広げる。 書籍の全文検索サ…
昨年読んだ漫画の中でも最も心に響いた作品のひとつに、上野顯太觔氏の「さよならもいわずに」がある。 さよならもいわずに (ビームコミックス) 作者: 上野顕太郎出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2010/07/24メディア: コミック購入: 24人 クリック: 450回この商品を含むブログ (121件) を見る自分はTBSラジオのDigで大根仁氏が紹介していたのを聞いて読んだ作品だ。 昨年末の各種マンガランキングで上位に入っていた作品なので、ご存じの方も多いと思う。 まだ読んでいない方には是非読んで欲しいと思うのだが、できれば紙の本で読んだ方が良いと思う。 実は昨日、角川書店の電子書籍販売サービスのBOOK WALKERで、この作品の電子書籍版が発売された。 さよならもいわずに 電子書籍-BOOK☆WALKER- http://blog.bookwalker.jp/?p=2709
書籍の電子化でどの出版社も頭を悩ませる問題の1つに違法コピー対策が挙げられる。いわゆるDRMの問題だ。Amazon Kindleや楽天Koboなど、並み居る大手電子書店も、扱う書籍のほとんどは何らかのコピー対策がほどこされている。 そうした中、自社の専門書をDRMフリーの電子書籍で販売開始したのが明治図書出版。創業100年以上の歴史を持つ老舗出版社の取り組みを、同社で電子書籍事業を担当する花田昌之氏に聞いた。 明治図書出版の歩み ―― 御社は教育関連分野で100年以上の歴史を持つ老舗出版社ですが、最初に明治図書出版の歴史を簡単にご紹介いただけますか。 花田 弊社は創業が明治45年(1912年)ということで、今年で創業102年になります。学校教員向けの「教育書」と、児童・学生向けの「学習教材」の2つを扱っています。 ―― 教育書は教科書や学習教材と呼ばれるような書籍とはまた異なるものなのです
電子書籍にも「出版権」を認め、著作者と契約を結んだ出版社やネット事業者などが海賊版の差し止めを行えるようにする改正著作権法が4月25日、参議院本会議で可決・成立した。来年1月に施行する。 これまで紙媒体による出版物のみを対象としていた出版権を電子書籍にも適用。著作権者は従来の出版物に加え、CD-ROMなどによる頒布や「記録媒体に記録された著作物の複製物を用いてインターネット送信を行う」者に対し出版権契約を結ぶことができ、ネット事業者が出版権を結ぶことも可能になっている。 契約した出版権者は、CD-ROMなどの記録媒体やインターネット送信で著作物を公開する権利を独占的に持ち、自ら海賊版などの差し止め請求が可能になる。紙と同様、出版権者は著作権者が著作物を引き渡してから6カ月以内に電子出版する義務も定めた。 現行法では、デジタル海賊版による著作権侵害に関しては著作者本人のみが対抗でき、出版社に
インターネットで増加している電子書籍の海賊版について、出版社が差し止め請求できるようにするため、文化庁の審議会は電子書籍にも「出版権」を設ける方針をまとめました。 文化庁の文化審議会は電子書籍を違法にコピーし、インターネットで配信する「海賊版」の対策について、作家や出版社の代表などを交えて検討を進めてきました。 今の著作権法では紙の出版物については出版権があり、出版社が海賊版の差し止めを請求することができますが、電子書籍には出版権が設けられていないため、作家や漫画家などが自分で海賊版対策を行う必要がありました。 審議会はことし5月からの検討の結果、5日に中間報告をまとめ、著作権法を改正して電子書籍にも出版権を設ける方針を示しました。 審議会の委員の1人で知的財産権が専門の日本大学の土肥一史教授は「出版社が海賊版の差し止めを求められるようになることで作者の権利が守られ、電子書籍の普及につなが
インターネット図書館「青空文庫」の創設者であり、呼びかけ人である富田倫生(とみたみちお)さんが、本日(16日)の午後12時8分に亡くなられました。 富田さんは、パソコン関係の書籍や宇宙開発の書籍などの著述業のほか、電子書籍の可能性にいち早く気づかれ、インターネット図書館「青空文庫」を他の呼びかけ人の方々と共に創設運営してきました。著作権延長問題でも反対の立場を明確にして闘ってきた闘士でもあります。そして長年に亘って病とも闘ってこられました。 富田さんは、昨年の電子書籍エキスポの会場で何時にも増して青空文庫の歴史と存在意義、そして著作権問題について熱く訴えて居られました。とても闘病中とは思えない何時もの熱気を感じて、何だか安堵したものです。 それが突然の訃報。始まりは何時も突然……と申しますが、本当に突然過ぎです。 「エキスパンドブックの二十歳のお祝いをやろう」と電子書籍エキスポの会場で話し
先日、自炊業者が逮捕されて、自炊業界に震撼が走りました。 「銀魂」45冊など複製、「自炊」代行業者逮捕 著作権法違反容疑 しかし、実態が、自炊業者ではなく、会員登録してくれたら、漫画あげるよというただの、違法コピー配布だったみたいです。社長は25歳の人ですね。 節子、それ、自炊ちゃう!ただの違法コピーや! http://ameblo.jp/50scanner/ http://www.fifsca.com/ ベルセルクやハンターハンターもくれるみたいです。 極めつけは、大人買いサービスという、「もう本とか送ってくれなくていいから、データだけ売るよ!」というアヴァンギャルドすぎるサービスまでやっています。すでに自炊ではない。。。 香ばしすぎて吹きました。どうも50円~で自炊代行してくれるみたいです。しかも、システマティックなbookscanと違い、メールベースとフォームベースを活用したの完全人
漫画などを不正に複製して電子データを販売したとして、長崎県警は1日、著作権法違反(譲渡権侵害)容疑で書籍の電子化代行業、藤野真容疑者(25)=神奈川県座間市相模が丘=を逮捕した。書籍を細断し、スキャナーで電子化する「自炊」を代行する業者の逮捕は極めて異例。 県警によると、藤野容疑者は黙秘している。 逮捕容疑は、漫画「銀魂」1~45巻などを作者の許可なく複製して電子データをDVDに記録し、1月22日、自身が運営するサイトを通じて注文した東京都の40代の男性会社員に代金1万円で販売した疑い。 サイトの商品一覧には計85作品があり、県警は他の作品でも自炊を代行していたとみて調べている。 出版社で構成する一般社団法人日本書籍出版協会(東京都)の川又民男調査部副部長は「自炊代行業者の逮捕は聞いたことがなく、驚いた」と話している。
電子書籍取次のメディアドゥは4月22日、佐藤秀峰氏のマンガ「ブラックジャックによろしく」の電子書籍配信にあたり、二次利用規約を一部守っておらず「関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけした」と謝罪した。 もともとは作者の佐藤秀峰氏がTwitterで、「事後報告をいただいていなかったので知らなかったけど、LINEマンガなどでも『ブラックジャックによろしく』が無料配布されている模様」とツイートしたのがきっかけ。佐藤氏によると、LINEマンガだけでなくソフトバンクや紀伊國屋書店をはじめ「10サイトで無断配信されていたことが判明」したとのこと。 「ブラよろ」は二次利用フリーとして配布されているが、その際には必ず「タイトルと著作者名を表示」を行うこと、また二次利用を行った際は必ず「事後報告」を行うことが義務づけられている。今回のケースでは一部それが守られていなかったのが問題となった。 ツイートの後、佐藤
紙の本を裁断してスキャナーで読み取り、自前の電子書籍を作る「自炊」の代行業は、著作権法で認められている私的複製にあたらないとして、作家の東野圭吾さん、漫画家の弘兼憲史さんらが代行業者を相手取り、営業差し止めを求める訴訟を起こすことが、19日わかった。 きょう20日の提訴後、都内で記者会見する。 著作権法では、個人が自分で使う目的でコピーする私的複製が認められており、「自炊」自体は合法。しかし、代行業者は客の依頼を受け、1冊100円前後の低料金で、大量の紙の本を電子化している。作家側は、複製者と使用者が異なるため私的複製と言えず、電子データがインターネット上に出回るなどして著作権を侵害される可能性が高いと主張している。
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